若妻牝奴隷 舞子6

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若妻牝奴隷 舞子6
2021年06月29日 23時46分
DUGA

舞子は明け方に一度目覚めたが、すぐに再び寝入ってしまい、結局昨日同様、昼頃に起床した。慌ててリビングへ行くと、奥のキッチンの方から由衣の喘ぎ声が聞こえてきた。
「ああん、そんなに激しくしたら・・・イッちゃいますぅ」
舞子が呆然と見ていると、由衣が舞子に気づいた。
「ご、ご主人さま、舞ちゃんが起きましたよ。・・・あんっ!」
舞子の位置からは見えないが、どうやら由衣は騎乗位で『彼』と性行為をしているようだ。由衣の上半身が激しく上下に揺すぶられ、すぐに由衣は絶頂に導かれた。
「はぁ・・・はぁ・・・ひどい。舞ちゃんが見てるのに」
「それがどうした?」
『彼』はそう言って立ち上がった。そして、由衣を立たせて後ろから抱きつき、彼女の耳にそっと息を吹きかけた。
「あんっ・・・」
「ほらっ、舞子に見せつけてやろうぜ」
『彼』の指が由衣の股間をまさぐり、空いた片手で豊満な乳房を揉みしだく。
「だめぇ・・・恥ずかしい・・・」
「こんなにグチョグチョに濡らしておいて、何が恥ずかしいだ」
「舞ちゃん、見ないでぇ」
恥ずかしげに頬を赤らめて悶える由衣があまりにも愛らしく思えたので、舞子は吸い寄せられるように彼らに近づいた。
「由衣さん、可愛い」
「もうっ、何言ってるの。恥ずかしいから・・・」
由衣の肩越しに『彼』と舞子の視線が絡み合った。
「相変わらずの寝坊助だな」
「・・・ごめんなさい、ご主人さま」
「すっかりいい顔になったな。最初は泣いてばかりでどうなることやらと心配したが」
「お二人のお陰です。本当に感謝しています」
舞子は深々と頭を下げた。彼らのお陰で地獄のような日々から解放され、こうして笑顔でいられる。
「感謝をされるようなことはしていないけどな。よし、由衣、もっと広いところで遊んでやる」
『彼』はふらつく由衣を引っ張って、リビングのソファーに押し倒した。由衣の長い両脚を高々と持ち上げて、ためらいなしに深々と挿入する。
「あはぁ!!!」
由衣の喘ぎ声が部屋中に響き渡る。
「由衣さん、気持ちよさそう。ねえ、ご主人さま、私も混じって良いですか?」
『彼』は腰を振りながら肯いた。
「当然だ。お前も裸になれ」
「はいっ!」
こうして、3人は時を忘れて快楽の時間を楽しみ尽くした。

幸せなひとときが終わり、服を着替えてコーヒーを飲んで寛いでいると、『彼』が舞子に言った。
「どうだ、お前がよければもうしばらくここで遊んでいかないか?」
あまりにさり気なく言われたため、舞子はそれがごく当たり前のようにコクンと肯いた。が、すぐに思い直した。『彼』には由衣という素晴らしいパートナーがいるのだ。由衣には過分なくらいに温かく接してもらっているが、彼女だって人間であり、ひとりの女性である。自分の愛する男性が他の女性に手を出そうとすれば心中穏やかではないだろう。『彼』のことは大好きだが、それ以上に由衣に迷惑をかけたくなかった。
「お気持ちは嬉しいのですが・・・」
舞子はそう言って由衣へ視線を向けた。『彼』はすぐに舞子の気持ちを察した。
「ん?こいつか?」
『彼』は無造作に手を伸ばして由衣の顎を軽く持ち上げた。
「由衣は賛成だよな」
由衣は微笑んだ。
「もちろん。もっと舞ちゃんと遊びたいな」
どうやら『彼』も由衣もお互いを独占するつもりはないようだ。常識ではなかなか理解できない関係だった。『彼』は続けた。
「それに、他にもいるぞ。優奈、衣緒菜、そして最近仲間になった春香。まあ、春香はたまに遊ぶくらいだけどな」
「・・・そ、そんなにいらっしゃるんですか」
舞子が唖然としていると由衣が続けた。
「ここに引っ越してくる前は、亜美ちゃんとか、愛ちゃんとか、紀子ちゃんとか、いっぱいいたんです。ご主人さまはエッチで絶倫でとっても意地悪な人だから、私ひとりだと大変なの」
「・・・最近、一言多いぞ」
『彼』が軽く由衣を小突く。由衣は嬉しそうに反応する。そんな2人を見て舞子の心は揺らいでいた。夫の学への愛情、信頼は自分でも驚くほど薄らいでいた。
「今すぐ決めなくてもいいよ。それに旦那さんに相談しないといけないだろうしな」
「・・・はい」
舞子は複雑な思いで肯いた。由衣が舞子に微笑みかける。
「ご主人さまがこんなふうに紳士的に誘うなんて滅多にないの。私の時なんてそれはもう酷かったんだから」
『彼』は肩を竦めただけだった。この話はそれで終わった。明日で約束の期限となり、夫の借金は消える。つまり、舞子の目的は達せられ、ここにいる必要もないのだ。だが、自分がこの部屋を出ていく姿が舞子にはどうしてもイメージできなかった。

