不意の来客と揺れる想い2

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不意の来客と揺れる想い2
2021年06月29日 23時49分
DUGA
アキノリ

「ねえ、おにぃ」
エッチの後の心地よい怠惰な時間。幸せいっぱいな彼女の表情を見ているとこちらまで穏やかな気持ちになる。が、彼女の次の質問で台無しとなった。
「おにぃは結婚とかしないの?」
一気に現実に引き戻された気分になった。由衣が出かける前の衣緒菜の言葉が脳裏に蘇る。嫌だから避けているとかそういう類の話題でもないのに、今日は妙に粘り気を持ってまとわりつかれているような気がする。
「考えたこともないよ。俺の性格は知ってるだろ」
「そうだけど。でも・・・」
七菜は意外にも食い下がった。両親に何か言われたのだろうか。彼女曰く、どうやら世間一般の常識では私もそろそろ結婚を意識しなくてはならないようだ。この時の会話にはあまり触れたくないので詳細は省くが、彼女の話の最中に私は無意識に由衣のことを考えていた。
「ねえ、おにぃってば、聞いてる?」
「あ、あぁ」
「さっきの衣緒菜さんとか優奈さんとか素敵だと思うな。会ったばかりだけど」
「そうだな。いい女だよ、あいつらは」
「そうじゃなくて。いないの?そういう人」
さすがの七菜も『じゃあ、私と結婚する?』とは言わない。
「・・・まあ、強いて言えば一人いるけどな」
すると七菜はパッと目を輝かせた。
「えっ、誰?誰?・・・もしかして実は衣緒菜さんとか?あっ、待って、優奈さんの方がおにぃの好みに近いかな?」
すぐにしまったと思いながらも、私はここで逃げることはしなかった。
「違うよ。ここで同棲してるんだよ、その女とは」
「え?そうなの?」
彼女は難しいことを考えるような顔になった。当然の反応だ。セフレだという女性達に引き合わせたばかりなのだから。
「おにぃ、それって酷くない?その人可哀想じゃん」
案の定、彼女の口調が急変し、明らかに怒っている様子だった。ここに来てごまかしのツケが回ってきてしまった。私が黙り込んでしまうと彼女が畳みかける。
「だってその人と同棲してるのに、留守をいいことにあんなに可愛いセフレを2人も家に入れるなんて絶対可哀想だよ!もうっ、おにぃのバカ!衣緒菜さんも優奈さんも素敵だけど、これはおにぃが悪いんだからね!」
こうなると手のつけようがない。先ほどまでの至福の気分は去り、七菜はさっさと着替え始めた。
「信じられないよ、もうっ!」
「おい、どこ行くんだよ」
「喉渇いたから何かもらうね!バカおにぃ!」
そう言って彼女は寝室から出て行ってしまった。
「やれやれ」
思わずため息をついて私ものそのそと着替え始めた。

若干心が乱れていたため、由衣に厳しく禁止されているにも関わらず寝室で一服してしまった。しっかりと換気してから寝室を出てリビングに顔を出すと、いつの間にか由衣が戻っていて、七菜と話をしているところだった。先ほどの七菜の剣幕が嘘のように二人はにこやかな雰囲気だった。ちょうど七菜が私に背を向けた位置だったので何とか由衣とこっそりとコンタクトを取ろうとしたのだが、その前に由衣が私に気づいてしまった。
「あら、ご主人さま、どうなさったのですか・・・あっ!」
私が額に手を当てるのを見て、由衣は慌てて口をつぐんだ。すぐにまずいと察するあたりはさすがに由衣だったが、七菜の目が大きく見開かれるのを視界の隅で感じた。
「えっ・・・ご、ご主人さまって」
七菜が呆然とした様子で呟いた。私は咄嗟に由衣の傍に歩み寄り、彼女の頭を軽く小突いた。
「おいおい、由衣。いつまでメイドごっこを続けるつもりだ?」
私の顔は引きつっていただろう。由衣も珍しく慌てていた。
「ご、ごめんなさい。昨日あんまり楽しかったから、つい」
子供だましの即興のやりとりを交わして申し合わせたように二人で七菜の様子を探る。七菜はポンと手と叩いて納得したように微笑んだ。
「あー、そういうことですね。そうですよね」
何とか切り抜けて私はホッとした。同じく胸をなで下ろしていた由衣に声を掛ける。
「由衣、コーヒーをいれてくれるか」
「はい」

