「たぁー!」
ある廃工場の一角に悪の組織「ジョッカー」の戦闘員が集結しているとの情報を得た私は、黒装束集団の背後からこっそりと近寄り、最寄の戦闘員にキツイ一撃を叩き込みました。
「あっ美戦士サリナ!いきなり後ろからなんて卑怯だぞ!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
口々に罵声を浴びせてくる黒装束の集団を、私は強化服クールアイ機能(冷静な目)を使って見回します。
(1、2、3・・ 下級戦闘員が全部で6人・・ ボス怪人はどこかしら・・・)
「待て!俺たちは、美戦士サリナと戦う意思はない!」
1人の戦闘員が両手を前に突き出し、へっぴり腰で後ずさりしながら声を震わせています。
「何よあんた達、ボス怪人がいないと何にもできないの?」
敵ながら余りの不甲斐なさに苛立ちを覚えながら、足元に転がっていた石ころを投げつけました。ところが、私の軽はずみな一言が気に障ったのか、1人の戦闘員がこう叫んだのです。
「美戦士サリナまでそんな事をいうな!俺たちの覚悟をよく見ろ!」
バァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
物凄い轟音と爆風・灼熱が私の全身を襲いました。
咄嗟に強化服ガード機能(腕で顔を覆う)で防御した私は、舞い上がる噴煙が収まるのをじっと待ちます。
もうもうと立ち上る黒煙の中、1人の戦闘員が声を震わせながら叫びました。
「自爆テロだ!俺たちは全員爆弾をしょっている!言うことを聞かないと自爆するぞ!」
なんとなく勢いで廃工場の中に連れ込まれた私の周りには、5人に減った戦闘員がぐるりと立ち並んでいます。私は臆することなく、毅然とした態度で戦闘員たちに言い放ちました。
「ここで何を企んでいたの?何が目的なの?」
戦闘員のうち、リーダーっぽいのが一歩前に出て話しはじめます。
「美戦士サリナよ、俺たちジョッカーは世界制服を果たし、この汚れきった地球を理想世界として再生することを目的として日夜努力してきた。しかし、毎回苦労して計画を立てても、ことごとく貴様に妨害されて・・・ 」
「妨害って何よ!あんた達が悪いんじゃないの!」
「話は最後まで聞けーーーーーーーーー!!!! 」
リーダー戦闘員の話の途中で口を挟んだ途端、後ろにいた戦闘員が怒声を上げました。そして、
バァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
戦闘員が、また自爆したのです。
「俺たちに逆らうとこうなるんだ。」
(え? 何? さっきからどういうこと? )
戦闘員が起こした行動の意味が分からず、私はその場で力なく座り込んでしまったのです。
「俺たちジョッカーの世界制服計画は、美戦士サリナによってことごとく妨害されてきた。その原因は不甲斐ないボス怪人にあるのだ!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!(怒りを込めて)」
リーダー戦闘員の演説に、周りの戦闘員たちは大声で掛け声を上げています。私は演説が終わるまで、床の上で正座をして聞いていました。
「しかーし!ジョッカーの首領に物申したところ、不満があるなら出て行けなどと言うではないか!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!(少し涙声)」
「だから俺たちは、美戦士サリナを陥れるべく、ジョッカーを飛び出したのだ!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!(元気よく)」
だんだんと状況が理解できました。どうやらボス怪人が見当たらないのは、戦闘員たちの単独行動だからのようです。でも、自爆の意味がわかりませんでした。
(罪の無い人達の中で自爆しないと意味無いのに・・・。もしかしたら自爆テロの意味を勘違いしているのかしら・・・。)
「それではいよいよ!【美戦士サリナが表を歩けないようにする作戦】を開始する!」
本能的に股間の奥がキュゥゥっと締まる、不気味な感触が頭を過ぎりました。
「美戦士サリナよ、俺たちの恐ろしい計画をよく聞け。今から貴様の恥ずかしい映像をビデオカメラで撮影するのだ。そしてそれをインターネット上で配信する。もちろん無料だ。正義の味方・美戦士サリナの無修正エロ動画が無料となると、世界中の男どもが見る事になるぞ。さあ同士よ、撮影準備に取り掛かれぇ!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!」
「eeeeeee!(嬉しそうに)」
冷たい床の上に座り込んでいた私を見下ろしながら、早速リーダー戦闘員は淫らな要求を突きつけてきました。
「まずはパンチラシーンからだな。四つん這いになって尻を高く上げて貰おうか。」
「e~e e~e!(ハシャギながら)」
「e~e e~e!(ハシャギながら)」
「e~e e~e!(ハシャギながら)」
私は強化服ブレーン機能(よく考える)を使って、正義の味方としての行動を模索していました。たった4人の下級戦闘員が相手なら、今すぐにでも殲滅することは可能です。自爆されるにしても、ここなら一般人への被害は無いでしょう。
ただ、さすがに自爆さえすれば私の行動を抑制できると考えているとは思えません。ほんの少しの抵抗でも自らの命を投げるほどの覚悟を見せた集団です。他にも仲間がいて、街中で自爆されるとなると、多数の犠牲者が出てしまいます。
(ここは、大人しく言うことを聞いていたほうがよさそうね・・・)
撮られた動画は、いざとなったらビデオカメラごと壊してしまえば良いと踏んだ私は、激しい屈辱感と恥辱感を味わいながらも、冷たい床に両膝をつき、手をついて四つん這いの姿勢を取りました。
背後に廻ったカメラマン戦闘員が、容赦なく私のお尻を狙っています。激しい戦闘に耐えられるコスチュームは、機動性重視のミニスカートになっています。
「美戦士サリナのパンチラがこんなにハッキリと撮影されるのは初めてだろうな!」
(ク・・・ こんな連中の前でこんな恰好を!)