「どうした?ぼんやりしてるぞ」
『彼』が舞子の胸に手を伸ばす。服の上から乳首を擦られるだけで舞子は感じてしまう。
「あんっ・・・エッチです、ご主人さま」
「さっきの話が気になってるのか?」
「・・・はい」
「そうか。そんなに悩ませるつもりはなかったんだけどな。力になれそうなことがあれば何でも言ってくれ」
(…ッ…!!)
『彼』の言葉を聞いて、舞子は自分の体のどこかでスイッチが入ったような錯覚に陥った。急に胸が締め付けられ、気持ちがどんどん昂ぶってゆく。ブルブルと体が細かく痙攣し、堰き止められていた激情の奔流が舞子の体中を駆けめぐる。
(あぁ!!!)
抑えきれない衝動。舞子は『彼』を見つめた。しばらく見つめ続け、そして抱きついた。ありったけの力を込めて。今まで積もり積もった感情が体中の隅々に満ちあふれ、曖昧になっていた心のベクトルが明確に形作られるのを感じた。舞子は心の中で絶叫した。
(ご主人さまぁ!!!)
涙が零れるのを必死に堪えていたが、無駄な努力に終わった。止めどなく涙が溢れ、頬を伝った。『彼』は穏やかな表情で舞子を見守っていた。そしてついに舞子は涙声で訴えた。無意識のうちに心の中で思い溜めていたこと。嘘偽りのない真実の欲求。
「ご主人さま・・・ご主人さまっ!・・・お願い・・・私の背中を押してください。私、あなたの女になりたい・・・このまま、ずっとここにいたい・・・もう戻りたくないっ!」
「舞子・・・」
「夫のことはもうどうでもいいんです。私、夫に裏切られたんです。だから・・・」
舞子はそれ以上言葉が続かず『彼』に抱きついたまま号泣した。『彼』の手が自分の髪を優しく撫でてくれて、それが一層舞子の気持ちを昂ぶらせた。夫の元へ帰るよりも、ここに残りたい。ただそれだけだった。

その日の晩も、舞子は力尽きるまで『彼』に犯された。今まで以上に激しく求め、『彼』は容赦なく舞子の要求に応えた。涙が止めどなく頬を伝い、舞子は絶頂を繰り返した。このまま死んでも後悔がないくらい弾けた。
「はぁ・・・はぁ・・・」
「気持ちよかったか?」
「はぁ・・・はい・・・とっても・・・もう・・・限界・・・です」
最後は『彼』の射精を口の中で受け、一滴残らず飲み干した。『彼』が舞子を相手に果てたのはこれが初めてだった。
「良かったぞ、舞子」
「・・・ありがとうございます、ご主人さま」
舞子は微笑んだ。先ほどの舞子の言葉に対する答えはもらっていない。一時の感情の爆発。このまま『彼』から答えをもらえなくても仕方がないと思っていた。
(全部自分の問題なのだから、自分で決めなきゃ)
『彼』との激しい性行為を経て、舞子はそう考えるようになっていた。やがて部屋を見渡して由衣がいないことに気づいた。
「あれ?・・・由衣さんは?」
「あいつはあれでヤキモチ焼きだからな。今頃、寝室でふて腐れてるんじゃないのかな」
『彼』はあっさりと答えた。舞子は由衣に申し訳ない気がした。おそらくヤキモチなどではなく、自分に気を遣ってくれたのだと思った。
「明日、由衣さんに謝らなきゃいけませんね」
「好きにしろ。まあ、俺は後で散々お説教されるんだろうがな」
由衣が『彼』に小言を言うシーンが容易に想像できて、舞子は思わず微笑んだ。
「由衣さん、可愛いですね」
「まあな。あいつは最高の女だよ。・・・もう寝ろ」
「はい」
舞子は少し伸び上がって、『彼』にキスをした。自分からキスを求めたのは、夫以外では初めてだった。
「おやすみなさい、ご主人さま」

