僕にはセフレがいる。彼女の名前は坂本七海。一昨年高校を卒業して、大学進学と同時に風俗の世界へ足を踏み入れたらしい。ルックス、スタイル共に抜群な上、愛嬌満点でサービス精神旺盛な彼女はあっと言う間に勤務先の看板嬢となった。風俗雑誌の表紙を飾ったこともあるし、その気になればネットの至る所で彼女のグラビアを見つけることが出来るはずだ。
ある日のことだった。以前から気になっていたイメクラ店にフリーでブラリと立ち寄った時に、店内で彼女の写真を見つけた。瞬時に釘付けになった。これ以上ないくらいの素敵な女の子だった。写真の下の紹介文には『当店の看板娘。人気抜群!予約必須!』と書いてあった。『今度来る時は絶対予約するぞ』と心に決め、他の女の子の写真に目をやろうとした時だった。
「七海ちゃんね、今ご案内できますよ」
通常なら予約必須の子なのだが、たまたま予約客が急用か何かでドタキャンしたらしい。単なる店員の営業トークなのか、あるいは本当にキャンセル待ちで僕の視線が彼女の写真に釘付けになったのを目敏く見抜いたのかは置いておいて、僕は迷わず彼女を写真指名したのだった。その後、実物と会って完全に彼女に惚れ込んでしまった僕は、週に1度の頻度で店に通うようになり、それが2ヶ月ぐらい続いた。その頃にはかなり親密になっていた。後で本人から聞いたのだが、僕のような男が『人間的に』好きらしい。
「先生、なんでこの格好だめなの?」
少しだけ唇を尖らせて、セーラー服姿の七海が抗議をする。生活指導プレイである。
「お前のスカートは短すぎるんだ」
「えー、でも可愛いでしょ?」
彼女はそう言ってスカートの裾をチラリと捲った。あまりにも魅惑的な太ももに目を奪われる。
「可愛いのは認めるが、校則は守らないとダメだぞ」
「ふーん」
不満そうな声。すると彼女はいきなり僕の前で胸の谷間を見せびらかすように前屈みになった。いきなりの攻撃に僕はタジタジになった。
「お、おい…」
「ねえ、先生」
吐息がかかるくらいの距離に彼女の顔が迫ってきた。目が細められ、口元が妖しく歪んでいる。実に妖艶な女子高生である。
「先生ってさ、授業中、いつもあたしのこと見てるでしょ」
「み、見てなんかないぞ」
彼女の言葉に意味もなく慌ててしまった。そんな僕を彼女はクスリと笑った。
「階段の下であたしのスカートの中、覗いたでしょ?知ってるんだよ」
「バカを言うな」
彼女の腕がスッと伸びて僕の首にまとわりつく。艶のある大人の顔になっていて、ドキリとする。
「エッチな先生と話してたら…濡れちゃった。今、アソコ、グチョグチョだよ」
いつの間にか僕の股間を彼女の手がまさぐっている。気持ちいい。僕のモノはギンギンに屹立していて理性が効かなくなってきた。
「先生、あたしとエッチしたいんでしょ?犯したい?」
ズボンが下ろされ、彼女は僕のモノを口に含んだ。固くなった僕のモノを愛おしそうにペロペロと舐める。ネットリと生温かい唾が絡む。
「んふぅ…先生の…おっきいね」
「おぉ」
「入れたいんでしょ?あたしのアソコに」
「ふ、ふざけるのは止めなさい」
僕のヤワな抵抗を嘲笑うかのように、彼女のフェラが激しくなってゆく。
「ほらっ…こんなに固くして…熱いよ」
彼女のテクニックに敵うはずもなかった。
「い…イキそうだ」
「イッて…先生!…出して!!!」
僕は彼女の制服に射精してしまった。全身の力が一気に抜ける。
「あーあ」
「ごめん」
「大丈夫だよ。クリーニング出すだけだし。それよりも…」
「それよりも?」
七海はパンティを脱いで股を開いた。
「気持ちよくしてあげたんだからご褒美ちょうだい、先生」
