black angel 4

女性もえっちな妄想をしてもいいんです。
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アダルトな読み物のお部屋

black angel 4
2021年07月18日 14時46分
信州書店

4.

 枯れ葉とともに冷たい風が身体を打ち付ける。思わず縮こまってしまいそうだけど、いつもより衣一枚余計に着ているみたいに暖かい。一緒に寄り添ってくれる、それだけでもこんな温もりを感じることができるのか‥‥温もりをもっと感じたくて樹に目を向けると、黙ったまま首筋に腕を巻いてグッと引き寄せてくれた。くるまれる暖かさをかみしめながら歩いていく‥‥
 しかし、樹は突然腕を離して、一人で赤信号を走り抜けて行ってしまう。取り残されたミノルとの間を何台もの車が通り過ぎて、向こう側から手招きする樹の姿が遥か彼方に行ってしまったように感じる。

 やだよ、置いて行かないで‥‥

 車の流れが途切れかけた瞬間を狙って、ミノルも走り出す。そこへ一台猛スピードで突っ込んで来る!
 けたたましいクラクションの音とエンジン音が通り過ぎて‥‥命からがら渡りきる。心臓がドキドキ、どうやって渡ったのか自分にも分からない。
「なんて事させるんだよ!」
 気が動転して叫ぶミノルを、樹は笑いながらまるで再会を喜ぶように強く抱き締めた。温もりの中で鼓動が落ち着いていく感覚が心地良くて、何も言えなくなる。

 コンビニに立ち寄る。ミノルはカメラを買おうとしたけど、やめた。何故か、形には残したくないと思ったから‥‥
 樹はニヤニヤしながら、またビールを手にして出てくる。
「ていうかそれレジ通したの?」
 問いただすと、樹は笑ってごまかしてしまう。いい加減なヤツ。でも、今はそんな所さえ愛おしく感じる。
 乾杯!飲む。飲む。目が回る。地面が見える。痛って!地面が冷たい‥‥
「しょーがない子ねぇ」
 クスクス微笑みながら見下ろす樹に身体ごとフワッと抱き起こされて、手をつないでフラフラ歩く。まだ少し目が回るけど、細い指のギュッと握る力を信じてついて行く。指差して笑ってる奴がいるけど、今、幸せだからどうでもいい‥‥

 いつまでもこの瞬間が続けばいいのに‥‥

 突然、肩がぶつかったとか言って酔っ払いに絡まれる。すると樹は酔っ払いをすごい目で睨みつけて、今にもケンカを売ろうとする。やめろって、止めようとするが樹は耳を貸さず、酔っ払いが殴りかかるのを軽くかわして、思いっきり殴り返す。そしてブッ飛んだ所にさらに襲いかかる。
 すげえ身のこなし‥‥って感心してる場合じゃない、慌てて止めに入る。ふと見るとすごい人だかりができている、ヤバイよこれ!
 樹を引っ張るようにして夢中で逃げる。路地に入ってしばらく走って、後ろを振り返ると誰も追ってはこない‥‥ホッと一息。
「‥‥なんで止めるのよ」
 バツの悪そうな表情をして目を外らす樹の姿が可愛くて、つい見とれてしまう。
 ところでここはどこなんだ?分からないけどとりあえず歩き出す。自販機の光がやたら眩しく感じる。暗い路地の曲がり角をいくつも曲がるけど、全然分からない。完全に道に迷ってしまった‥‥二人して溜め息をついて、不安な顔を見合わせる。

 とりあえず甘いキス‥‥

 大通りのネオンの明かりがほのかに見える。とりあえず明かりの方に歩き出す。通り過ぎる家の中には、一家団欒の明かりにカレーのいいニオイ。おなかすいた‥‥と樹が切なそうにつぶやくとこっちまで人恋しくなってきて、二人して黙々と歩く。
 やがて再び大通りに出て眩しい光を浴びると、なんか嬉しくなって二人で笑い合った。冷たい北風が二人を包むから、温もりを確かめるように大事に手をつないで、温もりを探してさまよい歩く。向こうに見える屋台の赤い光がやけに暖かく見えて、思わず駆け込んで暖簾をくぐると、熱い湯気とよく煮えたいい匂いが二人を出迎えた。

