若妻牝奴隷 舞子1

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若妻牝奴隷 舞子1
2021年06月29日 23時37分

秋。残暑が和らいで、過ごしやすい季節になった。春とは違った意味で前向きになることができるそんな時期に、舞子は陰鬱な表情で約束の場所へ向かっていた。

舞子は短大を卒業後、都内の大手保険会社の受付嬢として勤務していた。入社2年目の春先に、仕事の打ち合わせに来ていた北原学(まなぶ)に目をつけられた。北原学は、大手電機メーカー社長のひとり息子であり、俗に言う『金持ちのボンボン』だった。後から本人に聞いた話では、最初は社会勉強の一環として会社の営業についてきただけだったが、その後はただ舞子を口説くために来ていたらしい。舞子の学に対する初対面の印象は相当に悪く、ひとりだけ浮ついた服装で遠慮なしに下品な視線を投げかけてくる学を嫌悪していた。が、その後も執拗なアプローチとプレゼント攻勢が続き、ひと月もすると舞子は徐々に態度を軟化させていった。男として、そして社会人としての未熟さに母性本能をくすぐられ、ある時を境に学の熱意が素直に嬉しく感じられるようになったのだ。また、正直なところ、平凡な家庭に生まれた舞子にとって、資産家の息子の学のライフスタイルは憧れであり、学と付き合いが進むにつれて目の前に繰り広げられてゆく『贅沢の味』に舞子は魅惑されていったのだった。

やがて出会って1年も経たない内に結婚、寿退社と目まぐるしく事態は進展し、舞子の両親や友人らはあまりの急展開に心配したが、舞子は学を信じて身を捧げる決意をしたのだった。

学は舞子に優しかった。資産家の息子にありがちな傲慢さ、自惚れ加減は次第に慣れてしまった。夢のようなハネムーンを終え、舞子は充実した日々を過ごしていた。だが、セックスに関しては満足にほど遠かった。学はセックスに関する知識、スキルがほとんどなく、アダルトビデオからの受け売りばかりで舞子を肉体的にも精神的にも満足させることが出来なかった。もちろん、そのことで不平や愚痴を言ったことはなかったが、舞子の無言の不満を察した学は徐々に舞子とのセックスに臆病になり、性欲の捌け口を愛人を囲うことで満たし始めるようになった。舞子はそれとなく気づいていたが、責任の半分は自分にもあるのだと思い、見て見ぬふりをした。

それにしても学はあまりに世間知らずだった。社会の常識を知らず、知識も才能もなかった。それでも、資産家の息子として、世間一般の生活とはかけ離れた贅沢な生活が許された。舞子は次第に虚しい気持ちを持つようになっていった。一方、学は学で、『自分の会社を作ってビジネスをしたい』と口走るようになった。それ以来、学は親の金の力を使って自分の会社を立ち上げ、優秀なブレーンを親から紹介してもらって、ビジネスを軌道に乗せようと奮闘していた。

舞子はそんな夫に最初は呆れていたが、次第に応援するようになった。確かに、世間の目から見れば、無計画で無鉄砲で、親の力がなかったら、絶対に実現していないような事業内容である。一般人が起業の際に頭を悩ませる苦労をすべてパスして、自分のしたいことを優秀な部下に丸投げしているだけなのだから笑うしかない。だが、普段は怠惰で自惚れ勝ちな夫が真剣な表情で難しそうな書類に目を通していたり、大勢の部下の前でスピーチしたりしている姿を見ていると、舞子は微笑ましく感じるのだった。形だけでもいい。何かに向かって頑張っている夫を見ているのは心底嬉しかったのだ。

が、現実は厳しかった。会社の経営についてはまったく関与していなかったため、舞子にはどのような理由、経緯で事業が失敗したのかは分からないが、確実に分かったのは現時点で、学に数千万円単位の借金が残っているということだけだった。学はショックで寝込んでしまった。おそらく金銭的なショックというよりは、自分の事業が失敗してしまったことでプライドに傷がついたのだろう。数千万円程度なら親に頭を下げれば何とかなるはずだった。

