香織の快感レポ3

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香織の快感レポ3
2021年07月10日 11時18分
ChuChuGirl
DUGA

 明日は、淳に大根の炒め煮を作ってあげよう──。
 最近通い始めたお料理教室から帰宅してきた私は、トリートメント中の髪をアップにして湯船に浸かりながら、淳と過ごす明日の土曜日のことに思いを馳せる。
(買い物してから、淳のとこへ行こうかなぁ。それとも、新婚さんみたく淳と二人で買い物もいいな。で、帰りにビデオを借りてきて、おニューのフリフリのエプロン掛けて、今日お料理教室で習った大根の炒め煮と白身魚のホイル蒸しを、淳に作ってあげよう。そのあとビデオを見て‥‥ビデオのあとは‥‥)

 淳にプロポーズされてから、まだ結婚に向けて具体的に話が進んでいる訳ではなかった。でも、自分が必要としている人に、自分も同じように必要とされているということは、私に自信を与えてくれたみたい。仕事も楽しいし、以前から興味があった習い事も実際に初めてみたり、今までになかったパワーを淳から貰ったような気がする。
 淳は淳で、この不況にめげず営業成績を少しづつ伸ばしているけど、その影響でお互いのスケジュールが合わず、週末以外に会うことができなくなったのは、ちょっと寂しい。でも会えなくて不安になることはなくなった。淳を信用してる。
 でも今日みたいに、体が淳を求めてしまう夜がある。たっぷりと泡立てたスポンジで体を洗いながら、ふと自分の乳房を見下ろす。
(前より、少しおっきくなったみたい)
 スポンジを置き、手のひらで乳房を持ち上げてみる。きめ細やかな泡から、うっすらと覗く薄褐色の乳首が、なんだかとってもエッチに見える。
(自分の体を見てエッチだなんて、私どうかしてる‥‥)
 そんな気分も泡と一緒に流そうと、熱めのシャワーを頭から浴び浴室を後にする。
 下着を付けパジャマを着、濡れた髪をタオルで拭きながら、リビングを通り自分の部屋へと向かう。
(お母さん達も、今頃、露天風呂にでも入ってるかな?)
 父と母は今日の夕方から、二泊三日の温泉旅行に出かけている。兄の悟史もまだ戻っていない。どうせ同僚達と飲んでて、今夜も午前様だろう。
 ファンヒーターで暖めておいた部屋で、肌の手入れをし、濡れた髪をドライヤーで乾かす。肩より少し長い髪を乾かし終えると、髪の熱と部屋の暖かさで、少し汗ばんできた体を冷まそうとベランダに出てみた。
(凄い、今夜は満月だ‥‥)
 キンと冷え澄んだ夜空に、まん丸い黄色い月。月から放たれる光が、家々の屋根や町並みを青白く浮かび立たせている。
(なんだか、切ないなぁ‥‥。淳に会いたい。そして、‥‥抱いて欲しい)
 やっぱり、今日の私っておかしい。そう思いながら、満月に再び目をやる。
(あっ、もうすぐ生理だ‥‥。)
 すっかり忘れていた自分の周期を思いだし(生理前だからか)と少しほっとして、尚更淳に会いたくなる。
(淳‥‥会いたいよぉ)
 冷えてきた体を自分の腕で抱きながら部屋の中へ戻ると、ピピポポ‥ピピポポ‥ピピポポと、携帯の着信音が部屋に鳴り響いていた。
 淳専用の着信音──。
「‥‥もしもし」
「香織? 俺だよ。なかなか出ないから、もう寝ちゃったかと思ってた」
 携帯から、ちょっと低めのハスキーな声が聞こえてくる。私の大好きな淳の声。今夜はちょっとアルコールが入ってるみたい。
「ごめん、ベランダに出てたから、気がつかなかったよ」
「こんなに寒いのにベランダに?」
「うん。お月様見てた。今夜は満月だよ。お月様見てたら、淳に会いたくなっちゃった」
「じゃあ、丁度いい時に俺が電話したって感じ?」
「うん。もしかして、私の心の叫びが聞こえた?」
「あったりまえじゃん、なんてね。なんとなく香織の声が聞きたくなったんだ」
なんとなく声が聞きたい、なんて甘美なフレーズだろう。
 さっきまで感じていた寂しさも、淳の声とそのフレーズで、嘘のように吹き飛んでしまったみたい。でも、ちょっとだけ淳を困らせてみたい。
「嬉しい。今夜は家に誰もいないしさ、なのに淳とも会えなくって寂しさ倍増って感じだったの」
「ごめん、同僚との付き合いも大事だからさ」
「わかってる。ちょっと寂しかっただけ」
「今からこっちに来る?」
ほんとは凄く疲れてるのに、無理して言ってくれる淳の優しさ。でも、時計の針は十時半を指し示している。