僕は再び力を取り戻し、彼女に覆い被さった。彼女とのプレイはいつも最高に興奮した。
そんなある日、彼女から思わぬ話が飛び出した。
「ねえ、シンちゃん」
彼女は僕のことを『シンちゃん』と呼ぶ。甘えた声だったので、何か欲しい物でもあるのだろうかと勘ぐると、彼女は優しく微笑んでから声を潜めて言った。
「今度お店の外で会わない?」
店外の誘いはもちろん初めてだった。
「すごく嬉しいけど、いきなりだね。どうしたの?」
その時僕達は裸で抱き合っていたと思う。彼女の温もりが心地よかった。
「えーとね、『エッチの相性』が抜群だから…かな」
「『エッチの相性』?」
「そう。だから…カレシとかじゃなくて…セフレ?」
「せ…セフレ」
「うん。シンちゃんなら大丈夫。セフレなシンちゃんにお願いしたいことがあるの」
彼女の言葉が信じられなかった。相手が超人気の風俗嬢じゃなかったら、ここまでテンパることもなかっただろう。喉がカラカラになった。そんな僕の様子を彼女は面白そうに眺めていた。彼女が話を進めようとしないので僕が促す格好になった。完全に彼女のペースである。
「で…お願いって?」
「手伝って欲しいの」
「何を?」
「イメージプレイの練習」
七海は悪戯っ子のように笑った。
「イメージプレイ?イメクラの?」
話の展開が読めずに僕はおろおろするばかりだった。
「そうだよ。あたしね、イメージプレイがうまくできなくて」
今までの彼女とのプレイ内容に文句はなかった。文句どころか、非を見つけることすらできないくらい、彼女のサービスは最高だった。
「信じられないな。僕はいつも大満足だったよ」
「うーん、でもね、自分で納得できないんだ。苦手なプレイもあるし」
こう言われてしまうと僕には何も言えない。
「で、どうやって手伝うの?」
「簡単だよ」
こうしてイメクラ嬢のセフレとイメージプレイの練習をすることになった。あまりに現実味のない夢のような展開に僕はむしろ不安を感じたほどだった。
翌日、さっそく練習をすることになった。場所は彼女の風俗店のすぐ近くのラブホテルである。彼女にとっていろいろと都合が良いらしい。
「シンちゃん、ありがとう」
「とんでもない」
ズラリと並ぶラブホテルの中から、彼女は迷うことなく、あるラブホテルを選択した。南の楽園を連想させる洒落たホテルだった。
「高いけど、綺麗で便利だよ」
ホテル代は彼女持ちなので異論の余地はない。華やかなエントランスを抜けて受付に行き、部屋を選んで鍵をもらう。この時点で急に心配になってきた。
(そもそも、こんなに美味しい話があるだろうか)
昨日からずっと思い悩んでいることが今頃になって急浮上してきた。誰かが七海を使って僕を騙そうとしているのではないか。部屋に着いたら大勢の男に取り囲まれて恐喝されるのではないか。いくら彼女の常連とは言え、風俗界のアイドルのような女性が『イメージプレイの練習相手をして欲しい』なんて言うだろうか。
「どうしたの?」
呆然としている僕の様子を心配そうに彼女がジッと見つめる。
「い、いや…」
意を決して歩き出す。緊張して視界が一気に狭くなる。エレベーターに乗る。心臓が痛い。エレベーターのドアが開く。彼女が先に降りる。情けないくらいオドオドして彼女についてゆく。
「ここね」
301というプレートを確認した。角部屋のようだ。オレンジ色に統一された、広々と清潔感のある部屋だった。モダンな内装と控えめな照明。心配していたシチュエーションとはかけ離れた幸せ一杯の空間だった。ホッとする気持ちと根強く残る警戒感が入り交じった変な気分だった。
