してあげたい

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アダルトな読み物のお部屋

してあげたい
2021年07月08日 10時35分
S-CUBIC
DUGA

彼と会うのは今日が初めて。
 初めて会った印象は、優しそうな人だなぁ、と思った。
 今までネットで知り合った人と何人か会ったけど、あまり第一印象の善し悪しは関係なかった。けれども私も智広も照れくさそうに顔を見合わせたとき、何となく幸せを感じた気がした。
 その日は私が海に行きたいと言っていたので、海に連れて行ってくれた。車の中での話しはまぁ弾んでいたけど、彼の横顔を見ている事が多かった。ふとした時に見せる彼の表情を沢山見ておこうと思ったからだ。好きな表情を沢山見つけて、私の智広に対する感情はネットで繋がっているときと変わることがないことを確かめた。
 私も彼も普通を装っていたけど、私の顔は真っ赤だっただろう。けど智広の優しさや笑顔がすぐそこに存在することが幸せだった。智広もきっと恥ずかしかったと思うけどね。
 海沿いを歩いたとき、初めて手をつないだ。恥ずかしくて手と手の間が汗で湿ってしまった。それでも私は智広の手を離したくなかった。

 帰りの車の中で「楽しかったね」とか話しながら唇を合わせてみたりする。彼の舌が私の口に入ってくる。そして彼の手は私の胸へとのびていく。
 辺りは真っ暗で、二人だけの時間が過ぎていく。
 車の中には唇を合わせた私と智広がいて、ねちゃねちゃという音だけが響いていた。
 私の胸を揉みしだく智広。最初は優しく、段々激しく。そのうちブラの中に手を入れてきた。私の突起は少し堅くなってきていた。智広はそれを弄ぶかの様にくりくりと指でいじる。
「んっ‥‥」
 私の中で突き抜ける快感が走った。
 智広が舌を求めてくる。彼の舌の動きが激しい。あぁ、智広も興奮してるんだ‥‥そう思うと指の当たっているトコが余計に敏感になっていった。
 Gパンじゃなきゃよかったと後悔したのは、智広の手がチャックを下ろしたときだった。初めてなのにこんなことしていいのかと思うけど、本当に智広が好きでたまらない。だから、智広が私を求めてくれる事が嬉しかった。なにもかも初めてで不安だったけど。
「沙奈‥‥」
 いつからか彼は私の事を名前で呼ぶようになっていた。まだ呼ぶことが照れ臭いのがわかる。そうして智広の手が私の柔らかいトコを下着の上から軽く撫でた。その瞬間、そこが疼き始めた。くにくにとだんだん彼の手が動きだす。
「やっ‥‥」
 思わず声が出た。
「嫌なの?」
 彼が聞いた。
「嫌じゃない‥‥よ」
 私は彼を見つめて言った。智広は視線をそらせた後、ためらい気味にこう言った。
「触っても、いい?」
 少し抵抗はあったけど私の体は正直だ。下着が濡れ始めている。きっと智広も気付いているだろう。私はこっくりとうなずいた。すると智広の指が横から滑り込んできて、まず私の湿りを帯びたトコに触れた。“くちゅ”という音がした。私は声にならない声が漏れた。
「濡れてる‥‥」
 そう智広は言って私の顔をのぞき込んだ。私は恥ずかしくてまともに向けなかった。智広の指はそこから上に擦り上がっていく。 そして‥‥
「!‥‥」
 私は余りの快感に驚いてしまった。息遣いも早くなっていた。彼の指がソコを愛撫する度、びくんびくんとものすごい波のようなものが体を走っていく。
「はぁっ‥‥」
 頭がぼーっとして声が押さえられない。アソコがびくびくし始める。そして指はぬめりのある入口に戻っていた。
「入れてもいい?」
 彼は耳元で言った。私は朦朧とする中でうなずく。
 その瞬間ぞくぞくとした感覚が私を襲った。智広の指は、私の中をくまなく調べるように奥へ進んでいく。快感の波は止めどなく私を包んでいた。
 奥まで行き着くと、今度はゆっくり抜けていく。あれ‥‥と私が油断しているうちに、すぐまた奥まで入り込む。
「あぁ‥‥」
 ぐちょっ、ぐちょっ、と、出し入れが繰り返される。そしてそれはだんだん早くなっていった。

