最近の隠れ家の様子

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最近の隠れ家の様子
2021年06月29日 23時28分
DUGA

都内某所

「怜、ちょっと離れてくれる?」
「どうして?」
「あんっ、そんなところ触らないで」
衣緒菜が怜から離れようとするが、怜は執拗に衣緒菜に絡む。
「あー、もうっ!静かにしてよ!」
愛がたまらず悲鳴を上げる。先ほどからこれの繰り返しである。
「怜ちゃん、衣緒菜ちゃんが嫌がってるよ」
「はーい」
「由衣さんの言葉はちゃんと聞くのね」
ふて腐れた愛が私の胸に顔を埋める。思わず溜息が漏れる。
「お前ら、映画ぐらい、静かに見れないのか」

『隠れ家』のホームシアターで映画を鑑賞している。映画鑑賞を趣味とする奴隷は多いが、全員で見ることは希である。由衣以外はフリーターか学生で比較的時間に恵まれているはずなのだが、意外にも全員が『隠れ家』に勢揃いすることはほとんどない。個性が強烈で、仲は良いが協調性の皆無な性奴隷達。由衣という潤滑油的な存在がいなければ、とうの昔に今の体制は崩壊していただろう。
「ちょっと、退屈」
亜美が欠伸を噛み殺す。紀子が隣で肯いている。さらにその隣の優奈が小さくコクンと肯くのを見て、私は自分の好みが彼女達のそれと大きく違うのだということを悟る。特に優奈に否定されたのは精神的ダメージが大きい。
「優奈、そんなにつまらないか」
不意に指摘された優奈は目を丸くして、慌ててフルフルと首を振った。己の無意識な仕草が観察されていたなど思いもしなかったのだろう。
「ご、ご主人さま。ごめんなさい。違います!」
紀子と優奈の間に割り込み、優奈をじっと見つめる。衣緒菜の義妹、男が求めるすべてを兼ね備えた完璧な美少女。その彼女の目には涙がうっすらと溜まっている。
「ごめんなさい」
「ダメだ」
私の手が彼女のスカートを捲り、ほっそりした太ももを愛撫する。
「あぁ・・だめ・・・」
そのまま彼女を押し倒し、ソファーの上で覆い被さる。他の奴隷達が気を利かせて場所を空ける。柔らかなピンクの唇を奪い、ブラジャーのホックを外す。何度やっても飽きがこない儀式である。
「んっ!んぅ!!」
ピクピクと小柄な彼女の体が敏感に反応する。これほどの感度の良さを味わってしまうと、病みつきになってしまう。意味がなくても、彼女を陵辱し、辱めたくなってしまうのだ。彼女を襲うのに理由は必要ない。
「あっ!だめっ!あっ!」
彼女の喘ぎ声がひときわ大きくなる。私が彼女の上半身に夢中になっている間に、衣緒菜が愛する妹の下半身に手を付け始めたのだ。
「いやっ!お姉ちゃん!」
衣緒菜の責めは相当なものだ。妹の秘部を知り尽くし、時には失神寸前まで追い込む。人一倍敏感な優奈が、姉の強烈な責めを受けている姿を鑑賞するだけでも興奮ものだ。
「ひぁ!」
その衣緒菜も声を上げる。衣緒菜大好きな怜が衣緒菜の股間に顔を埋めようとしていた。
「ちょっと!怜、離れて!」
怜は無言で衣緒菜の美尻に頬ずりする。『隠れ家』で圧倒的な性力を誇っていた衣緒菜の天敵。これで『隠れ家』の勢力図はほどよく均された。どんな世界でも天敵の存在は貴重である。

「あー、もうっ!静かにしてよ!」

愛が本日何度目かの悲鳴を上げる。こうしている間にも、フランスのラブロマンスが進んでいるのだ。

結局、愛と私以外の人間にとっては退屈な映画だったらしい。
「この映画の素晴らしさが理解できないとは悲しいものだな」
私の言葉に亜美が唇を尖らせる。
「だって、面白くないです。わかりにくいし」
「お子様ランチは黙ってろ」
「ご主人さまのバカ!」
亜美が紀子にしがみつく。紀子は1つ年上の亜美の頭を撫でて慰めた。
「私もあまり楽しめませんでした」
意外にも由衣も不満の様子だった。
「お前なら理解してくれると思ったのだが」
彼女はにっこりと微笑んだ。
「ご主人さま。ご自分の好みを強要してはダメです」
「ほう、奴隷の分際で私に意見するのか?」
彼女に一歩一歩ゆっくりと近づく。彼女は嬉しそうにその場で私を待ち受ける。成熟した大人の体に手を伸ばす。正直、彼女の女体はあまりに完璧すぎて、どこから手をつけて良いのか戸惑うほどだ。とりあえず、腰に手を回し、グッと引き寄せる。
「あんっ!乱暴です」
次に締まった尻を撫でる。これでもかと言わんばかりの芸術的な肉感。豊満な胸の弾力が体に伝わり、唇を重ねる。
「んふぅ」
彼女は常に私を望んでいる。どんな時でも。指をソッと舐めてやるだけで彼女は濡れる。
「ご主人さまぁ」
甘い由衣の喘ぎ声。周りで奴隷達が羨ましそうに私達を眺めている。彼女達は飛び抜けた逸材ばかりだが、『隠れ家』で私に一番近い奴隷が由衣であるということを暗黙の内に認めているのだろう。ルックス、スタイルだけではない。メンタルな部分でも彼女は一番なのだ。奴隷達の中で唯一、すべての奴隷から尊敬を得ているのが由衣という女性なのである。

「ふぅ、衣緒菜、遊ぼ」
未だ、奴隷の位置に落ち着こうとしない怜が衣緒菜に抱きつく。最近、『隠れ家』に住み着くようになった彼女は相変わらず杏奈の店でアルバイトをして、衣緒菜を追っかけ回している。衣緒菜を目の前にすると、凍てつく氷の美少女は満面の笑顔を浮かべた太陽の美少女へと変貌する。
「やだ!」
衣緒菜が子供のようにブンブンと腕を回して、怜から逃げる。愛がうんざりしたような視線を彼女達に送る。亜美は目を細めて楽しそうである。紀子と優奈は隅で大人しく『隠れ家』の出来事を傍観している。私は由衣の胸に顔を埋め、とろけそうな柔肉を味わっている。

最近の『隠れ家』はだいたいこんな感じである。

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々