「き、綺麗だね」
僕がどもると彼女は可笑しそうに笑った。
「どうしたの?ラブホ初めてじゃないでしょ?」
彼女の屈託のない笑み。それを見て幾分落ち着いた。
「シンちゃん、今日は痴漢プレイね」
彼女は持ってきた紙袋の中から、セーラー服とOLスーツを取りだした。緊張していたせいか、彼女が荷物を持っていることすら気付かなかった。
「本物?」
「違うよ。練習用に買ったの」
感心しながら、僕は制服を手に取った。良くできている。
「どっちがいい?」
彼女は満面の笑顔を浮かべ、とても楽しそうだった。一方、僕の股間は既に熱くなっていた。こんなに可愛い女の子とイメクラごっこが出来るのだ。やることはいつもと変わらないかもしれないが、彼女とプライベートな時間を共有していると思うと、幸福感は雲泥の差である。
「うーん、女子高生とOLならシチュエーションも違うし、リアクションも違うだろうから両方とも練習したらいいんじゃないかな」
「そうだね。賛成!」
彼女は嬉しそうに微笑んだ。僕にしても両方のシチュエーションを楽しめるので嬉しい。
「じゃあ、まず女子高生になろうかな。慣れてるし」
一昨年まで女子高生だった彼女は全く違和感なく女子高生に変身した。コスプレ用の学生服なので本物よりも若干刺激強めである。
「スカート短すぎじゃない?」
「またそれ?そうでもないよ」
「相変わらずエッチな脚してるね、七海は」
脚フェチな僕にはたまらない美脚だった。
「じゃあ、…お願いします」
七海は恥ずかしそうに頬を赤らめて上目遣いでこちらを見てから、くるりと僕に背を向けた。後ろ姿のあまりのエロさにゴクリを唾を飲み込む。痴漢プレイの開始である。
生地の薄いスカート越しに七海のお尻をさする。ビクッビクッと感度の良い反応が返ってくる。目の前の壁はミラーになっていて、彼女の淫靡な姿を鮮明に映しだしている。それが彼女の羞恥心と僕の興奮を高めている。
「うん、ふぅ…」
尻を撫でているだけなのに彼女の身体は火照り、既に臨戦態勢になっている。いつの間にか淫らに腰が動き、ホッソリとした色白の長い脚がガクガクと震えている。
「感じてるのか?んっ?」
ちょっとだけ悪ノリして彼女の耳元で囁く。彼女はプルプルと首を振る。
「違います!やめてください!」
彼女は押し殺したような声で小さく抵抗するが、それが余計にそそる。後ろからスカートを少しだけ捲るとすぐにピンクのパンティが露わになる。キュッと締まった美尻を手のひらで包むように持ち上げる。
「あっ!」
背中が反り、バランスを崩す。彼女の身体に密着し、今度はスカートの前部を捲る。ミラーにピンクのパンティが映る。
「いやぁ…」
恥部を露わにされて屈辱の表情を浮かべる彼女。僕の指は尻から太もも、そしてパンティの上を這い回り、パンティ越しにクリトリスの周辺を刺激し始める。
「やんっ…だめっ…」
太ももが強く閉じられて、内股で必死に耐えようとする彼女の尻の割れ目に僕のモノを擦りつけるようにして、軽くピストン運動をしてみる。小柄な彼女の身体はリズミカルに躍動する。
「もうっ!エッチ!」
今度は彼女のEカップの胸を楽しむ番だ。丁寧に上半身を剥いてゆき、ブラジャーのホックを外すと形の良い張りのある両胸がプルンとこぼれ落ちた。咄嗟に両手で隠そうとする彼女の手を押さえつけ、『気を付け』の体勢にする。彼女は恥ずかしそうにミラーに映る自分の姿から目を背ける。
「こっち向いて」
言われたとおりに彼女が僕の方に向き直ると、目の前でゆったりと息づくたわわな胸の谷間に顔を埋めた。
「んぅ!」
