痴漢映画館

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痴漢映画館
2021年06月29日 00時26分
DUGA

都内某所。

 私は映画館が好きだ。もちろん、目的は映画を観ることだが、暗闇の中で大勢の人間がひしめき合い、身動きもせずに黙りこくっている独特な空間が好きだ。一致団結、運命共同体。私の嫌いな言葉だが、暗闇というスパイスが素晴らしい。

 今日は前から気になっていた映画を観に行くことにした。念のため、部下を3人連れて行く。当然彼らを連れて歩くだけで金が掛かる。しかし、こうした周到さがいざという時に役立つ。

 行きつけの映画館に行くと、すでに長蛇の列が出来ていた。この分ではどうやら立ち見になりそうだった。いつも思うのだが、勤労者の休日の曜日をずらしたらどうだろうか。強制である必要はなく、希望者のみでも構わない。家族がいる者は週末を希望するだろうが、若い世代は休日の曜日をずらすことを選択するような気がするのだ。みんなが同じ曜日に休むから負荷が集中してしまうのだ。

 長い行列だ。私は壁にもたれた。通常、部下と仕事関係以外で話すことはないので、私は持ってきた小説を読んで時間を潰すことにした。当然、そうしている間にも周りに目を配り、おいしそうな獲物がいないかチェックを怠らない。

 ここの映画館は8つのシアターを持つ大型店で、立派な設備を備えている。惜しむらくは、誰でも入場可能ということ。子供でも、フリーターでも、政治家でも、主婦でも、誰でも入場できる。当たり前と言えば当たり前なのだが、できれば『入場資格』というものを設けて欲しい。下品な連中と一緒に映画を観るのは不快なのだ。

 案の定、立ち見となったので、私は最後列席の後ろのスペースに行った。他の席を取れなかった連中も同様に集まってくる。しかし、ほとんど人はいなかった。次回の上映を待つか、今日は諦めるかしたようである。私には彼らの発想が理解できない。そんなに簡単にスケジュールを変更できないし、今できることを『席が取れないから』という理由だけで、次に回したくないのだ。

 照明が落ち、館内に暗闇が訪れた。足下の非常灯がわずかな光を提供する。私は苦々しい思いで映画のCMを眺めていた。これで10分無駄になる。

 ところがである。CMが始まって5分程経ったとき、館内の非常ドアの1つが申し訳なさそうにわずかに開き、女が2人コソコソと入ってきたのだ。そして背をかがめて私達がいるスペースへやってきた。

 私は興奮した。2人とも見た目は派手な服装で、顔は良く見えないが、良い尻をしている。背は160前半で、2人そろって後ろに深くスリットが入ったスカートを穿いていた。これは神からの贈り物に違いない!この暗闇、この場所。どうぞ犯してくださいと言わんばかりだ。

 私は迷った。こちらは部下が3人。獲物が1人の場合は問題ないが、2人を拘束するには若干駒が足りない。彼らは非常に優秀で多分問題ないだろうが、公共の場所での行動は失敗が許されない。見張りも必要だ。こうなったら私も参戦するしかない。彼女達は最後列の席の後ろにある手すりに寄りかかってCMを眺めている。むっちりとした体つき。見逃すにはあまりに惜しい。この2人の『絶品』を手に入れたい。

 映画の上映が始まった。数分経ってから、私は部下に合図した。部下は手際よく散って、彼女達の両側につき、さりげなく壁を作った。余った1人は見張りである。私は2人の女の背後にそっと回り込み、しゃがみ込んだ。女達は映画に夢中で私に気づいていない。黒いスカートと白いスカート。深いスリットからスラリと伸びる脚が素晴らしい。早く触りたい。むっちりした太ももを舐め回したい。しばらく鑑賞した後、私は黒いスカートの女の首にカッターを押し当て、すばやく口を封じた。白いスカートの女はまだ気づいていない。私は部下に合図をした。部下は白スカートの脇腹を小突き、振り返ったところを羽交い締めにして口を塞いだ。そして顔を横に向かせ、私が黒スカートの首にカッターを押し当てているところを見せた。白スカートは恐怖に目を見開き、小さく何度も首を振った。一応、念のために言い訳しておくが、カッターの刃は上に向けているのでどんなに押しつけても切れはしない。しかし、暗闇とカッターの刃の冷たい質感が充分な演出をしてくれるのである。これで2人の『絶品』は私の手に落ちた。

 私は白スカートをトイレへ連れ出した。観客は皆、映画に夢中である。せっかくの上映の途中で抜けるのは非常に残念だったが、のんびりはしていられない。黒スカートの方は部下に拘束させてその場で待機させた。1人ずつ面接だ。

