新入社員直美の陵辱手記2

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新入社員直美の陵辱手記2
2021年07月02日 09時42分
ヌキ族

10分ほど歩いた。これだけ歩いても地下空間は終わらない。直美は人ごみを避けるように駅構内の外れへ向かっており、徐々に人影が疎らになってゆく。歩行に迷いがないので、何度も行ったことのある場所なのだろう。ふと、不安に駆られる。
・・・大丈夫だろうか
もしかして僕は罠に嵌められているのではないだろうか。辿り着く先にヤクザ者が待っているかもしれない。直美は餌で、それにノコノコついてきた男から現金を巻き上げるとか。彼女くらい美人で、美脚を晒しながら歩いていれば暇な男なら思わず後をつけたくなるだろう。彼女は僕が尾行しているなんて知る由もないが、もしこれが本当に単なる罠で、その罠に嵌った愚か者が僕だと彼女が知ったら目も当てられない。

そして・・・ついに直美の周りには誰もいなくなった。それでも直美は歩を緩めない。もう後戻りできない。彼女が気まぐれに振り返ったらそれでおしまい。何度も唾を飲み込み、及び腰になりながらも追跡を続ける。
カツン

ハイヒールの規則正しいリズムが何の前触れもなく止まった。通路の行き止まりがトイレになっていて、左に折れると地上への階段だ。ここまで来ると、満足に清掃が行き届いていない。腐臭はしないが、わずかに黴の匂い。何年も誰にも使われていないような見捨てられた領域。廃墟にいるような錯覚。重苦しいが、ピンと張り詰めた空気。ちょうど死角になる壁の突起があったので、そこに身を隠す。
「あの・・」
直美のか細い声。吹けば消えてしまいそうな弱々しい声だ。反応はない。僕の胸がドキドキと高鳴っている。人気のまったくない寂れた空間に美人がポツンと所在なげに立っている。ミニスカートから惜しげもなく美脚をさらし、巨乳の谷間で両手を組み、放置されている。
「・・・あの?」
「ふん」
不意に男子トイレから黒スーツの男が出てきた。身を乗り出していた僕はハッと身を引いた。見つかったらボコボコに殴られてしまうと直感で悟ったからだ。
「・・・あの、持ってきました」
「出せ」
低い声。一瞬しか観察出来なかったが、素人目にも高級だと分かるブランドスーツ。金髪で長身で痩せ型。勇気を出して、もう一度身を乗り出す。見つかったらおしまい。わずかな物音さえ許されない。膝が震えて止まらない。

直美は男に命じられるままにカバンの中から、封筒らしきものを取り出した。男は引っ手繰るように封筒を奪い、中身を確認する。遠目からでも分かった。札束のようだった。
「20万か」
「はい。もう・・・これで・・」
「足りないな」
冷たく言い放たれた言葉は僕の心臓を鷲づかみにした。なんという冷たい声だ。
「でも!」
「でも・・何だ?」
「これ以上・・無理です」
今までに何度も金を渡しているかのような言い方。何か弱みでも握られているのだろうか。
「無理なら、手はあるぞ」
「いやっ!」
いきなり胸を触られた直美は悲鳴を上げて後ずさりした。2人とも相手に集中していて僕の存在に気づきもしない。
「おいおい。俺は無理は言わない。金を払ってもらえればそれでいいんだ」
「あっ」
今度は尻を撫で上げられる。何人もの男を誘惑した美尻。ビクンと体全体が反応する。
「お願い・・」
「だったら金払えや!」
いきなり怒声。僕は耳を塞ぐ。こういう声は苦手なのだ。怖いのだ。
「な!金払えば許してやるって言ってるだろ?」
「あっ、あっ」
スカートを捲りあげられ、太ももが大胆に顕わになり、眩しい白いパンティが見え隠れする。膝を閉じ、悶える美脚がたまらない。男はしゃがんで下から直美の太ももを舐めるように擦る。直美は抵抗らしい抵抗もせず、されるがままだ。
「相変わらず、いい脚してるよな。お前ならいくらでも稼げるぞ」

その後、男は直美を連れて階段を上り、すぐ傍にあるラブホテルへ入っていった。この出口は利用したことがない。あたりを見回すと、ラブホテルが散見できる。やや遠めに風俗店らしい看板もあった。昼なのでとても静かだが、夜になれば華やかなネオンに照らされるのだろう。僕の知らない世界だ。このままここにいるわけにもいかないので、僕は諦めて再び階段を下り、会社へ戻ることにした。