 ハフハフと熱いおでんを頬張りながら、屋台のおじさんとしんみり話す。おじさんはつい最近娘を亡くしたらしい‥‥樹が元気な頃の娘にそっくりだ、って言われて、照れ笑いしつつもつい切なくなってしまう。
「子供が生きてるだけでも親は幸せなのかな‥‥」
と言う樹のつぶやきが妙に耳に残った。
 樹はやけに明るくふるまって屋台を出ると、急に早足で歩き始める。ミノルが慌てて追い付くと、その瞳には涙が‥‥

 何も言えずに、後ろをそっと付き添って歩く‥‥しばらくして、
「どうしたの?」
って振り返った顔には、全てを許す優しい微笑みが浮かんでいた。

 ところで自分ん家ってどこだっけ?家からこの通りまで歩いたことがないから道が分からない、そう樹に言ったらただ笑ってた。呑気なヤツ、と思いつつその笑顔にホッとさせられる。
 とりあえず電車が走っている方に曲がると、近くでガタゴトと走る音がして、意外にあっさりと線路沿いの道に出た。そのまま踏切を渡ろうとすると、線路の真ん中で樹が突然立ち止まって、見せ付けるようにポーズを取り始める。
 観客は自分一人だけのファッションショー。黒衣を纏った長身の肢体がポーズを決める度に、バカみたいに拍手を送ってやる。赤い照明の中でちょっと気どってポーズを取る樹の姿は、どんなモデルよりも美しかった。
 やがて踏切の上から樹がこっちに手招きする。誘われて赤い照明の中、二人で身体を引き寄せ合って踊り出す。真っ白な吐息と黒い温もりが遠く近く交錯して、見上げると真っ赤なステージライトが意識を遠くに連れていく‥‥首筋に熱い唇が吸い付いて、心臓を撃つリズムをより激しく、強く、奔放に‥‥一つになって、風のように舞い踊る。
 そんな二人を祝福するように警報機が鳴ると、二人は照れくさそうに舞台から走り去って行った。

 駅の北口から真っ直ぐ歩けば自分のアパートに着くけど、樹は腕を引いて線路沿いを真っ直ぐ行こうとする。まだ遊び足らない子供のような顔をしてるから、もうしばらく樹のわがままに付き合うことにする。
 しばらく歩くと大きな木のある公園に出る。ここの木は確か桜だったと思う。春になるとピンクの花びらを無数に咲かせて、あっという間に散っていく。でも今は枯れ枝が冷たい風に揺れるだけ‥‥
 枝の間から澄んだ星空と白い月明かりが透けて見える。歩き始めた時は地平線スレスレだった満月は、今や空高く舞い上がって煌々と二人を照らしていた。

「宇宙の真ん中ってさ、きっとすごく寒いんだろうね‥‥」
 樹が言うので一緒に空を見上げてみる。確かにそんな気がした。寒くて、寂しそうな澄んだ宇宙。でも、今は寂しさを感じない。樹が、そばにいてくれるから‥‥

 愛は空気のようには無いって樹は言ってたけど、ウソだ。だってほら、二人の周りそこら中に愛が満ち溢れているよ。オレの目にはそう見える。明日になったら見えないかも知れないけど‥‥

 肩に回った腕の温もりと、冷たい指が頬を撫でる暖かさが凍えていた心を溶かしていく。月明かりの下でそっと口づけする二人の姿を、終電車の窓の明かりが眩しく照らしていった‥‥