ところが、学はどうしても親に頭を下げたくなかった。親の金で起業し、贅沢すぎるほどのサポートを得ていたのにも関わらず事業失敗の憂き目にあった学に、これ以上親から金を引き出す勇気はなかったのだ。舞子は学の気持ちを汲み取りながらも、『じゃあ、どうするの?』と毎日のように問いただした。夫の力になりたかったのだ。
「なんでもするから。学さん、私にできることはありませんか?」
学は自慢の若妻の髪を撫でた。何人もの愛人を囲っていても、学にとって舞子は最高の女であることに違いはなかった。女の身で短期間に多額の金を作るとなれば方法は決まっている。需要があるところに売るしかない。
「お前を風俗なんかに出せないしな」
舞子は胸が締め付けられそうだった。性行為に関しては前向きな考えと豊富な知識を持っている舞子であったが、実は夫しか男性経験がない。そのことは学も知っている。方法はひとつしかないのに、学は彼なりに舞子を気遣っているのだ。
「大丈夫。大丈夫ですから。学さんのためなら何でもしますから」
舞子は自分の声が上ずっているのを自覚していた。学が背負っている借金は、かなり際どい債権者からの借金が大半を占めており、こうして悩んでいる間にも利息分が増え続けているのだ。学が親に頭を下げるつもりがないのなら、自分が体を売るしかないのだ。
「ありがとな、舞子。ちょっと考えてみるよ」
そう言って寂しそうに微笑んだ学の顔が舞子は忘れられなかった。

数日後、舞子は学から提案を受けた。学の知り合いで同じく資産家の息子である、工藤という男が力になってくれるらしい。舞子は社交パーティーで何度か挨拶をしたのを覚えていた。ちょっと目つきが悪かったが、それほど性悪そうではなく、大人しそうな、いかにも金持ちのボンボンですといった感じの小太りな男だった気がする。条件は1週間、舞子を工藤に預けること。
「1週間だけですか?」
「でも、その1週間はずっと工藤の言いなりになるしかないぞ」
当然、肉体的な要求もされるのだろう。舞子はもう一度、工藤のことを思い浮かべてから学に言った。
「・・・大丈夫です。学さん以外の男に抱かれるのは辛いですけど、学さんのためなら耐えてみせます」
その晩は、久しぶりに学とセックスをした。学にいつもの勢いはなかった。

「もう戻れない」
ようやく目的の場所に着いて、舞子は小さく呟いた。目の前には都内有数の超高級ホテルが舞子を威圧するように鎮座していた。子供連れの家族が笑いながら、傍を通り過ぎる。舞子は唇を噛みしめてエントランスに目を向けた。車の誘導を終えたドアマンと一瞬だけ目が合った。軽く深呼吸をして、舞子はエントランスに向けて一歩踏み出した。

ホテルのロビーに足を踏み入れると、緊張感が一気に高まり足が竦んだ。超高級ホテルの煌びやかな空気に怯えたわけではない。学と知り合って以来、その類の空気には慣れている。
(今から体を売るんだ・・・学のために)
そう思うと舞子は胸がつまり息苦しくなった。この状況を両親が知ったら何と言うだろう。許してくれるだろうか。学との結婚には、両親も友人もほとんどが反対だった。
「ふぅ」
舞子は沈みがちな気持ちを奮い立たせようと首を左右に何度か振った。家を出てからここに来るまでずっと憂鬱な気分だったが、もう後には引けないのだ。覚悟を決めるしかない。
(どこかしら・・・)
舞子はロビーを見渡して工藤を探した。平日の夕方で、それほど混んでいない。すぐに一人の男と目が合った。まるで、舞子が自分を探し出すのを待っていたかのような様子だった。
「やあ、来てくれたね」
工藤の第一声は穏やかだった。こちらの不安を和らげようとするかのような優しい声色に、舞子はほんの少しだけ救われたような気がした。物腰も柔らかい。淡い記憶の中の工藤はもう少し陰険で粘着質なタイプだった。
「ここで話すのもなんだから、部屋に行きましょう」
舞子は工藤の後について行った。ロビー中に見つめられているような気がして顔から火が出るくらい恥ずかしかった。いくら金持ちとはいえ、それは親の力であり、工藤自身に何の魅力もない。大人しそうな小太りの冴えない男。そんな男がブランド物の服で身を固めて、ホテルのロビーで意気揚々と美貌の若い女を連れていれば、どんなに贔屓目に見ても、他人に勘ぐられるのは仕方がない。