ついに最後の日が訪れた。舞子はアラームどおりに起床し、リビングへ顔を出した。由衣が独りでコーヒーを飲んでいた。舞子に気づくと由衣は嬉しそうに微笑んだ。
「あら、舞ちゃん、おはよう」
「おはようございます」
「今日は早起きね。・・・雪でも降るのかしら」
彼女の軽口に舞子は思わず笑ってしまった。朝から気分がいい。
「あの、ご主人さまは?」
舞子の問いに由衣は肩を竦めた。
「うーん、まだ寝てるんじゃないかな。昨夜は遅くまで起きていらっしゃったみたいです」
「そう言えば昨夜寝る前に『由衣さんに説教されるかも』っておっしゃってましたよ」
由衣はにっこりと微笑んだだけで何も言わなかった。舞子もつい頬が緩んでしまう。
「羨ましいです・・・とても」
「何がですか?」
「ご主人さまと由衣さんの関係。エッチの時はあんなに明確な主従関係があるのに、普段は仲の良い恋人同士みたいな。結婚されているわけでもないのに、とても深い絆で結ばれているのが羨ましいです」
それは舞子の現状の裏返しでもある。普段は無力な女として扱われ、性行為では稚拙な夫のスキルに満足できず、夫婦の絆はこの1週間でボロボロに引き裂かれていた。
「・・・いいなぁ」
心の底から本音が絞り出される。由衣は立ち上がって、そんな舞子の肩をポンポンと軽く叩いた。
「舞ちゃん、やっぱり今日帰っちゃうの?」
舞子は小さく首を振った。これからどうするのかはっきりとした考えはなかったが、とりあえずは『彼ら』の好意に甘えるつもりだった。
「もう少しだけお世話になろうと思います」
「旦那さんには相談した?」
「・・・いえ、まだです」
「そうなんだ。・・・でも、ご主人さま、舞ちゃんのことをとても気に入っていたから、きっと喜ぶと思う。もちろん、私は大歓迎です」
「ありがとうございます」
由衣も『彼』も、舞子の夫婦関係がうまくいっていないことはそれとなく察しているのだろう、あまり深く詮索しようとしない。舞子は吸い込まれるように由衣を見つめた。この人と知り合えただけでも相当な幸せだと舞子は思った。
「じゃあ、ご主人さまが起きるのをのんびりと待ちましょうか。今日もいっぱいご奉仕しないとね」
「はいっ」
舞子は『彼』とのセックスを思い浮かべた。まだ『奉仕』というレベルではない。ひたすら犯されているだけだ。もっと経験を積んで、『彼』に奉仕できるようになりたいと思った。

昼前に何の前触れもなくインターフォンが鳴った。突然の来客に舞子は戸惑った。
「あの、私、部屋に隠れていましょうか?」
舞子がそう言うと由衣は首を横に振った。
「優奈ちゃんと衣緒菜ちゃんみたい。せっかくだから紹介します」
「あっ、昨日、おっしゃっていた人たちですか?」
「そう。さあ、今日は素敵な一日になりそうね」
由衣は上機嫌でリビングから出て行った。入れ替わりに『彼』がリビングに入ってきた。
「やあ、おはよう。俺も人のこと言えないな」
「おはようございます、ご主人さま。昨夜は遅かったんですか?」
『彼』は肯いた。
「明け方まで由衣に説教されてたよ。まったく」
「明け方って・・・」
本人はとぼけていたが、どうやら由衣もずっと起きていたようだった。明け方まで起きていたのに彼女は早起きの習慣を崩さなかったのだ。舞子は由衣に感心した。
「優奈さんと衣緒菜さんがいらしたようですよ」
「そうだな」
『彼』は眠そうに目を擦っただけだった。由衣とは対照的な反応に舞子は首を傾げた。
「嬉しくないんですか?」
「嬉しいけどさ、大変なんだよ。それにお前みたいな女は衣緒菜の大好物だから気をつけろよ」
舞子は不安そうに『彼』を見つめた。すると『彼』は悪戯っぽく言った。
「心配するな。優奈も衣緒菜も、由衣と同じくらい最高の女だよ。衣緒菜は俺の女バージョンだと思えばいい。つまり、今日お前は2人の俺に犯され尽くされるわけだ」
「そんな・・・」
『彼』ひとりでも失神寸前まで犯されるのにと不安がっていると、『彼』が不意に舞子を抱き寄せて耳元で囁いた。
「いろいろと悩み事もあるみたいだが、せっかく知り合ったんだ。楽しくやろうな」
短い抱擁の間に『彼』の気持ちがしっかりと伝わってきて、舞子は胸が詰まりそうになった。
「・・・はい。ありがとうございます」
「しばらくは遊んでいくんだろ?」
言葉で伝えていなくとも、舞子の気持ちはお見通しのようだった。
「はい。先ほど由衣さんにもそうお伝えしました」
「それは良かった。でも、旦那さんにはきちんと伝えておけよ。別に『あなた以外の男とエッチしてます』とか、真正直に言わなくてもいいから。帰りが遅くなるくらいのことは言っておいた方がいい。一時の感情で判断してしまうと、後で後悔しても取り返しがつかないからな」
「ご主人さま・・・昨日は取り乱してごめんなさい」
「・・・おい、もう泣くなよ。泣きつかれるのは苦手なんだ」
舞子は目に涙を溜めたまま微笑んだ。どんなに酷い目に遭ったとしても、『彼』の言うとおり、一時の感情で判断してしまってはいけない。
(それに・・・学さんも悪気があったわけではないんだし・・・)
ここで気の済むまで遊んだら、きちんと夫の元へ帰ることにしよう。そう気持ちを固めた瞬間、舞子の心は羽が付いたように軽くなった。