スベスベで柔らかな感触と甘い匂い。しばらく顔を埋めたまま楽しんだ。
「離れてください」
彼女が抵抗する。僕は顔を上げ、今度は両手で胸を弄ぶ。乳首を擦りながら彼女を見つめると、彼女は恥ずかしさのあまり俯いた。
「こんなになってるよ」
乳首を優しく口に含むと、声にならない悲鳴を上げ、彼女は唇を噛みしめた。
「あんっ…シンちゃん…もうおしまい」
ご褒美を途中で取り上げられたような気持ちで僕はベッドに倒れ込んだ。彼女も隣に寝ころんだ。
「どうだった?」
「良かったよ。すごく良かった」
「そんなに良かった?」
「うん。あれなら誰でも満足するよ」
軽くキスをして、彼女の胸を手のひらを包む。
「柔らかいな、本当に」
「ねえ、ちょっと休憩してOLもやろうよ」
だが、僕の興奮は収まらなかった。彼女のように、そう簡単には切り替えられない。ギンギンに屹立していて痛いくらいなのだ。
「シンちゃん、我慢できないの?」
僕の様子を察した彼女が艶めかしい表情を浮かべた。たまに見せる風俗嬢の顔だ。
「じゃあ、ヌイてあげる」
そう言って、僕のズボンを下ろし、僕のモノを口に含んだ。爆発寸前だった僕は彼女の絶妙なテクニックの前にあっけなく果て、彼女の口の中に射精してしまった。予想外のことに慌てた彼女はすぐにティッシュに吐いて、洗面台で口をゆすいだ。
「もうっ!バカッ!口内発射はオプション料金をいただきます!」
天にも昇る快感で呆然としている僕に抱きつきながら、彼女が冗談っぽく訴えた。彼女の温かい感触を得て、僕の股間は再び力を取り戻した。
「じゃあ、OLの服に着替えるね」
彼女が着替えるのを見ながら煙草を吸った。OL姿の彼女は予想通り魅力的だった。ストッキングも穿いている。
「今度はちょっぴり大人っぽく反応するからね」
「楽しみだな」
「あっ、部長、おはようございます」
「七海君、おはよう。同じ電車とは奇遇だね」
「はい。それにしても相変わらず凄い混み様ですね」
部長(僕)と部下(彼女)という構図である。もちろんシナリオなんて考えてないので、彼女のノリに合わせて雰囲気を盛り上げてゆくしかない。妄想する。ここは満員電車なのだ。そして部下の七海が傍に立っている。ミニスカートから伸びる美脚がエロ過ぎる。媚びるような腰つきと、無防備な胸の膨らみ。『甘い蜜』という形容がぴったりである。
彼女の背後に立って、ソロソロと腰に手を伸ばす。彼女の腰が妖しく揺れる。
「あんっ…部長ですか?今の」
ちょっと怒ったような顔で彼女が振り向く。
「違うよ。隣の男だよ」
「…そうですか」
また手を伸ばす。今度は大胆に尻をさする。小さく引き締まった美尻。スカート越しに彼女の敏感な反応が手のひらに伝わってくる。
「あっ…あんっ」
「どうしたのかね、七海君」
「誰かがお尻を撫でてるんです」
艶のある声で彼女が悶えている。
「部長…やめてください」
「違うと言ってるだろう」
「でも、あんっ!」
スカートをズリ上げる。抵抗虚しく、ピンクのパンティが露わになる。
「だめぇ」
「七海君、公共の場でなんという格好をしているんだ」
「でもぉ…そんなに擦らないでぇ」
背後から僕の手が彼女の無防備な股間を襲う。ストッキングを無理やり引き裂くと、丸い穴ができて、そこから色白な太ももが露わになった。スベスベの若い柔肌は真珠のように光り輝いて見える。
「やんっ!」
興奮して、ストッキングをビリビリ破ってゆく。穴だらけのストッキング姿は彼女の淫乱さを増幅した。
「部長ぉ…」
もはや言い訳ができる状況ではない。開き直る。
「七海君。前から君のことが気になっていたんだよ」