エレベーターに乗り込むと、工藤は無造作に最上階のボタンを押した。箱が音もなく上昇し始めると、舞子の不安は際限なく膨らんでゆき、オドオドするばかりだった。上昇の浮遊感も手伝って、自分の体が自分のものではないような気がした。工藤は無言で操作パネルを見つめていた。最上階に着くと、豪勢な調度品とカーペットの廊下を進んで、部屋に入った。広々とした眩い空間が目の前に広がった。
「ふぅ」
思わず、ため息が漏れた。先にソファーに腰を下ろした工藤が、突っ立ったままの舞子に笑顔を向ける。
「緊張するのも無理ない。何か飲みますか?」
舞子は首を振った。
「大丈夫です。ごめんなさい」
そう言って、舞子は工藤の向かいに腰を下ろした。長袖にロングスカート、夏が終わったとはいえ、あまりに地味な装いだった。もちろん、衣服そのものはセレブに相応しいものであるが、舞子は普段から肌の露出を神経質なほどに抑えていた。夫以外の異性に色目を使うつもりはなかったし、何よりも男達の卑猥な視線を心底嫌悪していたからだ。色白で肌も綺麗なのだからもう少し大胆になれと夫から何度も言われても、この習性だけは変わらなかった。せっかくの素材もここまで露骨にガードされてしまうと、たいていの男の矛先は揺らいでしまう。一方で、何とかして隠された果実をつかみ取ろうと妄想を逞しくする輩も現れる。工藤は後者だった。
「隣に座りなさい」
やや強めの口調で、工藤が言った。舞子は素直に肯いて立ち上がり、工藤の隣に腰を下ろした。意外にも香水の趣味は悪くないようだ。工藤はまだ30代前半の壮年で、夫の学と同世代である。今年で23歳となる舞子からは少し離れているが、どうせならもっと離れていたほうが気が楽だった。歳が近ければ近いほど気恥ずかしいのだ。
「何度か会ってるよね」
工藤の手が舞子の腰に回る。反射的に避けようとしたが、すぐに思い直してされるがままになった。
「・・・はい。パーティーで2,3度ご挨拶をいたしました」
「嬉しいね。覚えていてくれるなんて。あまり僕に興味がなさそうだったからさ。まあ、君みたいな美人が僕を相手にするわけないか」
やはり工藤は見た目通りの性格だった。ネチネチと陰湿である。人前では紳士的に振る舞っても、こうしてプライベートの空間になるとすぐに本性が現れる。
「舞子さんはいつも肌の露出が少なくて残念だよ。怖いのかな?」
「・・・いえ。昔からそうなんです」
腰にあった手が少しずつはい上がって、舞子の豊かな胸に触れる。
「あっ・・・」
思わず声を出した舞子を見て、工藤はにやりと笑う。
「ちょっと触っただけなのに、可愛いね、まったく」
「ごめんなさい」
「別に謝らなくていいよ。ちなみにさ、舞子さんはどれくらい男を知ってるの?」
文字通りの意味ではなく、おそらくセックスした相手の人数について聞かれているのだろう。舞子は正直に答えることにした。嘘をついても仕方がない。
「・・・夫だけです」
すると、工藤が心底驚いたような顔で舞子を見つめた。舞子は肩を竦め、恥ずかしさのあまり俯いた。
「今時、そんな貞操観念を持っている女性なんて珍しいな。立派だよ、立派」
褒められているのか、バカにされているのか分からないが、ただ不愉快だった。
「そうか、すごいな。学は羨ましい奴だな。そうか・・・夫だけかぁ」
工藤は興奮が冷めないのか、いきなり立ち上がってソファーの周りを歩き回った。そして、舞子の背後に立つと、舞子の両肩に手を載せて、耳元で囁いた。
「じゃあ、学とは猿みたいにやりまくってるのかな?」
「そ、そんなことありません」
「でもさ、あいつのことだから、毎晩要求されるんだろ?」
付き合い始めた当初は工藤の言うとおり、毎晩のように要求された。だが、児戯にも等しい夫のセックスに舞子はすぐに愛想を尽かしてしまったのだ。そのことで距離ができてしまってからは、数えるほどしかしていない。
「あまり・・・好きではないんです」
セックスが嫌いなわけではない。むしろ、性行為には興味があるし、自慰行為に耽ることも多い。だが、今そんなことを言っても、工藤を喜ばせるだけなので黙っていた。工藤は舞子を覗き込むようにして言った。
「いいよ、好きでも嫌いでも。でも、この一週間は僕の好きなようにさせてもらうからね」
舞子は肯いた。