直美は一体何をしたのだろう。あんな男に怒鳴られ、陵辱され、昼からホテルに連れ込まれ。今頃、素っ裸にされてアソコをグチョグチョにかき回されて、何度も犯されているのだろう。泣き声は誰の耳にも届かず、ただひたすらブランド男の慰み物になっているに違いない。そう思うと気が萎えた。会社に戻る途中で地下のラーメン屋に入り、不味い味噌ラーメンを食べた。嫉妬の気持ちが湧き上がる。間違いない、僕は直美に惚れているんだ。惚れた女がいろんな男に弱みを握られて陵辱されているのだ。

昼休みが終わった。モヤモヤとした気分のまま仕事に戻る。直美は休憩終了時間を30分ほど過ぎてからオフィスに戻ってきた。途端に同僚達の好奇の目に晒される。
「直美ちゃん」
自席に就こうとした彼女に斉藤が声をかける。直美は眉を顰める。セクハラ隊長の斉藤に声をかけられて嬉しいはずもない。斉藤はツカツカと直美に歩みより、無遠慮に尻を撫でる。
「あん」
その声を合図に、他の2人の同僚が立ち上がり斉藤の元へ集まった。何かが始まるようだ。上司の進藤はミーティング中で席を外している。進藤がいないと、このオフィスは無法地帯と化す。
「あのさ、面白いことしない?」
「え?」
3人の男に囲まれて椅子に腰を下ろすこともできず、直美は自分の運命を呪うかのように唇を噛み締める。
「これ」
斉藤が差し出したのは、折りたたみ式の黒い携帯電話だった。一体、誰のだろう。
「何をするんですか?」
直美の顔が恐怖に歪んでいる。昼休みの男の件と関係があるのだろうか?
「おい。抑えろ」
斉藤の一言で残りの2人が直美を羽交い絞めにした。
「あっ!ちょっと!」
部屋中のすべての視線が直美に注がれている。今度は何をされるんだろうと期待に満ちた視線だ。もがいても無駄だと悟った直美は大人しく項垂れた。為す術はないのだ。
「これを・・・」
斉藤は身動きの出来ない直美のスカートを捲り上げ、パンティの中に先ほどの黒い携帯電話を入れた。
「あっ!やめて!」
彼女の声を無視して、斉藤は念入りに携帯電話を仕込み、スカートを元通りに下ろした。
「いいか。絶対に外すなよ。外したらたっぷりとお仕置きしてやるからな」
まるで中学生の苛めだ。直美は観念したように目を瞑って、そのまま椅子に腰を下ろした。

「あの携帯、誰の?」
隣の池田に聞く。池田は首を捻った。
「知らん。良く分からん。それにしても直美ちゃん、可哀想だなー」
ふと、週末に目撃した情事を思い出したが、僕は頷いただけだった。

それから10分後。ピッという電子音とともにドアが開き、進藤が入ってきた。そしていつもと変わらぬ様子で窓際の自席に就く。
「あれっ?」
その声で僕と池田は目を合わせた。そうか、あれは進藤の携帯電話なのだ。会社で支給しているものではないので、おそらくプライベートの携帯電話。それが直美のパンティに仕込まれているのだ。これは酷い。
「おーい、誰か俺の携帯知らないか?」
何も知らない進藤は立ち上がり、部屋中を見回した。
「ここの充電器に差してあったんだけどな」
進藤以外は全員知っている。直美は俯いている。斉藤は彼女の様子を横目で確認して、手を挙げた。
「進藤さん、鳴らしてみたらどうです?」
「そうだな。お前、俺の番号知ってたよな」
「ええ」
「掛けてみてくれ」

ガタンと音がした。音のした方を見ると、直美が立っていた。涙目である。華奢な肩が細かく震えている。
「あの!」
「ん?どうした、相沢さん」
「あの・・・」
反射的に立ち上がったが、それ以上続けることが出来ない。自分のパンティの中にあるなんて言えない。
「進藤さん、掛けますよ!」
「あ、うん。頼む」
進藤は突然立ち上がった相沢が気になったのか、彼女の席へ歩いていった。すべて斉藤の思う壺だ。

ピッピッピッ・・・ピッピッピッ

進藤らしい、無機質な着信音が鳴る。それほど大きな音ではなかったが、部屋中が固唾を呑んでいる静かな状態だったので、全員が耳にしたはずだ。
「おっ、鳴ってるな。どこだろ?」
進藤はそのまま直美の席まで行った。
「相沢さん、どうした?さっき・・・」
「・・・いえ、何でも・・・ない・・・です」
携帯電話のバイブ機能が働いているのだろう。彼女はビクビクと体を震わせて、必死に堪えていた。目の前に進藤がいて、着信音が彼女のパンティから漏れている。気を緩めれば股間の刺激のままに喘ぎ声が出てしまう。まさに絶対絶命だ。
「この辺から聞こえてくるね」
「あっ・・・はい。・・・そうですね」
「顔色が悪いけど、大丈夫か?」
進藤は常日頃から斉藤達のセクハラに目を瞑っているが、根っからのワルではない。直美を今まで世話してきたのは彼で、直美にとって良き上司なのだ。彼の存在がなかったら、直美はもっと酷い目に遭っていただろう。直美もそれを自覚している。自覚しているからこそ、今の苦境を進藤には知られたくないのだ。恩人の携帯が自分のパンティの中に仕込まれているという事実を。
「大丈夫・・・です」