戦闘員たちの「e~e~」と囃し立てる声で、私の肢体は恥辱に震えていました。
「よし、そのまま尻を振りながら俺様の前まで歩いて来い。」
床についている両手をグッっと握り締め、怒りに身体を震わせながらも、私は命令に従いました。
「よーし、俺様のチンポをしゃぶるんだ。美戦士サリナだってフェラチオぐらいしたことがあるだろう。」
顔を上げると、戦闘服の股間部分から黒光りした肉棒がそそり立っていました。そして、その硬直した肉棒で私の頬をペチペチと叩いているのです。直ぐ横には、カメラマン戦闘員がその様子を余すところ無く撮影していました。
「イ、イヤ・・・ そんな事・・・」
「逆らうなといっただろう!!!」
バァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
照明係戦闘員が自爆を遂げました。余りにも無意味な自爆に、さすがに多少の罪悪感じを禁じえません。
「貴様が逆らったばっかりに、尊い命が奪われたんだぞ!さぁ早く咥えろ!!」
髪を乱暴に掴みグイグイと口元に押し付けてくる黒棒は、戦闘服が蒸れるためか酷い異臭を放っています。吐き気をもよおす私は、それでも咥え込むしかありませんでした。
頭を小突かれて催促された私は、ゆっくりと顔を前後に動かしました。舌の上を滑っていく黒棒は、ベタベタとした粘液と、ザラザラとした恥垢を残しながら、私の口膣を犯していきます。
「正義のヒロインのフェラチオシーンだ!」
あざ笑うような掛け声が、私の屈辱感を一層深いものにしていきます。
今すぐにここにいる全戦闘員を八つ裂きにしてやりたい気持ちを必死で押さえながら、口内の肉棒に舌を這わせるしかありませんでした。カリの部分に溜まっている恥垢がボロボロとこそげ落ち、口の中に蓄積されていきますがとても喉を通す気にはなれません。
「よし、今度はオナニーだ!美戦士サリナのオナニーシーンだ!ファンも喜ぶぞ!」
机の上に乗せられた私は、3人の戦闘員の晒し者になっています。ミニスカートから伸びる白い脚と、その付け根に覗いている白いパンティーに視線が集まっているのが、直接肌にチクチクと伝わってきました。
「パンティーを脱いで俺によこせ。ネットオークションで販売してやる。生写真付きでな。」
「こ・・このコスチュームは脱げない構造なんです・・・。基地の【強化服-装着ポット】に入らないと・・・。」
「逆らうなと何度言えば分かるんだ!」
集音担当戦闘員が叫んで・・・・
自爆はしませんでした。
「でも!でも!パンティーの股間部分を横にずらせば、穿いたままでもオナニーできます!」
私の咄嗟の提案に、集音担当戦闘員は自爆を思いとどまったようです。
そして、戦闘員たちが見ている前で、股間から見えている白いパンティーの股間部分を横へずらしました。
下半身が蒸れるのは私も同じ事です。女性器が剥き出しになると、封印されていた淫らな臭気が周囲にプンと漂いました。戦闘員たちに女の体臭を嗅がれるのでは無いかと心配になりましたが、幸い全員顔面マスクをしていたため、(美戦士サリナのオマ●コは臭い。)などと言われなくて済んだのです。
「あぁぁ・・・ あぁぁ・・・ いぃぃ・・・ あぁぁ・・・」
自らのクリトリスに指先をあて、円を描くように表面を擦っていきます。微かにしこりがあるような感触は、段々と突起をはじめ、指先には愛液が絡み付いてきました。下級戦闘員の目の前で、しかも撮影までされている屈辱でしたが、淫芽を擦る快感は、それらを押しのけて快楽の波を呼んでいます。
強化服にはエキサイティング機能(興奮する)が備わっているため、戦闘後はいつもシャワールームでオナニーをして性欲を発散しないと身体が持ちません。これは強化服の副作用というべきものですが、この機能が今、指の自制を解除してしまっているのです。
「あぁぁ! もう我慢できなぃぃ!」
人差し指と中指を束ねて膣穴を探ると、ズブズブと第二間接まで押し込みます。既に愛液に潤っている秘貝は、その割れ目から卑猥な汁を滴らせながらヒクヒクと息づいていました。
「あぁ! いぃ! あぁ! いぃ!」
指を激しく出し入れするたびに、グチョグチョと嫌らしい音を立てている大淫唇は堪らない快感のエナジーを発生させ、臭い立つ淫らな香りがさらに私の指を加速させていきました。
興奮した私は、強化服のシールド機能(胸のファスナー)を解除してしまいました。ポロンと弾ける乳房と、硬く勃起した乳首が戦闘員達の欲情をそそったようです。
「俺が一番で入れるぞ!」
「いや!俺が先だ!」
リーダー戦闘員と集音担当戦闘員が争いごとを始めました。その時です!
バンバァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
私の目の前で、2人の戦闘員が吹き飛びました。
お互いの自爆装置を押してしまったのでしょうか?
無残にも飛び散った肉片が、ヒュンと音を立てて頬をかすめていきます。
「とうとう1人になってしまった・・・。」
カメラマン戦闘員の呟きを聞き逃さなかった私は、電光石火の速さで飛びかかり、戦闘員を羽交い絞めにします。
「他に仲間はいないのね!自爆するやつは他にいないのね!」
力無くうなずく戦闘員からビデオカメラを奪おうとした時です。
「フォフォフォフォフォ!自爆戦闘員なら、街中に徘徊しておるわ!」
暗がりの中、大勢の戦闘員を引き連れたボス怪人が現われたのです。
「そこの戦闘員よ、よくぞここまで憎き敵・美戦士サリナを追い詰めた!褒めて遣わすぞ!」
「怪人モスバラ様!」
謀反を起こした自爆戦闘員たちは自爆テロの意味を間違え、意味の無い自爆を繰り返していましたが、ボス怪人はこの計画に便乗し、改めて自爆戦闘員を街中に解き放ってしまいました。本当に大勢の一般人を人質にとってしまったのです。
「美戦士サリナの猥褻動画を流通させる作戦!見事!見事!さぁクライマックスシーンを撮影するのだ!」
「eeeeeee!(感涙)」
「いゃ! やめて! 触らないで!」
机の上に押し倒された私は、あっという間に戦う力を奪われました。
つい感情に任せてシールド機能(胸のファスナー)を解除してしまい、弱点である乳房を露出させてしまいました。露になった乳首を力強く抓られると、戦闘力がすべて性欲に変換されてしまうのです。
パンティの隙間から、ミミズのようにウネウネとしたものが侵入してきました。怪人モスバラの生殖器です。細長い器官は気味の悪さだけを送り込んできましたが、それが次第に快感へと変わってきました。その生殖器は異常に長かったのです。ドンドンと送り込んでくる生殖器は次第に膣内をいっぱいに満たし、ウネウネと動いては内壁を擦り上げてきます。
「だめ!もう入らない!壊れちゃう!!」
大勢の戦闘員たちの卑猥な眼球とカメラマン戦闘員が持つレンズが、私の乱れた姿を余すところ無く録画しています。
ボス怪人モスバラの生殖器は、私を何度も逝かせては、休むことなく犯し続けています。もはや正義の味方としてのプライドもありませんでした。
「あぁ!いぃ!いく!いっちゃう!またいっちゃう!!!」
事を済ませたボス怪人は、カメラマン戦闘員からビデオカメラを受け取り満足げに高笑いをしています。美戦士サリナの完全な敗北でした。私は正義の味方として悪と戦ってきましたが、正義の味方である前に人間の女性です。淫らな姿を撮影されてインターネットなどで流されたら、とても戦い続ける事などできません。
打ちひしがれ、その場に平伏す私を囲った怪人モスバラ一行は、勝ちどきを上げザワザワと談笑してます。
「怪人モスバラ様!一刻も早くインターネットで無料配布しましょう!理想世界はすぐそこです!」
殊勲のカメラマン戦闘員が喜び勇んで叫んだ瞬間です!
バァーーーーーーーーーーーーーーーーン!!
私を追い詰めた謀反戦闘員の最後の1人がボス怪人によって処刑されました。
「馬鹿め!こんな貴重な猥褻動画を無料配布だと?ふざけるな!もっと効果的な使い道を思いつかんのか!これさえあれば美戦士サリナを陥れ、莫大な資金調達も可能なのだ!フォフォフォフォフォ・・・・」
美戦士としての社会的地位を失墜させる絶体絶命のピンチは、怪人モスバラの愚策のお陰で逃れる事ができました。あのまま動画をインターネットで無料配布されたら、正義の味方は終わりだったはずですが、世間に出回ったのは数本だけだったようです。
(俺たちジョッカーの世界制服計画は、美戦士サリナによってことごとく妨害されてきた。その原因は不甲斐ないボス怪人にあるのだ!・・・・)
「あのリーダー戦闘員の言葉は本当ね・・・。使えない上司を持つと苦労するのはどこでも同じだわ。」
パソコンでインターネットのアダルト動画サイトを見ていた私はポツリと呟きます。
そして、ジョッカー発生の知らせを受けて次の現場へと急行するのでした。
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