路上教習

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アダルトな読み物のお部屋

路上教習
2021年07月09日 09時59分

「──じゃあ、サード入れてみようか」
「あ、ハイ‥」

 私、井川璃瑠。今、免許を取るために猛特訓中。路上教習はやっぱりドキドキしちゃう。
 今日の指導教官は他より若くて、歳が近いせいか会話も弾む。
「璃瑠チャンだっけ? 可愛い名前だね」
「そ、そうですか?」
 私は周りと同じスピードで走ることに必死になりつつも笑って答えた。
「うん、可愛い。オレ好みだもん」
「‥‥名前がですか?」
 先生はプッと吹き出した。
「違うよ、見た目!」
 なぜかアクセルを踏む足に力がこもってしまう。
「先生~。今そんな冗談にノれませんよ」
 速度をキープするのに精一杯で、表情は引きつっていた。
 先生は、はぁっと息を吐く。顔を見ることができないから、どういう意味かはわからなかったケド。
「マジだって」
「イヤイヤ、そんな」
「イヤイヤ、マジにマジ! あ、そこ右ね」
 互いに譲らなかったものの、右ね、という言葉には素直に従った。

 曲がった先は人気のない駐車場だった。
 そして行き止まり。通り抜けする箇所とかじゃないみたい。
「先生?」
 私はブレーキを踏んで車を止めた。
「駐車措置して」
「‥は‥はい‥‥」
 訳が分からなくて、でも聞き返すこともできずに、私はエンジンを切った。
「サイドブレーキ」
「あっ、はい」
 先生の顔色を伺いながら、ギィッと引き上げる。
「オレ‥‥、璃瑠チャンが好きなんだ。入所してきた時から」
 一瞬、時間が止まったみたいに動けなくなった。でも何にも考えられず、ただ先生の顔を見つめた。先生も私の目を見てこう続ける。
「璃瑠チャン、キスしてもイイ? っていうか、したい‥‥」
 私が何にも答えないうちに、先生は顔を近付けてきた。
 ほのかなシャンプーの匂い。下手に香水つけちゃう人より、こんな匂いを漂わせてる人の方が色気を感じる。
 勝手にカラダに力が入って、私のくちびるはカチカチになっていた。
 そんな私に、先生はすぐに気付く。
「璃瑠チャン、もしかして‥‥」
 私はコクンと頷いた。そう、私は男性経験が一度もない。しかもこんな状況。どう対処したら良いかなんて分かる訳もナイ。
 そんな私に先生は、
「ねぇ、璃瑠チャン、オレじゃあ駄目?」
と問い掛けてきた。
「オレのこと、好きになってもらえない?」
 先生はまっすぐに私の目を見て聞いた。
 心臓は爆発寸前。
「うん‥‥」
 私は賭けに出るつもりで頷いた。──この人になら、任せられそう。そんな気がしたから。
「ホントに?」
「私も先生のこと、好きになりたい‥‥。その為には順序が逆でも良いでしょ?」
 先生は私の言葉を聞くなり、ぎゅうっと抱き締めてくれた。さっきより確実にシャンプーの爽やかな匂いが近付いた。
「‥んん‥‥」
 優しく、優しく、先生のくちびるが重なって、私はそれだけで気が遠くなりかけていた。
 小さく震える私の肩をきゅっと掴んで、先生は私のくちびるを舌で押し開いてきた。先生の舌は縦横無尽に私の口の中で動き回る。
 そのうち私にも火がついて、無我夢中で先生の中で動いた。
 次第に息が切れてきて激しく息継ぎし始めると、車の窓が白く曇り、程よく周りの景色と車内を遮断してくれた。
「胸‥‥さわるよ」
 そう言うと先生は私の返事も待たずに、トレーナーの中に手を伸ばした。
 全体的に先生の手のひらで揉まれたり、乳首を摘まれたりして、私はこみあげる嗚咽をもらしてしまった。
「あぁっ‥‥ッ」
 先生は私の目をじっと見つめている。
「キモチ良いの?」
「そ、ソコです‥‥」
 乳首をキュッとされて、反射的に返事をしてしまった。
「ん?ドコ? ちゃんと言ってくれないとわかんないよ」
 先生はわざとらしく、私が感じやすい場所から手をずらしてしまう。
「ち‥乳首をキュッてされると‥キモチ良いです‥」
 快感を求め始めた私は、自然にそうと答えていた。
 先生はまだ目を見つめたまま、乳首を徹底的に攻めてくる。
「あッ!ん‥ソコ‥」
 こんなに自然に声が出ていることをどこかで不思議に思っていると、やがてお腹の辺りにスースーと冷たい空気を感じた。
「こうすればもっと気持ち良くなるよ」
 先生は一気にトレーナーとブラを上に押し上げて、乳首を舌でいじめてきた。
「ああぁッ!?」
 今まで感じたことの無い感触が、そこだけでなくカラダ全体に、電流が走るように伝わってきた。
「カラダ、辛くない?」
 そう言って先生はシートを倒して、また愛撫を始める。
「あ、あぁッ、はぁ、先生、だ、駄目‥‥」
 そうつぶやくと、先生はピタリと愛撫を止めた。
「駄目?‥‥今日はやめる?」
 先生が心配そうに私を見つめた。ブラとトレーナーを直そうとしたのを見て、私は首を振った。
「やっぱり続けて‥‥。先生‥‥もう私、止められないよ‥‥」
「ん‥‥分かった」
 先生はそうつぶやくと、胸への愛撫を止めてパンツのボタンを外し始めた。そしてショーツの中にゆっくりと手を伸ばす。
「んふぅ‥‥」