「ちょっと、マジ?」
トイレまで大人しくついてきた白スカートがいきなり声を張り上げた。明るい場所で見ると、随分と派手な女だった。間違いなくお水系の女だ。金とセックスにまみれて、プライドだけ肥大化した勘違い女だ。まだ20そこそこだろうが、体も心もボロボロだ。私は思いっきり彼女の頬を張った。彼女に金を巻き上げられて悔しい思いをした男達のすべての恨みを込めて・・・と言いたい所だが、もちろんそんな意図はない。こんな馬鹿女に騙される方が悪いのだ。
パン!
思ったより大きな音がして、彼女は床に崩れ落ちた。ぐったりと項垂れ、片手で頬をさする。こんな時でも、ミニスカートから伸びる脚は男の目を釘付けにするだけの魅力を失わない。つくづく女というのは不思議な生き物である。

 私は沈黙を決め込んだ彼女の隣にしゃがみ込んで、彼女のカバンの中から財布と手帳を取り出した。免許証には「金子美紀」とあった。車や講習代は男に貢がせたのだろう。
「美紀ちゃん、か。良い名前だ」
「・・・返して」
彼女は俯いたまま、ぼそっと呟いた。片頬がほんのり朱色に染まっている。髪で覆われて表情は窺い知れないが、目に涙を溜めているに違いない。私は2枚の諭吉と免許証、その他気になるカードを抜いてから、財布をカバンに戻した。彼女はそれを横目で見て、すぐに私の右手の手帳に目をやった。
「・・・手帳も返して」
手帳は返すつもりはない。私は手帳を取り上げたまま、カバンを彼女へ投げつけた。彼女は避けようともしなかった。ブランド品のカバンがバシンという音とともに彼女の腕に当たる。一瞬ビクンと体を震わせたが、彼女は気丈にも何事もなかったようにこちらを睨み付けた。こういう女はすぐに虚勢を張りたがる。
「これは貰う」
抵抗するかと思いきや、彼女はあっさりと引き下がった。落ちたカバンを無視してゆっくりと立ち上がる。
「もう、いい?」
そう言った彼女の目には諦めと絶望が浮かんでいた。以前にも経験があった目だ。
「犯らせろ」
私がそう言うと、驚いたことに美紀は自らスカートを捲り上げ、パンティを下ろし、尻をこちらに突き出した。
「犯るなら、早く犯って」
脚の形、尻の形、ともに完璧に近かったが、すでに私は彼女に対して興味を失っていた。どうやらドロドロとした過去のある女のようだ。体を見せること、犯されることに慣れてしまっている。こんな女を犯ったところで何の味わいもない。
「クズだな。何の価値もない。せいぜいバカな男に遊んで貰え」
私は手にしていた手帳を便器に投げ捨てトイレを出た。

 シアターに戻ると、私の忠実な部下は黒スカートを羽交い締めにしたまま待機していた。映画は半分を過ぎたくらいだ。
「白スカートはお前達にやるよ。2階のトイレで泣いているはずだ。報酬は後日」
3人の部下は軽く頷いて、部屋を出て行った。

 私は残った黒スカートの隣に立ち、そのまま映画を最後まで観た。黒スカートは怯えきってしまい、ずっと俯いたままだった。私は気を利かせて、彼女の肩に手を回して安心させてやった。もちろん、パンティの中にリモコンバイブを仕込むのは忘れない。

 映画が終わると、私は黒スカートを連れて、大勢の観客に混じって外へ出た。
「・・・あの?」
彼女の声は明らかに上ずっていた。恐怖と股間の刺激に同時に耐えている。彼女は上映中に2度ほど大きく体のバランスを崩して、しゃがもうとした。無論、そんな甘えは許さなかったが。
「どうした?」
「どこへ行くの?美紀は?」
私はリモコンバイブのスイッチを切った。あまりに不自然な歩き方は周囲の目に止まってしまう。下手に注目を集めるのはリスクが大きい。
「1つ目の質問の答えは秘密だ。2つ目の質問の答えは『知ったことじゃない』だ」
そう言うと、彼女は観念したように目を閉じた。

 私は黒スカートを連れて、近くの漫画喫茶へ行った。いや、もうこういう呼び方は古いのかもしれない。最近の店はインターネット環境やゲーム環境はもちろんのこと、ドリンクサービス、マッサージ席、宿泊パッケージ等、何でもありの娯楽設備を整えている。入会手続き不要の店も多く、実に便利だ。私達は入店時間が記載されたレシートをレジで受け取り、奥へ進んだ。

 広い店内では主に若者達が席を陣取っており、漫画を読んだり、パソコンでインターネットを楽しんだりしている。ここで再び私は考え込んでしまう。入場資格を設けてはどうだろうか、と。馬鹿面した学生を見ると虫酸が走るし、馬鹿面した女を見ると犯したくなってしまうのだ。