「とりあえずさ、舞子さんの綺麗な脚を拝みたいんだよね。ちょっと捲ってくれる?」
舞子はテーブルの上に立たされた。足下で工藤が鼻の下を伸ばして眺めている。躊躇っていると、工藤は舞子の脹ら脛辺りを軽く叩いた。
「ほらほら、さっさと捲ってよ」
「・・・はい」
舞子がおずおずとスカートを捲ってゆくと、膝下まで隠れていた美脚が徐々に露わになっっていった。太ももが露わになり、下着が見えそうになる辺りで舞子は手を止めた。
「あの・・・これでよろしいでしょうか?」
工藤は舞子を無視して、目の前の果実を食い入るように見つめていた。眩しく艶々に輝く色白の肌、これまで頑なに隠れていた太ももはほどよく肉づき、フルフルと細かく震えているのが分かるくらい蕩けそうな柔らかさだった。
「凄い・・・凄いよ、舞子さん。後ろ、あっち向いて!」
舞子は言われるままにその場で工藤に背を向けた。気が狂いそうなほど恥ずかしかった。工藤の手が舞子の左右の太ももの間に滑り込み、上下にさすっている。感度の良い舞子はそれだけでビクッ、ビクッと反応してしまう。太ももの裏をペロリと舐められると、ゾクゾクとした不快感と甘い性感が入り混じり、舞子は唇を噛んで耐えるだけだった。
「もっと上まで見せて、全部見せて・・・おい、エロいねぇ!!」
工藤の感嘆の声が部屋に響き渡った。下から舐めるように股間を見つめられ、美尻をパンティ越しに撫で回された。男性経験の乏しい舞子にとってこれだけでも気が遠くなるような拷問に思えた。
「じゃあ、そのままこっち向いて」
言われるままに工藤の方に向き直る。ちょうど工藤の顔の前に、舞子の股間が位置する格好だった。パンティは夫の趣味で、異性を誘う魅惑のデザインになっており、布面積も小さい。もちろんパンティ姿を夫以外の男性に見られることは初めてだった。
「いつも、こんなエッチなパンティ穿いてたんだ。あっ、そうか、学の趣味だな」
工藤の表情は崩れっぱなしだった。
「ずっと君に目をつけていたんだよ、舞子さん。だから、今回の件は即答だった。素晴らしい、期待以上だ」
太ももに頬ずりをする工藤にある種の恐怖を感じながら、この後、どのような辱めを受けるのだろうと舞子はただ不安に胸が押しつぶされそうだった。

「舞子さん、今度はおっぱい見せて」
工藤は舞子の豊満な胸を服の上から揉みながら言った。すでに工藤は嫌悪の対象でしかない。ロビーでの紳士的な振る舞いは偽りであり、目の前の男は女に飢えた獣そのものである。この部屋に入って1時間も経っていないのに、舞子は泣きたいくらい、精神的に汚されていた。
「早く脱ぎなさい」
工藤の苛立ったような声。舞子は怯えたように体を竦める。
「・・・はい」
舞子は目に涙を溜めながら、おずおずと服を脱いだ。ブラジャーもパンティと同様、夫の趣味である。
「隠れ巨乳であることは分かっていたが、ここまで素晴らしいとはね。エッチなおっぱいがブラからはみ出しちゃってるよ」
言葉でも犯される。ここまで来ると、怒りや苛立ちは生まれてこず、ただ、恥辱のみである。
「ホックは僕が外してあげよう」
ブラジャー越しに胸を揉んでから、工藤は慣れた手つきでブラジャーのホックを外した。途端にたわわな果実がこぼれ落ちた。舞子は素早く手で隠したが、工藤は片手で舞子の両腕を後ろ手に押さえつけ、空いた方の手で豊かな乳房を撫で回した。
「舞子さん、凄いよ、これは」
宝物を撫で回すように、工藤の手が優しく、じっくりと舞子の乳房を這い回る。
「あぁ・・・いやぁ」
見た目とは裏腹に工藤の指遣いは官能的で巧みだった。舞子の乳房は縦横無尽に犯され、ブルンブルンと震え続けた。
(いやぁぁ・・・こんな・・・感じ・・・ちゃう)
相手がどんなに醜男でも体は刺激に対して正直に反応してしまう。
「ほら、こんなにビンビンになっちゃってるよ」
剥き出しの乳首が恥ずかしいくらい硬くなっている。工藤は舞子を見つめながら、乳首を口に含んだ。舞子は目を逸らした。
「あっ・・・あんっ!」
必死に堪えようとしても、声が漏れてしまう。元々、乳首は感じやすい場所だった。工藤はわざとチュパチュパと淫靡な音を立てて舞子の乳首を蹂躙し、舞子の反応を楽しんだ。そして口から離すと今度は指の腹を使って執拗にこね回した。
「くぅ・・・あはぁ・・・」
ギュッと唇を噛みしめ、堪える舞子。ただ犯されるままの彼女の姿は工藤をますます興奮させてゆく。
「舞子さん、気持ちいいんでしょ?」
「ち、違います・・・あっ、そんなにしないでぇ・・・」
左右の乳首をやや強めに引っ張られ、舞子は悶えた。工藤は口元を歪めた。
「いい顔するねぇ、舞子さんは。じゃあ、チューもしちゃおうか」
そう言うなり、工藤はいきなり舞子の唇を奪った。乳首への責めに気を取られていた舞子に逃れる術はなかった。一番されたくなかったことをあっさりとされてしまい、ついに舞子の頬に涙の筋ができた。
「・・・お願い・・・キスだけは許して・・・ください」
「何言ってるんだ。何をされても君は我慢するしかないんだよ」
工藤は舞子に覆い被さり、口の中に舌をねじ込もうとした。それでも舞子が必死に抵抗していると、工藤の手がいきなり舞子の股間を刺激し始めた。
「んっ!んぅ!」
不意の刺激に舞子の抵抗が緩んだ隙に、工藤の舌が舞子の口内を犯し、舌を絡めだした。こうなるとどうしようもなく、舞子は力を抜き、工藤の為すがままにさせるしかなかった。涙は絶え間なく流れ落ち、舞子は工藤の重みに耐えきれずにソファーに押し倒される格好となった。
「ふぅ」
濃厚なキスを堪能した工藤は満足そうな笑みを浮かべて、改めて舞子の肢体を眺めた。恥辱で赤らめられた頬に伝う涙とは裏腹に豊満な乳房が露わになっており、未だ手つかずのパンティの奥の先は眩いばかりの美脚がだらしなく伸びている。そうして目の前に横たわる美女を、どのように味わい尽くそうか考えていると、突然テーブルの上に置いてあった携帯電話が鳴り出した。不本意にも現実の世界に引き戻された工藤は、発信元を確認すると軽く舌打ちをして、奥の寝室の方へ歩いていった。残された舞子はソファーに横たわりながら、泣き崩れた。