「でもぉ…こんな…」
「君が望んだんだろ?」
そう言って、ワイシャツのボタンを外して手を忍ばせる。すぐに柔らかな感触を見つけた。
「おっぱい…触らないで…あっ、そこは!」
「こんなにビンビンに立っているじゃないか」
「あぁ…変なこと言わないでください」
ワイシャツを脱がさないまま、両胸を弄び、乳首を摘む。
「くぅ…あふぅ」
「感じてるのかね?」
「止めてください。セクハラですっ!」
彼女の訴えを聞き流して、パンティの中へ指を潜り込ませる。
「あっ!そこはだめっ!」
「何がダメなんだい?こんなにグチョグチョに濡らして」
指に愛液がネットリとからみつく。クリトリスを擦ると、彼女は感極まったように背中を反らせた。
「もうっ…いやぁ…」
「もっと激しくしてあげよう」
「あっ!そんなにっ!だめっ!だめぇ!!!」
クチュクチュと淫靡な音が響く。彼女は自力では立っていられないくらい感じていた。
「部長…はぁ…はぁ…駅です…着きましたよ」
僕は指の力をさらに強めた。
「このまま客先へミーティングだ」
「あぁんっ!部長ぉ!」
愛液が溢れ出し、太ももを伝ってゆく。
「やはり僕の思ったとおりだ」
「な、何がですか?」
「君は淫乱女だってことだよ」
「ひどいっ!そんな言い方っ!」
「みんな見てるぞ、君のエッチな姿を」
彼女の顔が真っ赤に染まる。演技に入り込んでいるのは僕も彼女も同様だ。今、彼女は本当にみんなに見られているような気分で恥ずかしいのだろう。
「部長ぉ…イキ…イキそう…です」
「こんな所でイクのかい?」
「はぁ…ダメ…我慢できま…せん」
「ここでイッたら会社のみんなに言いふらすぞ」
「いやぁ…許してぇ…イクぅ…」
彼女は限界ギリギリだった。僕は最後の力を振り絞った。
「あぁぁぁ!!!イクッ!…っ!イクぅぅ!!!」
大きく仰け反った彼女を支えきれずに2人はベッドに倒れ込んだ。
「はぁ…はぁ…シンちゃん、大丈夫?」
「うん。七海は?」
「大丈夫。すっごい気持ちよかった。でもこんなに濡れちゃったら会社に行けません」
「じゃあ、今日は有給休暇だな」
僕は彼女の上に覆い被さった。
「エッチな部長さんね」
「君には負けるけどね」
すっかりその気になった僕らはそのまま健康的なエッチをした。
「とりあえず、痴漢プレイの練習は終わりかな」
「うん、シンちゃん、ありがとう」
「どういたしまして」
「まだまだ他にも練習したいんだけど、また相手になってくれる?」
「もちろん」
ホテルを出ると日が暮れそうだった。
「じゃあ、仕事行くね」
「頑張って」
彼女はそのまま仕事場へ向かい、僕は煙草に火を点けて駅へ向かって歩き出した。次は何のイメージプレイの練習だろうか。楽しみで仕方がない。
七海から携帯メールが来た。約束の時間に約束の場所へ行き、そのまま前回と同じラブホテルへ向かった。
「シンちゃん、ありがとう」
「とんでもない」
人気ナンバーワンの風俗嬢とイメクラごっこが出来るのだ。頭を下げたいのはこちらだ。ホテルの部屋に入ると、彼女が軽くキスしてくれた。
「今日はね、意地悪な先生と大人しい生徒にしよっか」
僕がリードしなくてはならない。簡単にストーリーを組み立てる。
「お前が風俗店で働いているのは知ってるんだぞ」
七海が意表をつかれたような顔になった。イメージプレイのコツは『恥ずかしがらないこと』だ。
「どうして…知ってるんですか?」
弱みを握られた可憐な美少女を演じる彼女の目は潤んでいた。
「さあな。そんなことはどうでもいいだろ?」
「先生、両親には言わないでください!」
「だめだ。親御さんには学校へ来てもらうぞ」