 私達は2人用ソファーのある席を選んだ。壁には仕切りがあり、一応のプライベートは確保されているが、完全な個室ではない。薄い壁一枚を隔てているだけなので、「音」に関しては無防備だ。

私は黒スカートを奥に座らせ、彼女のカバンを取り上げた。
「ちょっと!」
周りを気にしてか、女は抑えた声で抗議した。私は「黙ってろ」と凄んでから、バイブのスイッチを入れた。
「あっ、うう」
女の脚に力が入ると同時に彼女の両手が股間を押さえる。もちろん、上から押さえたところでどうしようもない。嫌なら抜けばいいのに。私はカバンを脇に抱えたまま、片手で彼女のスカートをずり上げた。やや小麦色の太ももが一気に露わになる。
「いやっ」
女はスカートの裾を持って、懸命に下げようとするが、バイブで股間を刺激されているのと、尻が柔らかなソファーに埋まって力が入らないせいか、うまくいかない。その隙に私はカバンから女の財布を取り出した。手帳はなかった。
「・・・山口由佳」
名前を呼ばれて、ハッとした顔で彼女はこちらを見た。財布を取られたことに今更ながら気づいたようだった。余程股間の刺激が気持ちよいのだろう。由佳は眉をしかめながら、抗議の目をした。
「お願い、返して」
私は無視して、バイブの強度を最大にした。

 由佳の財布の中にはめぼしいものはなかった。
「あの女はダチか?」
由佳は肩で息をしながら頷いた。ブラジャーをずらして、乳首を強く摘んでやる。
「あん」
思ったよりも大きくて美味しそうな胸だったので、私は話をするのを後回しにして乳首にかぶりついた。舌をうまく使い舐め回す。その気になれば乳首を舐めるだけで女をイカせることも出来る。
「はっ、あぁ」
私は力づくで彼女の両脚を持ち上げ、パソコンが置いてあるテーブルに両脚を乗せた。ドンという音とともに恥部が露わになり、由佳は顔を背ける。
「急に可愛い子ぶるなよ、馬鹿女」
すでにグッショリと湿っているパンティをカッターで切り裂き、指で中を掻き回してやる。
「うう。ああん。あん、あん、やめて・・・」
すぐ後ろを一般人が通る。おそらく由佳の声は聞こえているだろう。このスリルがたまらない。私は激しく掻き回し続けた。クチュクチュと淫靡な音が立つ。周りが息を潜めたように静かになっている。想像力豊かな男どもが生唾を飲み込んでこの音を聞いているに違いない。私は衝動的に彼らの前で彼女を犯したくなったが、それはさすがに止めることにした。

 「・・・イッちゃうよ、イッちゃうよ・・・」
由佳は息も絶え絶えに独り言のように何度も「イッちゃうよ」と繰り返し、数分後、「イク!!!」と大きく叫んで果ててしまった。思いもしない叫び声に、さすがに私は凍り付いた。すぐに彼女の口を塞いだが時すでに遅し。

 シーンと静まりかえる店内。もうここには居られない。スケベな男だけならまだしも、女もいるだろうし、その中には「公共の場でのマナーを破った人間」を警察に届けようとする、正義感溢れる若者もいるかもしれない。客なら脅せば何とかなるが、店員が相手だと厄介だ。

 私は彼女を見た。ソファーは彼女の愛液でビショビショに濡れてしまっている。当人は観念したように目を閉じて大人しく座っている。啜り泣きをしているようにも見える。この女には罰が必要だ。
「・・・あんなデカい声だしたら、迷惑だろうが」
由佳は唇を噛みしめた。
「・・・ごめんなさい」
今にも泣かんばかりの顔で彼女は謝った。別に謝られる筋合いはないのだが、私のお楽しみの時間が終わってしまったのは事実だ。

 私はレジへ行き、店員にガムテープを貸して欲しいと頼んだ。親切な店員は笑顔で頷き、わざわざ事務室まで取りに行ってくれた。どうやら店員には気づかれていないようだった。私はお礼を言い、席に戻った。

 由佳は大人しく私の帰りを待っていた。ガムテープを見て、一瞬眉を顰めたが、私はおかまいなく作業を始めた。まず、彼女の手足をガムテープで固定することにした。股と両手を大きく開いた格好で身動きの取れない状態にし、服はすべて切り裂いて全裸にした。そして局部に極太バイブを挿入し、スイッチを入れた後に、これを太ももにガムテープを巻きつけて固定した。最後にその姿を写真で撮って、そのまま私は漫画喫茶を後にした。

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々