ピッピッピッ・・・ピッピッピッ

まだ鳴っている。直美は今にも泣き崩れそうだ。
「この辺なんだよな。どこだろう」
進藤は直美の周りに目を配る。直美は股間の刺激で声を漏らさないようにギュッと唇を噛み締めている。それは携帯電話が留守番応答するまで続いた。
「あっ、留守電になったか」
振動は舌打ちをした。
「斉藤、悪い、もう一回鳴らしてもらえるか?」
「了解です」
「あの、・・・すみません!」
「・・・っ、おい!相沢さん!」
限界だったようだ。直美は進藤を振り切って、オフィスを出て行ってしまった。

あっけにとられる進藤を他所に斉藤達が満足げにお互いの顔を見て含み笑いしていた。彼らにとって、彼女への陵辱が成功したことが何よりの喜びなのだ。
「大丈夫なのか、彼女は」
たまたま目が合った僕に進藤が問いただす。僕は衝動的に立ち上がった。
「ちょっと様子見てきましょうか」
進藤は頷いた。自分の携帯電話の行方よりも彼女の挙動の方が心配のようだった。

僕は正当な口実を得て、オフィスを出た。チャンスだ!何のチャンスなのかは分からない。昼休みの男のことを聞きたいが、彼女に聞くわけにもいかない。しかし、とにかくチャンスなのだ。彼女に注目し始めてから、僕は彼女に惚れてしまって、あわよくば彼女をモノにしたいと大それた欲望を抱くようになっていた。いや、モノに出来なくてもいい。彼女みたいな美女を思う存分陵辱したい!そのチャンスだ。みんなが彼女を陵辱しているんだ。僕だって・・・

部屋を出た僕はまず1Fの社員通用口へ行き、脇の管理人室でテレビを見ていた中年男に声をかけた。
「すみません!」
「ん?」
中年男は気だるそうにこちらを向いた。
「数分前くらいに女性は通りませんでしたか?」
「さあ?」
やる気なさそうに首を傾げる彼を見て瞬間的に頭に血が上る。
「おいっ!『さあ?』って何だ!ちゃんと仕事しろよ!」
そう言うと、中年男はニヤついた笑いを浮かべた。
「冗談ですよ。そんなに怒らなくてもいいじゃないですか」
「で、通ったのか?」
「えぇ。美人さんが1人ね。で、彼女が・・・」
僕は管理人の言葉を最後まで聞くことなく、ビルを飛び出した。

今は12月。もちろん寒い。上着を着てこなかった自分を呪いながら、あてもなく探し回った。白い息を吐きながら、オフィス街をひたすら走る。就業時間中なのでかなり静かだ。この辺はオフィスビルばかりで住宅もないし、学校もスーパーもない。たまに外回りらしきサラリーマンとすれ違う程度。これならすぐに見つけられそうなものだが、結局彼女の姿を目にすることはなかった。
「ちっ」
無意識に舌打ちが出る。せっかくのチャンスだったのに。僕は片側3車線の大通り沿いを歩きながら、半ばヤケクソになって煙草を咥えた。そして火を点けた瞬間、大通りの向こう側の公園らしき敷地の中に『彼女』を見つけた。

僕は煙草を投げ捨て踏みつけた勢いで、横断歩道のある交差点まで全力疾走した。青信号が点滅している。迷うことなく飛び出し、横断歩道を駆け抜けた。息が切れて心臓がバクバクと悲鳴を上げている。運動不足のせいで足がもつれそうになる。それでも走り続けた。

どんな顔で彼女の前に現れたのか分からない。きっと酷い顔をしていたと思う。とにかく追いついた。と言うか、小さな公園のベンチに座っていた彼女の元へ『辿り着いた』。
「え?田中さん?」
驚きの表情で直美は僕を凝視していた。呼吸が整わず、僕は思わず苦笑する。
「あの、大丈夫ですか?」
「はぁ・・・はぁ・大丈夫だよ」
これじゃあ、立場が逆だ。僕は気を取り直し、彼女の隣に腰を下ろした。
「ふぅ・・・やっと落ち着いたよ」
その言葉を最後に急に気まずい雰囲気になってしまった。彼女を探し当てたのは良いものの、その後の展開を全く考えていなかった。さっきまで、『これはチャンスなんだ!』と自分に言い聞かせていたのが信じられないくらいだ。
「あのさ、進藤さんが心配してたんで、探しに来たんだよ」
「そう・・・ですか」
急に寒気を感じ、僕はクシャミをした。そんな僕を見て直美は微笑んだ。2人とも上着を着ていない。
「寒いですね」
「そうだね。ちょっと喫茶店でも入ろうか」
2人は同時に立ち上がった。