由衣がキッチンへ行くと、七菜は悪戯っぽく目を細めて言った。
「ねえねえ、おにぃ。おにぃの同棲相手って由衣さんだよね?」
「まあ、そうだな」
「衣緒菜さんも優奈さんも凄いけど、由衣さんは女神って感じがする」
「なんだよ、女神って」
「おにぃが惚れるのも無理ないなぁ」
なぜか嬉しくて仕方がない様子である。
「あんな人がおにぃの奥さんだったら、七菜ね、毎日でも遊びに来ちゃうかも!」
「なんでそんなに由衣がお気に入りなんだよ?」
七菜は明らかに興奮していた。そういう時の彼女はとても愛らしいのだが、ベクトルがズレている時は少し扱いづらい。
「理想のお姉さんだからだよー。小さい頃、おにぃとよく話したじゃん。もしお姉さんがいたらどんな人がいいかって」
そんな女神のような由衣がまさか性奴隷だとは口が裂けても言えないが、ブラコン妹が由衣のことを好きになってくれたのは正直とても嬉しい。
「お待たせしました」
由衣が3人分のコーヒーカップを運んできた。七菜が猫のようにじゃれつく。
「由衣さん、由衣さん」
「はい」
「いつから同棲し始めたんですか?」
「え、えーと・・・」
その後、七菜の質問攻めにあった。かなり際どい質問もあり、由衣も私も四苦八苦しながら、なんとか誤解のないように切り抜けた。事前の打ち合わせなしにしては上出来だった。が、コーヒーを飲み終えようとした頃、いきなり七菜が泣きそうな顔になって由衣を見つめた。嫌な予感がした。
「由衣さん!」
「はい?」
豹変した七菜に由衣はたじろいだ。彼女の豹変振りは慣れないと対応に困惑する。
「兄に他の女の人がいることをご存じですか?」
「おい、七菜!」
まさかこんな形で展開するとは思わなかった。由衣はびっくりしたような顔をしている。察しの良い彼女なら何とかなるだろうか。
「セフレなんです。メチャクチャ可愛いんです!しかも2人も!」
「セフレって・・・」
由衣が困ったような視線を私に向ける。私も困ってしまった。
「酷いんですよ。おにぃってば、由衣さんみたいな素敵な人がいるのに、由衣さんの留守にセフレを家に連れ込んでいたんです!」
「七菜・・・その話はやめよう・・・な」
「だめだよ、バカおにぃ!」
由衣と衣緒菜、優奈の繋がりを知らない彼女は怒り心頭の様子だった。自分の言葉でどんどん怒りが増幅していく厄介なタイプである。しかも今は悔しい気持ちも相まって泣きながら怒っているようなものだ。
「いくらおにぃでもだめだよ。知らない方が良かったかもしれないけど、どうしても由衣さんが気の毒で・・・うぅ」
七菜は本当に泣きそうになっていた。由衣は七菜に気づかれないように私に目配せしてから七菜に言った。
「七菜ちゃん、教えてくれてありがとう。後でこの人に問いただしてきつく言っておきますね」
「名前も教えましょうか?」
「ええ」
「衣緒菜さんと優奈さんっていうんです。優しくてとてもいい人達で彼女たちは何も悪くありません。おにぃが全部悪いんです」
由衣は吹き出しそうになり、笑うのを必死に堪えていた。

その後、なんとか七菜をなだめて、3人で夕食をしに外へ出た。2人はすっかり意気投合した様子で仲の良い姉妹の様だった。話の途中で何度か結婚について七菜が切り出したが由衣は巧みにはぐらかしていた。どうも七菜の頭の中では私と由衣の結婚は既に決定事項らしい。後々面倒なことにならなければよいがと私は少し心配になった。と同時に由衣の気持ちが少しだけ気になった。