クチュッ‥‥

 自分の局部に、確かな潤いを感じた。
 先生の指とクリトリスとがこすれあい、いやらしい音を立てながら、先生は再び胸を揉み、深いキスを求めてきた。
 あたしは頭の中のどこかで、器用な人だと感心していた。

クチュッ、クチュッ、ジュッ、ジュチュッ‥‥

 先生の激しさはどんどん増していって、互いの呼吸が乱れつつも絡み合った。
(あぁ‥‥なんていやらしい音なの‥‥)
 そう思えば思うほど、私の中から愛液は溢れかえった。
「アン、あッ、あぁ、あぁ~先生ェ‥‥ッ」
 どのくらいそんな愛撫が続いただろうか。うっすら目を開けるとその先に、窮屈そうになっているズボンが見えた。
(す‥‥すごく大きくなってる‥‥)
 私の視線に気付いたのか、先生は私の手をソコに運んで押しつけるようにした。
「‥‥やッ‥‥恥ずかしいぃ‥‥」
「んなこと言わないでよ‥‥」
 スーツの上からでもわかるくらいに、先生のアソコは反り返っていた。とても固くて、私の手のひらには到底収まりきれそうにはない大きさにまでなっている。
「璃瑠チャン、‥‥舐められる?」
 先生の目には明らかな期待の光が輝いていた。
 私ばっかりキモチよくなっても‥‥と考えた私は、とまどいつつもソコに顔を近付けていく。そしてトランクスをするりと下ろすと、ソレは勢いよく私の目の前に顔をだした。
「あむぅ‥‥」
 やっぱり口のなかに入りきらなかった。仕方なく私は先っぽをちろちろと様子を伺うように舐めはじめる。
 それだけでも先生は、切ない顔をして、うぅっ、とと予想だにしなかったカワイイ声で喘いでくれた。
 私はその反応が嬉しくなってしまい、無理矢理口に先生のモノを押し込み、今度は激しく吸い込むと、先生は慌ててソレを抜き取った。
「あ~ヤバかったぁ‥‥出しちゃうトコだったよ」
「?」
 私は先生の股に顔を近付けたまま見上げた。
「あのぅ‥‥駄目でしたか?」
 小さく尋ねてみると、先生は優しく私の髪をなでてくれる。
「良すぎッ!」
 その言葉に、私は感激してしまった。
 また、先生が私の横に寝そべるカタチになって、アソコを刺激してくる。
「あ‥‥‥‥ッ」
 さっきとは違う感覚が私を襲った。
「指‥‥入れてみるね」
「は‥‥い‥‥」
 私はカラダを縦に貫かれるような痛みに耐えて、ついには先生の指を奥までくわえ込んでしまった。
 妙な圧迫感があって、足を動かそうとするたびに私の中で何かが当たって、うまく動くことができない。
 次第に先生の指は前後や左右にくねくねと動き始めて、その度、グポッ、グポッ、と空気が混じる音が車内にこだまする。
 とても気持ちよくて腰が勝手に浮き上がってきて、自然と声が上ずっていた。
「ああっ、先生、もっと‥‥!」
 そう言うと先生は、ためらいもせず私の中から指を抜き取った。
「先生、抜かないでぇ‥‥お願い‥」
 先生はまた私の目を見つめ、そしてピタリと私のアソコに何かを当てがう。
 それは先生のいきり立ったペニスだった。
「こっちの方がもっとイイよ‥‥。入れるからね‥‥」
「はい‥‥。来て‥‥ください‥‥」
 そういうと、先生は静かに私の中に腰を沈めてきた。

ズブズブズブッ‥‥

「はぁあ‥‥ッ!」
 十分に私の中が潤っていたせいか、あんなに大きなモノがすんなり受け入れられたことに驚く。でもそんな余韻に浸る間もなく、先生は前後に腰を振ってきた。

ズッズッズッ‥‥
グチュ、グチュッ

「あッ、アンッ、あぁッ、イイ‥‥」
「オ‥‥オレもだよ、璃瑠チャン‥‥ッ、す、スゴイ締め付け‥‥ッ」
 先生の言葉通り、さっきの指での愛撫の時とは比べものにならない程の圧迫感が私を刺激し続けていた。
 私はと言えば、リズミカルに自分の腰を上下に振って、先生のモノが子宮の奥にあたるようにする動きをいつの間にか覚え、実践している。
「先生、私、イクかも‥‥」
 イクなんて言葉、私は知らないハズだった。なのに勝手に私の口からイクだなんて。淫らになりすぎている自分を想像すると、益々腰は激しく上下した。
「オレも、イクよ!‥‥うっ、うっ‥‥出るよ、出るよ、出る‥‥ッ!」
「イク、イク、イクぅっあぁあッ!!」
 二人は無我夢中で、狂ったように腰を振り続けた。

 あたりは既に真っ暗になっていた。
 急に腹痛を起こした私の為に先生が家まで送っていく、という口実をつくって帰路についた。本当は初めてだった私の体を心配してのことだったけれど。
 私たちはその後もきちんとしたおつきあいを続けている。でも、そんな始まり方だったせいか、今でも時々車の中でお互いを求めるのが癖になってしまった。誰かに見られたりしたら‥‥なんてあの時は考える暇もなくて、セックスに夢中だったけど、今はそのハラハラ感が病み付きだって先生が言っていた。もちろん私も‥‥。
 つきあうまでの順序はこんなだったけれど、私は後悔なんてしてない。むしろ良かったとさえ‥‥。色んなカタチの愛のはじまりがあるんだって、路上教習で先生に教えてもらったから、ね。

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