 ふと動きを止めて、「触って」と私の手をトランクスの上から堅くなったモノに当てた。
 私は取り合えず握ってみる。
 智広は手を持ちこうしてと言うようにしごき始める。私がその動作を続けていると、また激しく私の中で動き始めた。
「あ、あ‥‥」
 声もかすかに出るくらいだった。快感はどんどん高ぶっていく。
「ニ本入れていい?」
 指の動きを遅めて彼がいう。また私は頷くだけで、ずぷずぶとニ本の指が入ってきた。
「はっ‥‥」
 更に激しいピストン運動を始める彼。下着はぐしょぐしょになっていた。私も手の動きを強める。びりびりとした感覚が腰の辺りで留まっていた。と、だんだんゆっくりとした動きに変わって指が抜けていった。私の手も掴んだまま止まる
「気持ち良かった?」
「うん‥‥」
 なんとなく嬉しい気持ちの方が大きくて、笑顔になっていた。
「早く一つになって沙奈を感じたいよ‥‥」
 智広は私を抱き締めながら言った。

 次に智広に会ったのは、私の学校が終わった後だった。その日は丁度予備校の日。10時前まで一緒にいれる、と予備校を休んで智広と会う事にした。
 けれども結局一緒にいれたのはほんの少しだったと思う。ただ時が早く感じただけかもしれないけれども。
 車の後部座席で二人並んで座った。智広の手が私の肩に掛かる。
「‥‥大好きだよ」
 そういって智広が唇を重ねた。長いキスではなく、何度も求め合うキス。段々二人の息が荒くなってきた。智広がそっと、ブラウスの上から胸を撫でる。
 相変わらず私と智広の舌は絡まったり離れたりを繰り返していた。
 そのうちにボタンが外されて、水色のブラがあらわになる。智広は隙間から手を入れて、きゅっ、と乳房を掴んだ。
 びくん、と私の体が揺れる。そして彼の優しい愛撫で包まれた。
 今日も彼のモノはトランクスの中で窮屈そうにしていた。そっと手を伸ばして触れるととても熱くなっていた。それを一定のリズムで動かす。彼の手の動きが強くなった。
 智広の唇が離れたとき、手の動きも止まった。そして視線がぶつかって私はドキっとした。彼の口から次に出た言葉は、「キスマーク付けたい」だった。
「だめだよね」
 智広の視線が離れた。
 私は首を横に振って「付けて‥‥」と言った
 智広に愛されている証になる、私はそう思った。
「いいの?」
 わたしはコクりと頷く。智広の顔が私の首筋に近付いていった。唇が触れた時、思わず声が出そうになった。きゅっ、と吸われる感覚がある。快感が走る。キスマークは一つ、二つと増えていった。

 智広と体を合わせることになったのは、初めて会ってから三回目に会ったトキだった。
 平日の昼間。私は学校を休んで寝ていた。体の具合は悪くない。智広は夜勤明けだった。家には私一人。いそいで私のうちに来てくれた。
 智広はキスをして、沢山の愛撫をして、大事なトコを十分に濡らした。
「きれいだよ」
 私の裸をみて彼が言う。クサイ台詞だか私は嬉しかった。それになんとなく処女でよかったと思った。
 智広の舌が私のクリトリスに愛撫するたび、たくさんの愛液が私から溢れ出すのがわかった。智広の指が出入りするごとに私の体は快感で震えた。
「痛かったら言って」
 それが始まりの合図。智広はもう我慢の限界というところだった。長い時間愛撫していたにも係わらず、堅く熱くなっていた。
 おもむろにゴムをとりだすと、慣れた手つきで付けていく智広。
 私の中に指を入れて濡れ具合を確認してから、私に覆いかぶさり先を当てがった。
 私に激痛が走ったのは先が入り込んでからだった。
「いたっ‥‥」
 とっさに抜く智広。
 じゃあもう一回、と先が濡れたトコにつく。
「いたいよ、いたい」
 またも少し入ったところで断念。もう今日はやめようかと決めて下着をつけようとした、その時。
「最後にもう一回だけ‥‥」
 智広が私を抱き締めながら言った。
「ん‥‥」
 イタイけど、智広のためだもん。がんばらないと‥‥
 そのまま私を横にして髪を撫でる智広。
「少し我慢してね」
 そう言ってまた覆いかぶさってきた。
 堅いモノが当たる感触がある。私は智広の方を見た。智広はゆっくりと挿れようとしていた。ふと不安げな私を宥めるかのようにキスをしてきた。
「いくよ‥‥」
 つぷ、と音がして頭が入り込んだ。痛い、そう思った瞬間、ずぷずぷ、と一気に智広の全てが私に挿し込まれた。
「うぅ‥‥」
 智広を感じる。私がびくびくとしている。気持ちいい。中にいるだけなのに感じてしまう。智広を締めつけているのが分かった。
「痛い?」
 彼が聞いた。
 私が黙ったまま智広の存在を感じていると、急に腰を浮かせて抜けていき、また入り込んでいく。
「いたい、いや、いや」
 あまりの痛みに布団の端を掴んで首を振った。智広はゆっくり抜くと、私を横から抱き締めた。
「今度はきっと気持ちよくなるよ」
 私はうんと頷いた。
 まだ初体験をしたという感覚はなくて、頭がぼーっとしていた。ただびっしょりぬれているシーツを見て、母にばれないかなぁという不安だけが残った。