「う~ん‥‥もう遅いし明日になれば会えるから止めとく。それに、淳も疲れてるでしょ。だから、ぐっと我慢する」
「そっか、ありがと。ところでさ香織、明日こそは自主トレの訓練結果見せてよ」
 そうだった。去年のクリスマスに約束してから、のらりくらりとはぐらかしてそのままになってる。会うたび淳にせがまれているんだけど。
「やだ、恥ずかしいもん」
「いつももっと恥ずかしいことしてるじゃん」
「‥‥バカ」
「ねえ香織、今家に誰も居ないんだよね」
「うん、私ひとりだよ」
「じゃあさ、今‥‥してみせて」
「えっ‥‥淳、何言ってんの?」
「だから、今、電話でしてみせて。電話でなら見えないから、恥ずかしくないでしょ」
「‥‥電話で?」
「うん、香織のエッチな声と‥‥エッチな音を聞かせてよ」
「‥‥淳のエッチ」
「エッチだもん。しようよ‥‥テレフォンセックス」
 テレフォンセックスという淫らな単語に、生理前の敏感な体がビクンと反応してしまう‥‥。
(見えないなら、してもいいかな‥‥。まだ、悟史兄も帰って来ないだろうし‥‥)
戸惑いながらも、ついつい淳の誘いに乗ってしまう私。
「‥‥うん、わかった。でも‥‥どうやったらいいの?」
「大丈夫、ちゃんと俺が指示するから‥‥。まずは、手元に玩具を用意して。」
「ちょっと待ってて‥‥」
 私は携帯を手にしたままクローゼットの扉を開け、背伸びをして棚の上段の小箱に手を伸ばす。可愛いピンクのギンガムチェックに飾られた小箱の蓋を開けると、その外見には似つかわないグロテスクな玩具が顔を出す。玩具に染みついたのか、甘酸っぱいような自分のあそこの香りがほのかに漂ってくるような気がする。
「淳‥‥用意できたよ」
「うん、じゃあまず‥‥パジャマ脱いで。パジャマの下の下着はどんなの付けてるの? いつもと同じくキャミとパンティーだけかな?」
「そう。今日は淳が気に入ってるピンクのやつ」
「おっ、いいねぇ。胸元のレースが乳輪ギリギリまであるやつだ。もう乳首、勃ってる?」
「まだだよぉ、お部屋も暖っかいし、まだポワンっとしてる」
「じゃあ指で乳首の周りをクルクルしてみて」
 淳の指示通りパジャマを脱いだ私はベットに腰掛けて、キャミの上からいつも淳にされるように乳首に触れるか触れないか、自分を焦らすように指で乳首の周りをなぞる。
「んん‥‥ぁん‥‥」
「キャミ越しだから、よけいに感じるでしょ。もうコリコリになった?」
「ぅん‥‥ツンとしてる」
 乳首がキャミを押し上げるようにツンとしたさまは、自分で見てもエッチな光景に思える。
「おっぱい全体を優しくモミモミして‥‥」
「はぁ‥‥」
「今度は強く揉みしだいて」
「んんっ‥‥ふぅ‥‥」
「ぁぁ‥‥香織の可愛い喘ぎ声聞いてら、俺のも勃ってきた‥‥」
「‥‥淳も‥‥触ってるの?」
「うん、香織が電話の向こうでしてるのが目に浮かぶよ。もっとエッチな声、いっぱい聞かせてよ‥‥。キャミ、脱いで」
「‥‥うん」
「自分の指を唾液で濡らして、乳首をクルクルしてごらん。‥‥どう?」
 右手の中指を唾液で濡らし、乳首に唾液をなすりつけるように、そっとクルクルしてみる。
「ぁぁっ、淳に舐められてるみたい‥‥」
「ピンクローターのスイッチ入れて、乳首をいぢめてごらん」
 取り出したピンクローターのコントローラーを少しだけ回転させると、ヴィ~ンと静かに唸り出し、その振動が太股をくすぐる。
「スイッチ入れた? ローターの音を聞かせて」
 ローターのコードをつまみ、携帯に近づけてみた。
「聞こえる?」
「うん、微かに聞こえた。じゃあ、乳首にあててみて」
「ぅん‥‥ぁあっ、くすぐったい、はぁっぁんっ」
「気持ちいいの?気持ちいいのは、乳首だけ?」
「んんっ‥‥気持ちいい‥‥乳首も‥‥」
「乳首だけじゃないでしょ、言ってごらん」
 乳首で受けた刺激が電流となり体を駆けめぐり、あそこがきゅんきゅんとし始めている。ベットの端に腰掛けた私は、太股をギュッと合わせ、知らず知らずあそこをベットに押しつけるように、腰をくねらせていた。
 淳にはこの光景が見えるはずなどないのに、まるで覗かれているような気がして、とても変な感じがする。
「‥‥はぁ‥‥あそこも‥‥感じちゃう‥‥」
「香織はエッチだから、もう濡れてるでしょ?確かめてごらん」
 確かめるまでもない。もうクリの周りまで蜜がまわってきてるはず。でも、一応淳に言われるままにパンティーの上から、窪んだ部分を撫でてみる。