やがて2人の美女がリビングに現れた。そのうちの1人がいきなり『彼』に抱きついて、キスを始めた。舞子のことなどお構いなしである。舞子は直感でその女性が衣緒菜だと思った。もう一人は恥ずかしそうに由衣の傍で舞子を見ていた。『彼』は衣緒菜と優奈を舞子に引き合わせた。
「舞子、衣緒菜と優奈だ。お前達、舞子は人妻だが、ちょっとした縁でしばらくここで遊んでいくことになった。見たとおりの極上の女だぞ」
「よろしくお願いします」
舞子は2人の美女に深々と頭を下げた。

「い、衣緒菜ちゃん!・・・もうっ、だめぇぇ!!!」
『彼』の言うとおり、舞子はさっそく衣緒菜の餌食となっていた。
「おいおい、衣緒菜、あんまり張り切りすぎるなよ」
遠くの方から『彼』の声が聞こえてくる。舞子に覆い被さった衣緒菜が妖艶に微笑む。
「舞子さんって・・・とっても綺麗な顔してるのに、ここは・・・」
「あんっ!そんなに激しくしたらっ・・・いやぁ!」
「ほら、またイッちゃうの?いいよ、いっぱい気持ちよくなって」
「あっ!ひぃ!!!・・・イクっ!イクぅぅぅ!!!」
女にしか分からないような性感ポイントを知り尽くしている衣緒菜にとって、舞子を絶頂させることは手のひらを返すよりも容易なことだった。舞子が絶頂すると、衣緒菜が優しく舞子に唇を重ねる。
「んっ・・・ふぅ」
甘いキスで舞子の全身が火照り、蜜壺がうずき出す。同性に犯されるのはもちろん初めての経験ではあるが、それにしても衣緒菜との絡みはあまりに刺激的だった。まさに『彼』の女バージョンだった。自分より年下と思われる女性に翻弄される自分に舞子は困惑していた。しかし、その困惑は決して不快なものではなかった。
「人妻っていい響きですよね。なんかとってもエッチな感じ。憧れちゃいます!」
「そう?」
「はい。人妻な女の人とこんな風にエッチできるなんて・・・幸せすぎっ!」
「あっ・・・ちょっと・・・ああんっ!」
満面の笑顔で衣緒菜が再び覆い被さってくる。舞子は観念した。ある意味、『彼』の相手よりも大変かもしれない。