「そんなぁ…」
絶望に沈み、両手で顔を覆う彼女の肩に手を乗せる。
「なあ、七海」
「はい」
「取引しないか?」
「取引?」
「そうだ」
そう言って、僕は制服越しに彼女の両胸を鷲掴みにした。
「あんっ!何するんですか?」
慌てて僕の手を払いのける彼女は怯えた兎のようだ。
「セクハラですよ、今の」
少しだけ強気に出た彼女の意志を挫くように、今度はミニスカートを思いっきり捲りあげる。そしてすぐにパンティに手を伸ばした。
「やんっ!」
「どうする。君の態度次第では黙っていてもいいんだよ」
「そんな…ひどい」
パンティは僅かに湿り気を帯びている。空いた片手を腰にやり、グィとこちらへ引き寄せる。2人の視線が絡み合う。彼女は恥ずかしそうに顔を背けた。
「本当に内緒にしてもらえますか」
秘密を守る代わりに自分の教師に身体を許すという特異なシチュエーションに僕は酔っていた。気持ちが大きくなっている。
「そうだな。僕を満足させてくれればね」
「はぁんっ!」
彼女の喘ぎが心地よく鼓膜を刺激する。柔らかな胸の弾力を楽しみ、片手は片時も股間を離れない。
「先生っ!だめっ!」
パンティに手を入れると彼女は激しく抵抗した。それでも無理やりクリトリスを擦り続けると、彼女は諦めたように無抵抗になった。
「先生、痛くしないでくださいね」
今にも泣きそうな声で彼女が囁いた。僕は彼女をベッドに押し倒した。制服を脱がせ全裸にさせ、四つん這いの格好にさせる。
「こんな格好…恥ずかしい」
抑えきれない興奮を持て余しながら、蜜壺へ指を入れ、ゆっくりと掻き回す。
「ひぁぁ!!!」
悲鳴と背中が敏感に仰け反ったのがほぼ同時だった。
「いやぁ…激しいっ」
「こんなにグチョグチョに濡れてるぞ」
「そんなこと言わないでぇ!」
ビクンビクンと体中が感じているようだ。指の動きをさらに激しくすると、彼女は四つん這いの体勢を保てずに俯した。
「どうした?」
「はぁ…はぁ…」
「イッたのか?」
彼女の顔が赤くなった。
「イッてません!イッてなんかっ!」
「ムキになるところを見るとイッたんだろ」
「最低っ!」
僕は彼女の身体を仰向けにさせた。すでに僕のモノは固く屹立していた。
「入れるぞ、七海」
「えっ!?」
驚いたような彼女を無視して、ズンズンと挿入した。締まりのよい蜜壺の中は温かかった。
「いやぁ…お願い!抜いてください!」
彼女の必死の懇願が僕の興奮を高め、いつになく激しい腰使いになった。
「あっ!あっ!あんっ!」
これでもかと彼女を犯す。ピストン運動の合間に無理やり唇を奪う。
「酷い…先生」
「気持ちいいだろ?」
「…き、気持ち良くなんか…あふんっ!」
身体は演技出来ない。先生に犯される嫌がる女子生徒という役割を忘れたかのように、彼女の性器は悦びに溢れている。
「イクぞっ!」
「いやぁぁ!」
彼女の胸に射精して、僕は彼女の横に倒れ込んだ。
「フゥ…七海、どうだった?」
彼女はふて腐れた様子でそっぽを向いた。悔しさで唇を噛みしめている。
「約束は守ってくださいね」
「完璧だよ」
「そう?シンちゃんの演技もすごかったよ!」
「七海が本気だったから、ついその気になっちゃって」
「なんか興奮しちゃった」
「僕もだよ」
彼女はにっこり笑って僕にキスをしてくれた。そして上目遣いに言った。
「実はね、高校生の頃、毎日こんなことされてたの…身体をエッチされて」
「えっ?」
僕は驚いた。すると彼女はペロッと舌を出した。
「嘘だよー」
その戯け様があまりに可愛らしかった。抑えきれない衝動が込み上げた、再び彼女に覆い被さった。