 かじかんだ手でやっと鍵を開けて部屋に入る。明かりをつけてふと玄関を振り返ると、すぐそこに樹の姿がある‥‥その事実が何とも言えない複雑な感情を呼び起こす。本当に、いいんだろうか?
 招かれた樹は自分で玄関の鍵を閉めると、突然明かりを消してしまった。真っ暗。そしてビックリする間も与えずに、いきなり覆い被さって来る。
 暗闇の中で、溢れ出す感情に任せて抱き合う二人。樹は感覚をたよりにミノルの顔や首筋に激しくキスを降らせる。熱い吐息と生身の温もりが、凍えた身体を徐々にほぐしていく。唇を大きく開けて深く口づけすると、ホットミルクみたいな甘い安堵感が全身を包んだ。あったかい‥‥

 余程疲れていたのだろう。二人は抱き合ったまま、しばらく眠りに落ちていった。

 どのくらい眠ったんだろう‥‥目を開けてはみるものの、あたり一面真っ暗闇で目をつむっても変わんない。視界は闇に閉ざされたまま、ミノルの感覚にあるのは覆い被さった樹の体重と体温と、耳元で感じる甘い吐息だけ‥‥
 緩く被さった身体がうごめいて、やわらかな唇が唇をこじ開ける。甘い唾液が流れ込んできて、熱い舌が激しくまとわりつく。
 くっつく‥‥離れる。
「おはよ、ミノル」
 低く囁く声と甘い余韻が心地良く身体に溶け込んできて、眠っていた感覚を熱く覚醒させる。
 さっきの続き‥‥樹は熱い舌をゆっくりとはわせて、湿った感触と甘い吐息でミノルを犯していく。唇、頬、耳たぶ、首筋‥‥禁断の果実に口をつけるように唇を吸い付けて、そっと歯を立てる。あぁ、意識ごと持っていかれそう‥‥気持ちいい‥‥ん、だけど、二人とも着のみ着のまま、コートの温もりは暖かく二人を包むけど、このまま結び付くには邪魔な衣服が多すぎる。
「シャワーぐらい浴びようよ」
 そう切り出すと樹は闇の中でクスッと微笑みながら、そっと頷いた。

 白熱色の電球の明かりが眩しくて徐々に目を慣らしながら振り返ると、コートを脱いだ樹の何気なくただずんでいる姿が白くかすんで見える。日常の光景に入り込んできた黒い天使の姿は、一見あまりに場違いで、違った意味で眩しすぎた。
 逃げるようにしてシャワールームに入る。上着を脱いで半裸になった自分自身を鏡に写すと、なんだか申し訳ないような、複雑な気分になる。不釣り合い‥‥自虐的な言葉が心の奥から自然に涌き出て来る。哀しい習性‥‥

「邪魔するよ」
 ビックリして振り返ると、樹がそっとドアを開けて入って来る。そしてボーッと眺めているミノルの前であまりにも無防備に服を脱ぎ始めた。細い腕、うなじから背中へのしなやかなライン、スラリと伸びる長い脚‥‥透き通るようにキレイな肌を惜しげもなく目の前にさらしていく。

「さ、ミノルも早く脱ぎなよ」

 ズボンを履いたまま立ち尽くすミノルに、全裸になった樹がからかう様に言葉をかける。それはまるで、気後れするミノルを優しくリードする様だった。
 最後の一線を越えて、生まれたままの姿になったミノルを待っていたかのように、樹が後ろから抱きついてくる。背中に当たる胸のふくらみ、抱き締める腕の感触‥‥全てがやわらかく、暖かくミノルを包み込む。
「華奢な身体ね‥‥」
 耳元で優しく囁きながら、膨らみきった肉棒に細い指を絡みつけてくる。そっと愛撫する冷たい指のうごめきに身を任せていると、身体の芯からドクドクと脈打って、本能が熱く焚きつけられていく。鏡に映る二人の淫らな姿は、[一つになりたい]という意志を強くその場に刻み付ける様だった。