ようやく衣緒菜の魔の手から解放されて、ソファーでぐったりしていると、優奈が隣に腰を下ろした。どちらかというとお姉さんタイプの由衣、衣緒菜に対し、優奈は完璧な妹タイプで、誰からも愛されそうな可憐な雰囲気を持った美少女だった。そんな彼女が儚げな笑みを舞子に向けた。あまりの可愛らしさに舞子は胸が高鳴った。
「舞子さん・・・ごめんなさい」
「えっ?どうしたの?」
突然頭を下げられて、舞子は驚いた。
「あの・・・お姉ちゃんが・・・」
「ああ、衣緒菜ちゃんね。大丈夫だよ」
「お姉ちゃん、激しいですよね」
そう言ってふんわりと微笑む優奈。つられて舞子も微笑む。
(・・・なんて可愛い子なんだろう。衣緒菜ちゃんもびっくりするくらい可愛いけど、この子は別次元・・・)
無条件に抱きしめたくなるような美少女に見とれてしまう舞子だったが、そんな優奈が一糸まとわぬ姿で自分の隣に腰を下ろしていると思うと妙に背徳的な気分がした。
「衣緒菜ちゃんっていつもあんなにテンション高いの?」
「相手によりますね。今日はとっても上機嫌みたいです」
「優奈ちゃんもご主人さまとエッチするんだよね」
口に出してから舞子は軽く後悔したが、優奈のあまりの可憐さにどうしても訊かずにはいられなかった。
「・・・はい。ご主人さまにご奉仕している時はとっても幸せです」
優奈は夢見るような表情で、由衣と交わっている『彼』を熱っぽく見つめた。予想通りの返事なのにやはり実感が湧かなかった。
(そのうち、優奈ちゃんとも交わるんだろうな)
勝手に膨らみだした妄想を払いのけるように頭を振り、衣緒菜が由衣とキスを始めたのを見て舞子は優奈に話を振った。
「衣緒菜ちゃんって相手が男でも女でも大丈夫みたいね」
「はい。多分それも相手によるんだと思いますけど。私も毎日、お姉ちゃんにエッチなことをされちゃうんです」
舞子は衣緒菜が優奈に襲いかかるシーンをイメージしてみた。思ったよりも簡単にイメージできて苦笑してしまう。それにしても毎日とは驚きである。するといつの間にか、噂の衣緒菜が2人の背後に立っていて優奈に抱きついた。
「優奈ちゃんっ!」
「ひぁ!!!」
大好きでたまらないといった感じで、衣緒菜が優奈に頬ずりしている。絵になる2人だった。
「優奈ちゃん、舞子さんと何をお話ししてたの?」
「お、お姉ちゃん、だめだよぉ」
衣緒菜の細い指が優奈の股間のあたりをまさぐっている。
「舞子さん、あのね、優奈ちゃんってすっごいエッチな子なんです。見た目に騙されちゃ、だめですよ!」
まるでアルコールで酔っているような勢いで、衣緒菜は楽しそうにはしゃいでいた。その様子に舞子は手を叩いて笑った。楽しくて仕方がなかった。

夜、舞子がふと窓の外を見たときに、バルコニーで肩身を狭そうにして煙草を吸っている『彼』と目が合った。『彼』はすぐに気づいて、こっちへ来いと手招きした。舞子はバルコニーへ出て、『彼』の隣に立った。地上20階から見渡す夜景は見晴らし抜群で、真っ黒なキャンパス一面に宝石が散りばめられたような光の煌めきが舞子の気持ちを安らかにさせた。
「どうだ?楽しんでいるか?」
「はい。ありがとうございます」
「衣緒菜はすごいだろ?」
「・・・はい」
舞子が照れると、『彼』は声を上げて笑った。こんなに楽しそうな『彼』は初めてだった。笑いが収まると、『彼』は舞子の肩に手を置いて言った。
「まあ、すぐ慣れるよ」
「そうですね」
遠くから電車の走る音がうっすらと聞こえてきた。残暑の時期は過ぎたが、まだそれほど寒くはない。
「旦那さんには連絡したか?」
「はい。先ほど連絡しました」
「・・・そうか」
煙草の煙が舞子にかからないように、『彼』は気遣ってくれていた。もちろん、それ以上に舞子の夫婦事情についても気遣ってくれていた。
「しばらく友達と旅行に行くって言っておきました」
「信じてもらえたのかな?」
「はっきりは分かりませんけど、信じてくれたと思います」
舞子は昨日の自分の言葉を思い出した。

『ご主人さま・・・ご主人さまっ!・・・お願い・・・私の背中を押してください。私、あなたの女になりたい・・・このまま、ずっとここにいたい・・・もう戻りたくないっ!』

『彼』にしてみれば舞子の心の動揺を利用して、舞子を自分のものにすることは容易だっただろう。しかし、『彼』は目先の欲望にとらわれるような人ではなかった。きちんと自分を正しい道に戻してくれたのだ。舞子は心の中で深々と『彼』に頭を下げた。

舞子はこうして『彼ら』とともに掛け替えのない時間を共有できることに底知れない幸せを感じていた。明日も明後日も、『彼ら』と一緒なのだと思うだけで体がゾクゾクした。朝起きて夜床につくまで、思う存分、性の快楽に耽り、濃密で輝かしい時間を過ごすのだ。一時は絶望の淵にいた自分だったが、今はこの限りある時間をひたすら楽しみ尽くそうと思ったのだった。

「舞子、休憩は終わりだ。部屋に戻るぞ」
『彼』の声に舞子は幸せいっぱいの笑顔で返事をした。
「はい!ご主人さまっ!」
2人は秋夜に眩いばかりに光り輝いている快淫の部屋へと戻っていった。

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々