都内某所。
私は由衣と同時刻に退社した。いつものことだ。派遣社員の彼女は定時に仕事を終える。だから私も定時に帰宅する。残業はしない。日本は残業を美化する向きが強いが、残業とは本来ネガティブなものなのだ。残業をしなくてはならないのは、本人の実務能力不足か、上司のマネジメント能力不足のどちらかに依るところが大きい。そして、上司の能力不足のために、有能な若手が残業を強いられているケースがほとんどなのだ。
私は今の仕事をクビになっても構わない。生活に困ることはない。頭を使えば何とでもなる。私は『自力』で今の優雅な生活を手に入れた。その辺の低脳な子金持ちと一緒にしてもらっては困る。では、なぜ退屈な仕事に就いているのか。それは社会的なステータスを得るためだ。本来全く意味のないものだが、『定職に就いている社会人』というステータスはとても便利なのだ。
「うぅ・・・」
隣を歩く由衣が急に足を止める。
「どうした?」
彼女は目を閉じ小さく首を振る。右手は股間を押さえている。短いスカートから伸びる両脚が固く内股に閉じられている。私は彼女のもとに歩み寄り、彼女の右手を無理矢理股間から離して、空いた手でスカートの中に手を入れた。パンティの中はすでにグチョグチョになっていた。
「いやっ、イクぅ!!」
少しだけ股間を刺激してやると、限界まで我慢していた由衣はあっけなくイッてしまった。
「・・・ごめんなさい。我慢できなかったんです・・・」
私の背中に腕を回し、由衣は僅かに肩を震わせながら謝り続けた。彼女はイクと必ず謝る。まるでそれが悪いことのように。私はわざと無言になる。
「・・・ごめんなさい」
「・・・」
そのうち彼女はシクシク泣き出す。我が社の有能な美人セクレタリーは実はとても泣き虫なのだ
「うぅ、ごめんなさい。お願い、許して・・・」
ここまで引っ張っておいて、ようやく私は言葉を吐く。
「今夜はお仕置きだな」
待ってましたと言わんばかりに彼女は頬に涙の跡を残した顔を上げる。その表情が実に愛らしい。たまに我慢できずにその場で犯してしまうくらい素敵な顔なのだ。
「・・・はい・・・お仕置きしてください・・・」
私達の帰途はいつもこんな感じである。
由衣は毎日『隠れ家』に寄ってから帰宅する。会社が休みの時は、あまり顔を見せない。ちなみに彼女は24歳で奴隷の中では最年長だ。彼女の熟れた体は実に美味で、何度味わっても味わい尽くせない奥深さがある。ルックス・スタイル・知性をすべて兼ね備え、異性にも同性にも抜群の人気を誇る彼女だが、『隠れ家』では愛や亜美のお姉さん的な立場に収まり、得難い存在感を発揮している。
定時に帰宅すると、大抵の場合、帰途は満員電車に揺られることになる。私は由衣の尻の感触を楽しみ、公の場で悪戯をされるという興奮で彼女はいつもよりも敏感になってしまうのだ。もちろん、リモコンバイブは常に彼女の股間を狙う。電車の中でバイブを作動させると、彼女は頬を真っ赤にしてうつむいてしまう。強度を強くすると、懇願するような目で私を見つめ、首を振る。
「・・・ご主人様・・・ダメです」
私は肯き、バイブのスイッチを切る。そしてホッとした彼女の横顔を確認して、もう一度スイッチを入れる。
「・・・はぅ!!!」
ガクンと由衣の腰が落ちる。すし詰めの満員電車では誰もがフラストレーションを溜めており、自分のことで精一杯である。周囲の数人がどうしたのかといった視線を投げかけるだけだ。私は彼女の股間に手を伸ばし、優しくバイブを押しつける。彼女は何も出来ず、じっと耐えるだけだ。
「ひどいです!」
駅を降り改札を抜けると、由衣が抗議する。頬を膨らませているが、目が笑っている。
「あんなにグッショリ濡らしてよく言うよ」
「もうっ!」
すれ違う男性の視線が由衣の脚線美に注がれる。私はこれ見よがしに彼女の太ももを触り、尻を撫で上げる。一番楽しいのは、カップルの前で由衣のスカートをズリ上げてやることだ。男の視線が由衣のパンティに釘付けになると、相手の女性が男の視線の先にあるものを見て、男をひっぱたく。実に痛快だ。低脳な男には低脳な女がお似合いだ。
「今日はちょっと寄り道するか」
「えっ?」