クチュッ‥‥

「‥‥凄く濡れてる‥‥」
「やっぱり?クリもいぢめたい?」
「ぅん‥‥いぢめたい」
「じゃあ、パンティーも脱いじゃいな。香織が好きなようにいぢっていいよ」
 立ち上がり、手にしていた携帯とローターをベットに置き、ツルツルとしたナイロンのピンクのパンティーに手をかけた。膝の上あたりまで下ろしたパンティーを覗き込んでみると、透明な密で恥ずかしいくらいに濡れている。
 ベットの上では、スイッチを入れたままのローターが、(私はここよ、私を使って)と、自分をアピールするように唸り続ける。
 私は足元にパンティーを脱ぎ捨て、ベットに仰向けに横たわり、携帯を耳に、そして迷うことなくローターをクリへあてた。
「ああっ、気持ちいいっ‥‥あ~ん、んんっ、はぁっ‥‥」
「気持ちいい? 香織は今、どこをどうしてるの?」
「ローターを‥‥クリちゃんにっはぁっ‥‥あててるのっ」
「ぁぁっ、香織のエッチな声‥‥もっと聞かせて」
 不思議‥‥。していることは、いつもの一人エッチと変わらないのに、淳が聞いていると思うといつも以上に感じているみたい。
(淳にもっとエッチな声を聞いてもらいたい‥‥)
 恥ずかしいという感情はもうどこかへ消えていた。
(もっと、感じたい‥‥)
 私はローターのコントローラーをたぐりよせ、パワーをMAXまで回転させた。
「ぁぁぁっ、あんっ、ぁぁぁんっ、もうダメぇっ」
「もうイキそうなの?」
「あぁ、ぁぁぁんっ、あぁっ、っくぅっ、イっちゃうっ」
 もう淳の言葉を聞いている余裕が無いほどに私は高まっていた。両足はつま先までピンとなり、腰はクリがローターから逃げるように、またローターを追いかけて、左右にくねり、そして上下にビクビクと動いてしまう。
「あぁっ、ぁぁぁ~ん、あぁ淳っ、イっちゃう、あぁっ、はぅ‥‥っ」
 両足全体を突っ張り顎を仰け反らせ、一瞬息がつまったようになって、そのままイってしまった。中がビクンビクンと痙攣してる。
「‥‥香織?‥‥お~い!香織!!」
「‥‥はぁはぁ‥‥ゴメン、淳‥‥」
「一人でイっちゃったなぁ香織」
「ゴメンネ‥‥」
「香織はいつも一人でする時も、すぐイっちゃうの?」
「ううん、いつもは違うよぉ。今日は生理前だし、淳が‥‥聞いてるから‥‥だと思う‥‥」
「じゃあ、先にイっちゃった罰として、香織のオマ○コの状況を教えて」
 淳の言葉に促されるように、足をM字に開脚してそこに手をのばす。
(凄い‥‥お尻の穴まで垂れちゃってる‥‥)
「‥‥ぐちゅぐちゅに‥‥濡れてる」
「お尻の穴まで?」
(やだ‥‥なんで分かるの?)
「‥‥うん‥‥垂れちゃってる」
「オマ○コの中はどうなってる?」
「はぁっ‥‥凄く‥‥熱い」
「香織は、今、オマ○コに指を入れてるんだ‥‥。中はどんな感触?」
「淳のエッチぃ‥‥」
「香織のオマ○コの中の感触を言って」
「‥‥入り口のちょっと奥の壁がブツブツしてて‥‥もっと奥は‥‥襞みたいのが‥‥」
(ぁぁん、欲しくなっちゃうよぉ‥‥)
「ぁあ、香織のオマ○コに入れたいよ‥‥」
「香織も‥‥淳の‥‥チン○ンが欲しい‥‥」
「じゃあ、入れてあげる。香織、バイブをオマ○コにあてがって」
「うん‥‥」
 薄紫のぷんにゃりとした感触のバイブを入り口にあてがう。まだヒンヤリと冷たい。
「まだ入れちゃダメだよ。先っぽでオマ○コを撫で上げて」
 右手に持ったバイブで、花びらの中を撫で上げる。

