「やめてくださいっ…お願い、触らないで…」
――ベッドに押し倒された瞬間、私の口から絞るように出た声。
「いいだろ?息子を助けたいんだろ」
「息子に手を出さないで…!だからって、こんなこと…!」
「こんなに濡れてんじゃねえかよ」
「ちがっ…違うの、そんなはずないのにっ…」
ぐちゅ、と奥深くまで突き入れられた瞬間、喉の奥から悲鳴とも喘ぎともつかない声が迸った。
「あぁっ……やだぁっ、抜いて…お願いだから…!」
「抜くわけねえだろ。締め付けて気持ちいいマンコだな」
「いっちゃ……いやぁっ……!夫にもこんなの…!」
「ほら、腰が勝手に動いてんじゃねえか。感じてんだろ?」
「ちが……ちがうのに……身体が、止まらない……っ」
シーツを握り潰す手とは裏腹に、下半身は彼の突き上げを受け入れてしまっていた。
「声出せよ、真由美。もっと喘げよ」
「んっあぁっ……だめぇ……聞かれたら……」
「誰も聞いちゃいねえ。素直にイけ!」
「あっ、あぁぁぁっ…!いやなのにっ……気持ち、いい…っ」
涙と汗で濡れた顔を覗き込まれ、唇を奪われる。必死に背をそらしたはずが、気づけば自分から舌を絡めていた。
「そうだ、その顔だ…完全に女の顔になってるぞ」
「やめ……あぁ……そんなこと言わないでぇ……」
「言えよ、気持ちいいって」
「いっ…てる……感じてるの、止まらないのぉっ!」
ドクドクと精が注ぎ込まれていく感覚に、頭が真っ白になった。
――なのに。
「さあ、舐めろ。綺麗にしろ」
「舐め……いやぁ……っ!」
「ほら噛むな、舌を使え」
「ん……ちゅ……れろ……あぁ……こんなの、汚いのに……」
「うまいじゃねえか。最初からしゃぶりたかったんだろ」
「ちがっ……でも……美味しい……っ」
己の言葉に胸が焼けるように熱くなる。
「もう一回だ。四つん這いになれ」
「ムリ……もう動けない……!」
「ムリじゃねえだろ、そのケツ見ろよ、欲しがってる」
「ちがう……でも……欲しいの……もっと……突いてぇっ!」
ドンッ、と腰を打ち付けられ、叫び声が途切れる。
「あっ、あああぁっ!奥――当たってるっ……やだ、イッちゃう!」
「イけよ、たっぷりイけ!」
「いやぁっ、もぉ…イクッ!イクッ……イッちゃうぅぅっ!」
溶けたように崩れ落ちながら、背中に汗が散った。
――気づけばもう、抵抗する言葉はなくなっていた。
「抱きしめろよ。自分から絡みつけ」
「うぅっ……やめないで……ねぇ、もっとしてぇ」
「どこが気持ちいいんだ?言ってみろ」
「おまんこ、っ……おまんこがいいのぉ!奥まで突いてぇ!」
「ほら、言えたじゃねえか」
「あなたの……若いちんこが欲しいの……お願い、もっと壊して……」
最後には自ら縋りつき、貪るようにキスを繰り返していた。
「真由美、完全に堕ちたな」
「……ええ、もう……やめられない……」
その時、母でも人妻でもなく、私はただの女として完全に覚醒してしまった。