由衣は心底驚いたようだ。当然だ。私が『寄り道』を提案するなど、滅多にないからだ。私は本来、『寄り道』が嫌いな男なのだ。
「たまにはお前と2人きりでゆっくりしたい」
今の言葉は先の言葉よりも彼女を驚かせたようだ。彼女は目を丸くしながら、私の額に手を当てる素振りをする。
「・・・どうしたんですか?大丈夫ですか、ご主人様?」
「それはどういう意味だ?」
私はおどけた。ちなみに私が『おどける』というのも滅多にないことだ。
私達は『隠れ家』の近場にあるレストランへ行った。テーブルに着くと、私は腰を浮かせてテーブル越しに由衣にキスをする。
「ぅん」
トロンとした目で彼女はキスに応じる。舌を絡ませ、濃厚なキスを交わす。
「・・・あの、いらっしゃいませ」
いつの間にか来ていた店員が申し訳なさそうに声を掛けてくる。店員が若い女性であることを横目で確認すると、キスをしたまま、由衣の胸に手を伸ばし、ゆっくりと揉み始めた。
「ぅぅん。うん」
由衣は店員に気づかない。案の定、店員は黙り込んでしまった。きっと信じられないといった顔で唖然としているのだろう。私は由衣のスーツの中に手を入れ、ブラジャーをズラして直に胸に触れた。乳首をつまむとピクンと由衣の体が反応する。
「・・・あの?」
我に返った店員が再び声を掛けてくる。先ほどより大きな声だった。由衣がハッとした表情を浮かべ、すぐに私から離れる。そして上目遣いに私を見る。口元が緩んでいる。私は彼女に微笑みかけてから、余裕たっぷりに店員の方を振り返る。
「この店のオススメは?」
「ご主人様、あまり人前では・・・」
店員が奥へ下がり、さっそく由衣が抗議を始める。
「俺とキスしたくないのか?」
由衣は慌てて首を振る。
「違います!・・・違うモン」
恥ずかしそうに下を向く彼女はとても愛らしい。私はテーブルの下へ手を伸ばし、彼女の膝に触れる。
「あん、ご主人様・・・」
「どうした?」
「くすぐったいです」
「じゃあ、ここはどうだ?」
そう言って、今度は足で彼女の太ももの辺りをさすってやる。
「やん。・・・なんか・・・今日のご主人様・・・変です」
私は足を引っ込めた。我慢できなくなったのだ。
「トイレ行くぞ」
「え?・・・はい、どうぞ」
キョトンとする彼女の形の良い顎を持ち上げる。
「お前も一緒に来いよ」
「あんっ!だめっ!だめっ!」
男子用トイレで私は由衣を犯す。彼女を洗面台に乗せて、M字に開脚させる。股間が光に照らされてテカテカと淫靡な光を放つ。
「ご主人様。・・・こんな所で・・・」
「俺のが欲しいか?」
「・・・でも、誰が来ちゃいますよ・・・」
「欲しくないのか?」
「・・・欲しいです」
洗面台から下ろし、床に跪かせてしゃぶらせる。由衣のテクは亜美や愛に負けず劣らずのハイレベルだ。気持ちよくなったところで、由衣を立たせ、今度はバックから犯す。入り口のドアまで連れて行き、思いっきり突く。
「やん!あん!ご主人様のいじわるっ!向こうに聞こえちゃう!!」
必死に声を抑えようとするが、興奮は抑えきれないようだ。ムッチリした美肉が快感に浸り尽くしている。胸をブルンブルンと震わせ、股間をベトベトに濡らし、くびれた腰は悩ましい反復運動を繰り返す。
「あんっ!イク!イクゥ!!!」
「・・・ごめんなさい」
また、始まった。私は彼女を抱いてやる。
「ご主人様?」
彼女の胸の鼓動が早い。私は乳首を軽く噛んでやる。
「やん。エッチ」
そう言うと、由衣は私の耳に息を吹きかけてきた。なかなかやるじゃないか。
「おめでとな」
「え?」
「俺の記憶が正しければ、今日はお前の誕生日のはずだ」
その後、私達はオーダーした料理をそのままに(もちろん金は払った)、『隠れ家』へ戻り、一晩中愛し続けた。由衣は途中で泣き出した。今まで溜めていたものを一気に吐き出すような泣き様だった。
「・・・嬉しいの!嬉しいの!」
今までずっと我慢していたに違いない。亜美や愛や優奈が私に抱かれるのを辛い思いで耐えていたに違いない。彼女の涙は私を熱く感動させた。私は彼女を抱き続けた。こんな女こそが真の『絶品』なのかもしれない。
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