にちゃっ‥‥にちゃっ‥‥

「はぁ‥‥撫でてるだけで、にちゃにちゃ言ってる」
「ぁぁ‥‥俺のも、にちゃにちゃ言ってるよ。じゃあ入れるよ‥‥ほらっ!」
 ほらっという淳の声にあわせて、バイブを中に突き入れた。

ぐちゅっ‥‥

「ぁ~ん‥‥入れちゃった‥‥」
「スイッチも、MAXに入れてごらん」
 本体の根元にある、二つのリモコンを同時に入れるとりクリに当たる突起がヴィ~ンと唸り振動し、本体も根元から中を掻き回すようにくねりだす。根元のパールも回転して‥‥。
「あぁっ‥‥」
「バイブが、香織の中を掻き回してるんだね。もっと気持ちよくなって‥‥香織、奥まで突っ込むよ‥‥ほらっ!ほらっ!」
 バイブをゆっくり深くピストンさせる。

くちゅっ‥‥ぬちゅっ‥‥

「ぁぁん、気持ちいいよぉ‥‥はぁ、ぁあん‥‥」
「はぁはぁ‥‥可愛いよ香織‥‥。香織、オマ○コの音を聞かせて‥‥」
「うん‥‥」
 携帯を持つ左手をそこに持っていき、バイブを奥深く突き立てる。

ぐちゅっぬちゅっくちゅっにゅちゅっ
ぁあっぁぁんっんんっぁぁ~

 深い挿入と共に、喘ぎ声もこぼれてしまう。
「ぁぁっ、淳‥‥聞こえた‥‥?」
「はぁはぁ‥‥凄い濡れ方だね‥‥もっと聞かせて」
 携帯越しに、はぁはぁという淳の吐息が、とても切なく悩ましく聞こえてくる。
(もっともっと、淳に聞かせてあげたい‥‥)
 そう思った私は、携帯を再びそこへ近づける。
 そして今度はバイブを入り口付近に集中させて、浅く出し入れさせてみた。

ぴちゅっぷちゅっぴちゅっぷちゅっ
ぴちゅっぷちゅっぴちゅっぷちゅっ

 自分の体から発しているとは思えない、いやらしい音が部屋じゅうに鳴り響く。
「ぁぁっ、聞こえた淳? 香織の‥‥香織のエッチな音、聞こえた?」
「はぁはぁ‥‥うん、凄い‥‥。ねえ、今度は見せて。足をもっと開いて、香織のオマ○コにバイブが飲み込まれていくとこ、よ~く見せて。」
「イヤぁ‥‥見ちゃィヤぁ‥‥」
 そう言いながら、M字に開脚した足を更に広げる。
「ぁぁ、よ~く見えるよ香織。こんなに蜜を垂らして‥‥」
「ダメぇっ‥‥淳、見ないでぇ‥‥」
 言葉と裏腹に、私の体の奥からは、熱い蜜がとろけだす。腰を浮かせ、バイブを激しく突き立ててしまう。
「はぁはぁ‥‥ぁぁっ、香織、そんなに奥まで突き立てて‥‥」
 恥ずかしい。でも淳に見て欲しい。矛盾した気持ちが私を混乱させる。
(ぁぁ‥‥私、壊れちゃう‥‥)
「あぁっ、淳、見てぇ‥‥香織のエッチなオマ○コ‥‥見てぇ‥‥あぁっ、ダメっもぉっ、もぉダメぇっ」
(ああっ、言っちゃったぁ‥‥)
 自分の言葉が、自分を絶頂へと追いつめる。
「イクよ、香織‥‥香織の中に出すよ、ぁぁ‥‥」
「あぁっ、イっちゃう‥‥はぁ、ああっ、イクっ、イっちゃうの、ああっ、あぁぁぁっ‥‥」
「ぁぁ、出るっ、あぁ、うぅっ‥‥」

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、

 テレフォンセックスは、一人エッチでは味わえない快感を私にくれました。
淳の声に操られ、自分自身が放つ声と音に、悶えてしまうなんて。
「恥ずかしいからイヤだった」
 私はそう伝えたら、淳はこう言った。
「香織はまだ気がつかないの?‥‥香織は、恥ずかしい状況の方が感じるんだよ」

 そして私は今、淳が迎えに来るのを待っている。
これから体験するであろうことを想像し、身悶えながら。

 そんな私を、満月だけが見つめてる。

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