室内の時計は7時を示していた。舞子がこのホテルに来たのは夕方の5時前だった。工藤が不機嫌な様子で身支度をしている。
「今夜は大事な約束があってね。すっかり忘れていたよ」
パンティのみでソファーに座り直した格好で、舞子は黙って肯いた。
「遅くなると思う。君はこの部屋から出てはいけないよ。この部屋は1週間借りているから。見張りもいるからね。食事はルームサービスで済ませなさい。何を頼んでもいいから」
工藤は慌ただしくそう言って、名残を惜しむように舞子の乳房を揉み、乳首をこね回した。そして、パンティ越しに股間をいじると、『ここは帰ってからのお楽しみだな』と言い残して部屋を後にした。舞子は両手で顔を覆った。

しばらくして、舞子は虚ろな表情を浮かべながら服を着直して、ぼんやりと部屋を見渡した。贅沢なデザインというのは最初は幸せな感情でいっぱいになるのだが、慣れると飽きやすい。超高級ホテルの最上階のスイートルームの内装も、今の舞子には何の感動も呼び起こさなかった。
「これからどうなるのかしら・・・」
『ここは帰ってからのお楽しみだな』と言った時の工藤の顔を思い浮かべる。この上なく下品な顔だった。この数時間で十分に辛い思いをしたのだが、見方を変えれば、服を脱がされて胸を揉まれ、キスを強要されただけで、本当に辛いのはこれからなのだ。1週間という時間が思いのほか長い時間なのだと解り、舞子は絶望した。
「学さん・・・」
夫の声が聞きたかった。だが、ここに来る前に夫に携帯電話を預けていたことを思い出した。これも約束のひとつらしい。若干の空腹を覚えたので、言われたとおりルームサービスを利用することにした。電話口のフロントはとても愛想良く応対してくれた。彼らは舞子がスイートルームで男の慰み物にされていることを知っているのだろうか。

届けられた料理を食べて、気晴らしにアルコールを少しだけ飲んだ。窓から見える夜景は素晴らしく、黒地のキャンパスに宝石箱をひっくり返したような煌めきがあった。昔の自分なら素直に感動してはしゃいだかもしれない。だが、今のこの状況では悔しさと虚しさで涙が流れるばかりだった。しばらくすると酔いが周り、極度の緊張と不慣れな体験で溜まっていた疲労で舞子はソファーに凭れたまま眠ってしまった。

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々