アルコールが入り、七菜と別れた頃にはすでに夜も遅くなっていた。帰り道、私たちは手をつないで歩いていた。
「ふぅ、今日は悪かったな」
「いえ、七菜ちゃん、とっても可愛らしくて。ご主人さまに妹さんがいらっしゃったなんてびっくりです」
由衣は上機嫌だった。軽く酔った彼女はとても艶っぽい。いつもより口数も多く、楽しそうだ。良い機会だと思い、酔いの勢いを借りて悩ましい話題を振ってみることにした。
「なあ、由衣」
「はい」
「お前は結婚願望はあるのか?」
ハッとした感じで由衣が突然足を止めた。私が振り返ると彼女は俯いた。もう長いつきあいである。この話題を避けた方が良いなとすぐに思った。
「まずい質問だったか」
「・・・いえ」
二人は再び歩き出した。せっかくのほろ酔い気分は台無しとなってしまった。気まずい空気をなんとかしようとお互いに何か話そうとしては口をつぐんでしまう。結局そのまま無言でマンションに戻ると、エントランスで怜が一人で待ちぼうけをしていた。エントランスの柔い光に照らされて、彼女はとても幻想的な存在に見えた。
「あら、怜ちゃん」
「こんばんは、葵さん、じゃなくて由衣さん」
怜は衣緒菜に特別な感情を持つ女性で、由衣に対しては深い尊敬の念を抱いているようだ。この3人の共通の過去については未だ教えてもらえないが、気長に待つことにしているし、知る必要も感じていない。ちなみに怜は以前に由衣のことを『葵』と呼んでいたらしくよく間違える。その都度由衣は一瞬だけ悲しそうな顔になる。
「こんなところで何をしてるんだ?衣緒菜達も留守なのか?」
「えーと、いるんじゃないかな?」
「ん?何かあったのか?」
怜は由衣、衣緒菜、優奈の3人ほど頻繁に私に絡むことはない。衣緒菜と優奈が私と同じマンションの同じフロアに住んでいるというのもあるが、彼女は私の性奴隷でありながら、私よりも衣緒菜を愛しているという変わり者なのだ。そんな彼女が衣緒菜に会おうともせずにこんな夜遅くに私の帰宅を待っていたというのは何かあるようだ。
「怜ちゃん、電話してくれればいいのに」
「うん。でももうちょっとしたら帰るつもりでしたし」
「まあいい、おいで」
「うん」
エレベーターホールで待つ間、怜のミニスカートを捲り上げて美尻を鷲掴みにしながらキスをした。蕩けてしまいそうな柔肌の感覚と彼女の甘い匂いに股間が熱くなる。性奴隷達とはこうしてどんな時でも気軽に絡む。エレベーターに乗り込み、舌を絡めて愛し合っていると怜の目がトロンとしてきた。
「ちょっと髪伸びたな」
「うん・・・伸ばしてる。長いの嫌い?」
「そんなことないよ。とても良く似合ってるぞ」
「・・・ありがとう、ご主人さま」
私の失態で第一印象は最悪だった彼女が、衣緒菜ほどでないにしても私に対しても愛情を示してくれるようになったのは本当に嬉しいことだ。

エレベーターが最上階に到着すると、ばったりと衣緒菜と鉢合わせた。彼女は怜を見るとプイッと顔を逸らした。その仕草があまりに可愛いので思わず微笑ましい気分になってしまった。。
「なんだ、お前達喧嘩してたのか」
彼女たちはたまに喧嘩をする。怜の愛情が強すぎるのが大抵の原因なのだが、すぐに仲直りするのであまり気にしていない。
「ちょっと出かけてきます」
不機嫌そうに衣緒菜がエレベーターに乗り込んでくる。
「こんなに夜遅くにどこへ行くんだ?」
「別に・・・コンビニとか?」
私は衣緒菜の手を引っ張った。
「うちに来い」
「えっ、でも・・・」
衣緒菜がちらりと怜を見る。怜は俯いて私の腕にしがみついている。
「どうせいつもすぐに仲直りするんだから、さっさとエッチして仲直りするぞ」
私の言葉に由衣が吹き出す。
「ほら、行くぞ。3人で由衣を苛めてやろう」
「ご主人さま!それはダメです!」
楽しそうに笑っていた由衣が急に慌て出す。無理もない。衣緒菜と怜、この二人が手を組んだら大変なことになる。
「私、壊れちゃいます・・・」
彼女の言いぐさに不覚にも胸がときめいてしまった私は由衣を抱きしめて優しくキスをした。
「まったく可愛いやつだな、お前は」
「・・・ふふっ、ありがとうございます」
衣緒菜と怜のおかげでさっきの気まずさもすっかり吹き飛んだ。

「衣緒菜ちゃん、もう許してぇ・・・」
由衣が泣きそうな顔で衣緒菜に懇願する。だが、由衣の股間に顔を埋めた衣緒菜の舌はピチョピチョと卑猥な音を立てながら、由衣のクリトリスを舐め続けている。怜は私と絡み合い、衣緒菜に勝るとも劣らない淫の悦びを全身から解放していた。
「ご主人さまぁ・・・もっとぉ」
衣緒菜や怜のような女達とセックスをしていると、あまりに激しくてまるで濁流に呑み込まれそうになる錯覚に陥るときがある。体力的にも精神的にも極限まで求められて、その先に至福の瞬間が垣間見えたかと思うとまた激しく要求される。だが、苦行ではない。すべてが素晴らしく得難い体験となる。
「イクッ!」
怜がギュッと抱きついてきた。同時に膣内が収縮し私のモノを思い切り絞り上げる。この絞りに耐えるのは並大抵のことではない。
「ご主人さまぁ」
絶頂した怜が甘えるようにキスをねだる。まだ繋がったまま、貪るようにキスを交わす。少し余裕ができると近くで由衣の悲鳴にも似た喘ぎ声が聞こえてきて思わず微笑む。
「なあ、怜」
「なあに?」
「由衣が泣きそうだから、助けてやってくれ」
「・・・うん、でも・・・」
「衣緒菜だってお前のことを待ってると思うぞ」
そう言うと怜の顔がパッと輝いた。一時期は氷の美女とも形容された彼女は随分と表情豊かになり魅力的になった。ちなみにセックスで衣緒菜と対等に張り合える性奴隷は彼女だけである。
「行ってきます」
「おう」