 智広の言ったとおり、次にセックスしたときは、すんなり入るようになった。けれども車の中はせまくて、結局セックスらしいセックスはしていない。私ももっともっと感じるようになりたいと思った。
 車の中で何回か交わりを試みるうちに、私は口での愛撫を覚えるようになった。
「ちょっと舐めてみてよ」
 智広の堅いモノが顔を出す。私はさすがに抵抗があった。けれどなめるくらいなら‥‥。そう思って、カリのトコロに舌を這わせてみる。
「しゃぶれそう?駄目ならやめていいから」
 何も味がしなかったので、とにかくやってみることにした。
 ぷちゅ‥‥。
 頭を口に含んで、舌で軽く形を確認してみる。
「キモチイイよ。」
 彼の口がそう言う。
 少しずつ深くくわえ込んでいく。
 彼のモノが益々大きくなるので、私の涎が口から溢れてしまいそうになる。思い切って口いっぱいにくわえてしまった。口の中で熱く堅くなる智広。私はそれを必死で愛撫した。じゅぶじゅぶといういやらしい音が私の耳に響いている。時々口をきゅっきゅっ、と締めてみたりする。それでも私の涎は私が動く度に流れて、溢れていた。
 しばらくして私が口を離して智広を見上げると、智広は興奮していたようだった。
「気持ち良かった?」
「ウン。すごく。」
 私はその言葉を聞いて笑顔になった。
「俺さ、」
 ふいに智広が口を開く。
「前にもされたこと有るんだけど、あんまり気持ち良くなかったからさ。あまり好きじゃなかったんだけど。」
「うん。」
「沙奈のはなんか違う。」
「そっかぁ」
 智広の意味深な言葉になんだか嬉しくなった。
「またしてあげるね。」
 智広の気持ち良さそうな顔を見ていたら、本当にまたしてあげたいと思った。

「今度、ホテル行こうよ。」
 そう智広が言ったのは、何回か会うたびに車で頑張った後だった。うまく動けなくてどうにも気持ちよくなかった。
 私が高校生だと言うことを考慮してか、今までそう言ったことはない。
「うん。」
 別に今更何もためらうことはなかった。
 その次の週にホテルに行こうかという話しをして、しぶしぶその日は別れた。

 いつもの様に駅で待っていると、遠くから歩いてくる智広を見つけた。
「お待たせ。」と言って智広は手をさし出す。いつものことながら嬉しくて、笑顔で握り返した。しかし今日はその笑顔もぎこちない。
「緊張してる?」
「‥‥ うん。」
「大丈夫だよ。」
 そういって智広は手を強く握り締めた。
 何だかイケナイコトをするようでドキドキが止まらなかった。
 初めて行くラブホテル。
 私はものすごくいかがわしいところだと信じてやまなかった。盗撮とかされてたらどうしようなんて、訳の分からない心配ばかりが頭をよぎる。もぅ智広には全てを見せているんだから、緊張なんかするはずはない。
 けど‥‥
 智広の車に乗り込んで、少しの間のドライブ。私はじっとして何も言葉が出なかった。手は汗ばんでいる。
「‥‥沙奈?」
「えっ‥‥何?」
 私が横を向くと、智広の顔が近づいてきた。信号待ちのキス。やさしい彼の温もりが唇から伝わってきて、だんだんさっきまでのドキドキが治まっていった