 シャワーから流れる温もりを二人で分け合って一通り身体を流し終わると、濡れた身体同士が急接近する。腕を絡ませて身体を強く引き寄せ合って、とろけるように深いキス。流れる温もりは二人の胸から性器、太ももへと伝わり、溶かして結び付けながら足元に落ちていく。形の違う二つの性器を強く密着させると、まるでこのまま一つにくっついて取り込まれてしまいそう‥‥
「‥‥まだだよ」
 欲望で熱くなったミノルをたしなめるように、樹は両肩に手のひらを当てて、密着した身体をそっと突き放す。わずかに空いた二人の距離、顔を上げると少し苦笑いを浮かべた樹の表情が目に入る。
「ゴメン‥‥オレ、少し興奮しすぎた」
 ミノルが少し恥ずかしそうに謝ると、樹はそのまま微笑みを浮かべながら誘うように視線を絡ませてくる。トロン、とした甘い視線の中で身動きがとれなくなるミノル‥‥樹はしばらくその様子をからかうように眺めてから、ミノルの手を取ってやわらかな胸にそっと導いた。
 初めは遠慮がちにふくらみの外周の感触を確かめながら、少しずつ指先を乳首に近付けていく。やがて乳首の先端の固い感触が指先に伝わって、それとともに樹の全身がわずかに反応するのが分かる。
 感触を確かめるように、指先で乳首のまわりにクルクルと円を描く。すると樹は淫らな微笑みを浮かべながら、気持ち良さそうに深く吐息をついた。その反応が嬉しくて、指先の動きが段々と大胆になっていく。
 固まりを優しくつまんでやると、吐息をつく身体からフッと力が抜ける。その瞬間を狙って、手のひら全体でふくらみを包み込む。それほど大きくないふくらみは手のひらにすっぽりと入って、ゆっくりと力を込めていくと、樹は耐え切れずにハァ‥‥と大きく息を吐いた。お湯の入った風船みたいな感触を慈しむように包み込みながら、そっと締め付けて樹の身体の力を搾り出していく。
 樹は堪えきれない表情をして息を乱しながらミノルの後ろに腕を回して、奪われた力を取り戻すかのように首筋にかぶりつく。絡み合う二つの身体に等しく甘い痺れが走って、今度はミノルが大きく吐息をついた。いつの間にかすっかり気後れも遠慮も無くなって、本能に任せてお互いを求め合っていく‥‥

 シャワーの蛇口をフックに掛けようとして樹が後ろ向きになると、程良く丸みをおびた下肢部のラインが目に入る。その時、ミノルは心の奥底がカーッと熱くなっていくのを感じた。最初に樹に犯された時にも感じた自分の中の[何か]が目を覚まし、心の奥底から何事かを訴えてくる。

 今まで自分が受けてきた屈辱を、この女にも味わさせてやれ‥‥

 ジワジワと高ぶる気持ちに導かれて、後ろから樹の身体を強く引き寄せる。ビクッ、と反応する身体に腕を強く絡ませながら、ミノルは耳元で熱く囁いた。

「樹が欲しい。全部、欲しいんだ‥‥」

 絡みついた腕は自然に樹の秘部へと伸びていく。指先を少し強引に股の間に滑り込ませると、ビクンッと身体をくねらせてあからさまに反応する。それを見てさらに指を奥にねじ込んでいくと、ハァ‥‥ァウ、と吐息まじりの声を漏らしながら、淫らに歪んだ顔でこっちを振り返った。何か言いたげな、いい表情をしてる‥‥主導権はいつの間にかミノルの掌中に渡っていた。責められる樹の手から力が抜けて、持っていたシャワーの蛇口が大きく音をたてて床に落ちる。
 形の整った陰唇の中を、指でくねらせるようにかき混ぜてじんわりとほぐしていく。身体の芯をえぐる快感に耐えられなくなって、樹が少しずつ股を広げていく。蜜をかき混ぜるようにしてさらに深くねじ込んでいくと、内にこもっていた湿った音が段々外に漏れてきて、クチャクチャッという響きが二人を淫らにしていく。股の間を流れる熱い蜜、その中に溶けてしまいたい‥‥