ソファーから衣緒菜と怜の絡み合いを眺めていると、着替えた由衣が隣に腰を下ろした。
「随分とお楽しみだったな」
「・・・ご主人さま、ひどいです」
わざとふて腐れたような表情を作って彼女は口を尖らせた。
「さて、やっと二人きりだな」
「・・・はい」
キスをすると、彼女は私の広げた手の中へ甘えるようにに凭れかかった。私は彼女を抱きしめながら、髪の匂いを楽しんだ。火照りを帯びた彼女の身体はしなやかで、私の抱きしめる手のままに形を変え、私の中へ溶け入ってくるように思えた。
「ご主人さま」
「なんだ?」
すぐには返事が返ってこなかった。きっとさっきの話に戻ろうとしているのだなと思った。
「ご主人さまは結婚願望をお持ちなのですか?」
「うーん、ないな」
「そうですか」
髪に隠れて彼女の表情は見えない。どんな顔をしているのだろう。声色は少しだけ寂しそうに感じた。
「だが、相手によるかな」
「相手・・・」
「そう、例えば今俺に身体を預けている女とかな」
由衣は身体を起こしてまっすぐに私を見つめた。
「ご主人さま、私・・・」
彼女は意を決したように話を切り出そうとしたが、気持ちが昂ぶったのかすぐに泣き出してしまった。どうやら『結婚』ということに関しては彼女なりの相当な悩みがあるようだ。彼女はどちらかというと明るい性格だしよく笑う。そんな彼女がこうも取り乱すのだから私などには想像もつかないほど思い詰めた何かがあるのだろう。私たちに気を利かせたのか、あるいは二人きりになりたかったのか、いつの間にか衣緒菜と怜の姿が消えていた。
「もういいよ・・・ゆっくり考えていけばいい」
そう言うのが精一杯だった。彼女にはあまり泣いて欲しくないのだ。
「ほら、もう泣くな」
「・・・ごめんなさい」
彼女が落ち着くまで抱き続けた。やがて身体の震えが止まると、彼女は恥ずかしそうに身体を起こした。涙で化粧が崩れていたが、いつもの穏やかな表情が戻っていた。泣いて真っ赤にした目で私を見つめる。
「ご主人さま」
「ん?」
「・・・いつの日か、もう一度お話しさせていただけますか」
私は彼女の手を取り優しく握ってからゆっくりと頷いた。由衣のためならいつまでも待っていると思う。
「ただ、あんまりぐずぐずしていると手遅れになるぞ。俺の性奴隷達は若くて魅力的な女ばかりだからな」
「もうっ!」
ようやく彼女の顔に笑顔が戻って、再び私に抱きついてきた。

寝る前に携帯電話を見ると七菜からメールが届いていた。長いメールだった。その大部分は由衣についての感想と結婚についての彼女なりの考えだった。最後に衣緒菜と優奈によろしく伝えてほしいと結んでいた。外食したまま別れたのであれっきり会うチャンスがなかった。いつになるか分からないが、七菜にも本当のことを伝えて、彼女に認めてもらいたい。『じゃあ、七菜もおにぃの性奴隷になる!』とか言われると困るが、今日みたいに誤魔化しながらではなくて、ちゃんとお互いを知り合った上でみんなと仲良くして欲しいのだ。

不意の妹の訪問にも驚いたが、衣緒菜のさりげない一言から始まった結婚云々は、まるで示し合わせたかのように七菜からも迫られた形となり、意外にも今日一日中私の心を揺さぶり続けた。いつも頭の片隅にありながら、なかなか具現化しない思いを衣緒菜や七菜によって引き出された感じである。
「何かどっと疲れたな」
隣で寝息を立てている由衣の髪をそっと撫でる。もう彼女なしでは生きてゆけないほど深い愛情を持っているのは事実だ。だが、それがいきなり結婚ということになると、急に現実的な冷めた気持ちになり・・・

由衣の頬にキスをして起こさないように彼女をそっと抱き寄せる。
「とりあえずお前がずっとそばにいてくれれば、結婚なんていつだっていいさ」
彼女の気持ちの整理がついて、彼女がそれを望むならその時考えればいい。そう考えると気持ちが楽になって、ようやく睡魔が襲いかかってくる。
「俺は幸せな男だ」
寝入る直前のまどろみの心地よさに身を任せて、私も夢の世界へ旅立つことにした。

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々