 ホテルの鍵を開けるとなんともいえない香りがした。冷房が心地好い。ラブソファとダブルのベットがエッチだなぁと思った。
 私はソファに座って辺りを見渡してみる。彼が近付いてくるとまた緊張が走った。けど何か変。緊張しているのに興奮しているよう。ラブホってそういうところなんだと思った。
 智広は隣に座った。私の心には“早く抱いてほしい”って気持ちまで出てきていた。
 智広は私にキスをした後、「お風呂入ろう」って言ってお湯を入れに行った。
 私は一通り部屋の中を歩くと、ベットに座ってみる。冷たい布団の感覚が足に伝わる。今日はなんとなくスカートで来てみた。ちょっと短すぎるかなと思うぐらいの。
「少し時間がかかるよ」
 智広が隣にきた。俯く私を抱き寄せてディープキス。たばこのほろ苦い味がする。私はゆっくりと押し倒されていった。智広の手はスカートの中に入り、いきなり私の核心を求めていた。
「やん‥‥」
 智広も早くしたいんだなぁ。私ももぅ‥‥
「濡れてるね。キスで感じたの?」
「‥‥うん‥‥早く‥‥えっちしたい‥‥」
 思わずそんな言葉が口を出た。言った後が恥ずかしくてたまらない
「じゃあ、えっちしよっか」
 そういうと智広はお湯を止めにいった。
 悶々とした中でぼーっと天井を見ていた。その時初めて天井が鏡張りだと気付いた。
「‥‥やらし‥‥」
「何が?」
 私は天井を指差す。
「ふぅん」
 その時智広はパンツだけだった
 私に被いかぶさると同時に激しく舌が滑り込んできた。そして急ピッチで私の首もとに移り、シャツのボタンを外していた。あっという間にブラも外されてしまった。彼の息遣いが早い。そんな彼を見ていてアソコが疼きはじめた。
 乳房を弄ぶ彼。もうキスマークが付いていた。乳首に舌が絡み付いて動いている。
「あぁ‥‥」
 ぞくぞくする感じはそのままアソコに伝えられた。すぐさま彼の舌は下へと移動する。急ぎのわりに手抜きがない。おなかは素通りした。パンティの上から割れ目をなぞる。
「あン‥‥」
 もっと激しくしてほしい欲望が芽生える。
 それを知ってか知らずか智広は下着を外し、ひだを一枚ずつ広げると、クリトリスを舌で転がした。
「あふぅ‥‥はぁっ、あぁっ‥‥」
 いつにも増して高まる私の声。もっと、もっとというように溢れ出るのが分かった。
 智広は相変わらず舌で愛撫を続けている。と、入口をかき混ぜる感覚がある。
 全身に電気が走った。そしてそれはだんだんぐちゃっぐちゃっと言いながら奥をかき混ぜはじめた。
 クリトリスの刺激となかの刺激が一つになって、ぞわぞわした感覚になった。かとおもうと‥‥
「ひぁ‥‥」
 つき抜ける快感が走り、アソコがびくっ、びくっ、と痙攣した。
 全身の力が抜けて、放心状態になってしまった。
 そのうちに手や舌の動きが止まって、彼の顔が覗いた。
「イっちゃった?」
「‥‥わかんない」
 彼は優しくキスをすると、足を広げ直した。
「入れるよ?」
 私が頷く間も無くなかにずぷずぷと入り込んできた。
 そしてゆっくりとピストンし始める。膣の壁に頭を擦り付けている。その度にじんわりとした快感が残る。
 ずぷっ ずぷっ
 だんだんと早まっていく動き。残った快感にさらに快感が加わって痺れ始めた。
「あっ、あっ、はぁっ、んっ」
 呼吸と動きが一つになっている。私のアソコが彼を締めつけ始めていた。
 時々彼の頭が子宮を突いてきて、上半身が反り返ってしまう。
「イきそう‥‥」
 そう呟くと彼の動きがどんどん早くなって、ぐちゃっぐちゃっ という音が聞こえ続けた
「イクッ..」
 びりっとした快感が私に走った後彼は抜けていき、おなかにどろっとした白いものを出した。それは胸のほうまで飛び散っていた。
 彼はティッシュでそれを拭き取った後、私をぎゅっと抱き締めてくれた。
「気持ち良かった?」
「うん‥‥すごく‥‥」
 私は何となく照れ臭くて、智広に抱きついた。
「大好きだよ‥‥」
 そう耳もとで囁いた智広も、照れ臭そうだった。

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