良く見ると彼女は目を腫らしていた。きっと泣いていたのだろう。こうして向かいに座ると、彼女の体の線の細さに驚く。
「斉藤は本当にゴミみたいな奴だよな」
話題がなかったので、とりあえず口にしてみた。そんな斉藤を止めることが出来ない自分の情けなさ。
「大丈夫。もう慣れました」
目の前に置かれたコーヒーカップをじっと見つめ、直美が落ち着いた声で答える。
「今日、見てましたよね?」
「え?」
「お昼のこと」
カッと顔が熱くなる。昼休みの尾行はバレてたのか。どうやって知られたんだろう。しかし、ここで変に言い訳しても仕方がない。素直に認めることにした。
「うん。見てた」
「酷いです」
「ごめん」
「あの時みたいに助けて欲しかったな」
「あの時?」
「池田さんの時」
「ああ、あの時か」
週末の誰もいないオフィスで親友の池田が彼女の胸に顔を埋めていて・・。あの時、僕は咄嗟の機転で携帯電話を使って彼女を助けたのだ。あれがすべてのきっかけだったのかもしれない。
「あのさ、あの男は誰なの?お金借りてるの?」
「ごめんなさい」
あっけなく拒絶。彼女の真相に迫るならこのタイミングしかなかった。僕は彼女の真実へ永遠に『辿り着けない』と悟った。
「そっか」
「・・・あの、田中さん・・・」
「ん?」
「私、会社辞めます」
今まで辞めなかったのが不思議なくらいだ。
「寂しくなるな」
「そう言ってもらえるの、田中さんだけです」
入社以来、初めて見た彼女の偽りのない笑顔だった。

結局、何も聞けなかった。昼休みの男のこと、セクハラが始まった原因。今まで辞めずにセクハラに耐え続けた理由。何もかも分からなかった。僕達は黙りこくって喫茶店を出た。
「とりあえず、戻ろうか」
直美は首を振った。
「もう少しだけ一緒にいたいです」
「僕なんかと一緒にいてもつまらないよ」
「田中さんって・・・カッコいい」
冴えないサラリーマンの胸に社内一の美女が顔を埋めた。ふんわりと甘い香りが鼻をくすぐり、高品質の抱き枕を抱えたかのような心地よさ。目の前の大通りを車が忙しなく通り過ぎてゆく。こんなことはもう一生ないだろうなと思いつつ、僕は彼女の背中を優しく撫で続けた。

翌日から直美は出社しなくなった。進藤は部内に彼女の辞職の件を通知した。さすがの斉藤達も決まり悪そうに身を縮め、いつ自分達がセクハラで訴えられるか戦々恐々としていた。池田は僕からいろいろと聞き出そうとしたが、僕は「探したけど見つからなかったんだよ」と答えただけだった。

新入社員直美が辞職して、部内は活気を失った。精神的にも業務的にも彼女の存在は大きかった。雑務を一身に担っていた彼女が抜け、その分の穴埋めが大変だった。1週間後に彼女の代わりの女性が配属されたが、直美とは比べようもない人だった。

半年後。昼休みに駅地下を歩いていると、直美らしき女性が遠くを歩いていた。後ろ姿では判断できなかったが、美脚、歩き方、髪型すべてが彼女であることを物語っていた。僕は早歩きで彼女に近づいていった。何を期待していたのか分からないが、とにかく彼女の元へ『辿り着きたかった』。息を切らして距離を縮め、そしてもう少しという所で、彼女は急に立ち止まった。ハッと顔を上げると、そこにはホスト風の長身の男がいた。彼女はその男に抱きつきてキスをした後、改札口へ向かって2人並んで歩き出した。僕はその光景を絶望的な眼差しで見送った。

と、彼女がこちらを振り返った。

・・・全くの別人だった。

一気に全身の力が抜けた。そうだよな、こんなところで歩いているわけがない。それにあんな男とキスするわけがない。僕は無性に嬉しくなってその勢いで駅地下のラーメン屋へ寄った。以前、直美を尾行した帰りに寄ったラーメン屋だった。妙なテンションで割り箸を手にしたが、やっぱりその店の味噌ラーメンは不味かった。

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