 ミノルは樹のやわらかい腰を抱えながら蜜の中に突き刺して、内にこもっていた淫らな欲望を満たした。

 樹の中に入ると手前の方はよく湿っていて亀頭を優しく包み込んでくれたけど、半分も入らない内に感覚が硬くなって、まだほぐれていない感じがした。もともとあまり経験をつんでいない身体だから、ほぐれるまではじっくりと動かしながら慣らしていこうと思った。樹のことを思いやれば当然の事だった。

 しかし‥‥その時、ミノルの中でスイッチが入ったような感触がして、内に隠れていた[何か]が一気に表に出てきた。そいつはミノルの理性を一瞬で支配する。
 次の瞬間、ミノルは樹の腰を強くつかんで、力づくで奥底まで刺し貫いた。

「アッ‥‥ハアゥ」
 痛みに耐えられずに樹が声を漏らす。膣の奥深くはまだ湿ってなくて痛いぐらいにキツい感触だったけど、ミノルにはむしろそれが快感に感じた。

 ブチブチブチ‥‥!

 そう、この感触が欲しかったんだ!

 声を出さないように歯を食いしばって耐える樹をあざ笑うかのように、ゆっくりと、強く奥まで貫く。根元までじんわりと濡れた肉棒を先端まで引き抜いて、再び深くこじ入れると、肉壷の中がほぐれてジワジワと湿ってくるのが分かる。亀頭から根元まで、大きなストロークで少しずつ動きを速くすると、腰を打ち付ける音がシャワールーム一杯に響き渡った。

「‥‥痛い?」

 樹の耳元で意地悪く囁く。そう、いつか樹が自分を襲った時のように‥‥

 ずっと虐げられてきた痛みを、いつか他人にも分からせてやる。

 心を支配する[何か]、魔物のようなその正体は、そういう想いが積み重なった結果だろう‥‥ミノルはそう思った。

 股のやわらかな肉を両手で無理やりこじ開けて、さらに深く刺し貫く。陰唇のふくらみを陰毛に強くこすりつけて上下左右に腰を回して肉壷をかき混ぜると、樹の膣いっぱいに硬くて太い肉棒が拡がって中をブチブチと軋ませる。腰を揺する度に痛そうに呻き声を漏らす樹の淫らな姿を、ミノルは笑みを浮かべながらじっと見下ろしていた。この征服感がたまらなくイイ。

「痛いよね?」

 耳元でなぶる様に囁くと、樹は深く吐息をつきながら弱々しくつぶやく。

「ミノルの意地悪‥‥」

 すっかり押し拡げられた肉壷をさらに強く貫くと、樹の身体から徐々に力が抜けてきて壁についた手がずり落ちる。すかさずミノルは後ろから胸をつかんで、上体を支えながら腰の動きに合わせてふくらみを強く揉んだ。背中から腰、太ももまでベッタリと密着する二人の神経は完全に一体化していて、胸と股の奥深くが激しく脈を打って吸い取られていくようだった。
 このまま責め続ければ昇りつめてしまいそうだったけど、ここでイッちゃってもつまらない‥‥ミノルはゆっくりと肉棒を抜いて、樹を解放してあげた。

 力が抜けて崩れ落ちそうになる身体を後ろからそっと支えて、呼吸と鼓動が落ち着くのを待つ。何だろう、あれだけひどく虐めておきながら同時にすごく愛おしく感じる‥‥
 落ち着くのを待って股の真ん中に顔をうずめると、まだキレイなピンク色を保っている陰唇はミノルの太い肉棒の形のままだらしなく開いて、二人の体温を溶かした熱い愛液をタラタラと垂れ流していた。
 割れ目の内側を丁寧に舌でなぞって、肉棒で感じた熱い体温をジックリと味わう。甘くて、キレイで、汚しがいのある女だ‥‥舌をゆっくり動かす度に樹はピクピクと全身で反応していたが、やがて力尽きて身体ごと崩れ落ちる。
 ミノルは全身で樹の抜け殻を受け止めた。

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