紀子 輪姦サークル2

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紀子 輪姦サークル2
2021年06月29日 23時08分
Fetish Slave Studio

紀子は読書サークルを辞めることに決めた。翌日、そのことを美貴と優子に話すと、彼女達は残念そうに口を尖らせた。
「えー、紀子も一緒に遊ぼうよー」
「でもさ、全然『読書サークル』じゃないじゃん」
「だけどさ・・他にも格好いい人、いるんだよー」
どうやら単なる遊び仲間の集まりのようだ。金持ちのキャバ嬢に群がるイケメンの男達。想像するだけでゾッとする。
「ごめん。バイトしたいし」
「紀子って男いるの?」
「えっ?」
一瞬『彼』の顔がよぎる。
「なんで?」
「だってさ、あんないい男揃いなのに、全然興味なさそうだし」
「うーん、男嫌いかも」
「ふーん」

美貴と優子は本当に残念そうだった。もしかしたら打算とかではなく、遊び仲間に入ってもらいたかっただけかもしれない。夜のバイトの誘いも彼女達の本心だったのかもしれない。
「ごめんね」
「ううん、いいよ。紀子とはいつも一緒だしね」

その日の夕方、講義を終えた紀子は一人でキャンパスを歩いていた。美貴と優子は仕事に出掛けた。それなりのルックスと愛嬌を備えた二人は店の人気嬢になりつつあり、急に忙しくなってきたらしい。彼女達と買い物へ行く機会も随分と減った。奨学金で学費を賄い、アルバイトもせずに『彼』に会いに行っている彼女にとっては、今の状況は大歓迎だ。彼女達とは経済力が違いすぎるので、一緒に買い物へ行くと楽しい反面、かなり惨めな思いをさせられる。

「紀子ちゃん!」
背後から名前を呼ばれた。男の声。面倒臭いのでそのまま無視して歩いていると、声の持ち主はしつこく追ってきて前に立ち塞がった。読書サークルの部屋で会った、シュンという男だった。
「紀子ちゃん、今、無視したでしょー」
軽い調子で会話を作ろうとする。
(無視されたって分かってるんだったら、話し掛けてくるなって)
紀子は曖昧に微笑んで、「急いでるんで」と言って歩き出した。
「ねえねえ、一緒に遊ぼうぜ」
彼の手が紀子の肩にかかる。
「離して」
高校時代の不良少女の血が滾ってくる。憎悪を込めた視線を送るが、彼には通じないようだった。
「そんな怖い顔で睨むなよ。でも、怒った顔も可愛いじゃん」
「何言ってる・・・んっ!」
いきなり背後から口を塞がれた。シュンの他にもう一人いたようだ。男二人が力を合わせれば、紀子を担ぎ上げるくらい造作もない。すぐに建物の陰まで連れ去られる。口はタオルで縛られた。随分と慣れた手つきだった。
「おい、捕獲したぞ。車まわせや」
シュンが携帯で指示を出している。もう一人の男は紀子の両腕をガッチリと押さえつけている。指示が終わると、シュンが紀子の前にしゃがみ、彼女の胸を服の上から鷲掴みした。
「そうそう、この巨乳な。後でじっくりと楽しませてもらうよ」

駐車場らしきところまで慎重に近づいてゆき、やってきた車に乗せられた。読書サークルの部屋で会ったナオトという男が運転をした。もう一人男がいて、紀子は後部座席で二人の男に挟まれる格好になった。両腕はタオルで縛られ、アイマスクをされた。紀子は暴れず大人しくしていた。こんな状態で暴れても彼らを楽しませるだけだし、体力の無駄遣いだ。急に亜美の笑顔が脳裏に浮かんだ。
(今夜は亜美さんとゲームやる約束してたのに・・・)
車はゆっくりと走り出した。

「あー、もうっ!」
亜美がクッションをボムボム叩いている。見ている分には可愛らしいのだが、私はウンザリしていた。
「そんなにイライラするなら、彼女に連絡をしたらどうだ?」
時計の針は夜の七時を指していた。いつもなら紀子は六時前には姿を現す。
「亜美ちゃん、だめだよ。クッション傷んじゃうよ」
由衣が妹を宥めるようにそっと亜美の手に自分の手を重ねる。
「うー、でも!今夜は一緒にゲームやるって約束したのにー」
「お前は小学生か」
亜美は紀子に敬遠されていた。以前、彼女が紀子に科した『制裁』が原因だ。彼女にはそんなつもりはなくても、紀子にとっては恐怖だった。あれ以来、亜美は紀子の天敵になってしまったが、持ち前の陽気さで会う度にお互いの距離を縮めていった。そしてゲームで一緒に遊ぶ約束をするまでになった。今夜の約束をよほど楽しみにしていたのだろう。
「お前の気持ちも分かる。でも、彼女だって都合があるだろ?」
「・・でも、約束したんだから、連絡くらい・・」
「だから、お前から連絡したらどうだ?」
「嫌です。無理矢理なら意味ないです」
亜美は由衣の胸に顔を埋めた。彼女の気持ちは分かる。なんとかしてやりたいが・・・

「へっ、へっ」
亜美のことを考えていると、いつの間にか脇の二人の手が太ももに伸びていた。アイマスクで視界が塞がれている上に、両腕は縛られて口もきけない。紀子は目を閉じ、汚らわしい男達の浸食に耐えた。

車が停まった。外界の音が聞こえてこない。どこかの建物に入ったのかもしれない。
「おい、ここでやっちゃう?」
左隣の男だ。
「俺の車だぞ。シュンの部屋でやれよ」
「バカ!余計なこと言うなって!」
「イッテーなー。別に分かんねえよ。目見えねえんだし」
紀子は車から降ろされ、四人の男に囲まれてエレベータに乗せられた。神経を研ぎ澄ませて階数を推定する。
(五階・・・かな)
『彼』に会うようになってから、紀子は精神的に強くなっていた。今から、男達に弄ばれるだろう。酷いこともされるだろう。しかし、どんなに酷いことされても、殺されるわけじゃない。生きていれば『彼』や彼女達に会える。亜美との約束を破らざるを得ないことだけが悔やまれる。こんな状況では携帯電話で連絡もできない。
(亜美さん、ごめんなさい)
ドアが開く音。閉じる音。半ば引きずるように紀子は部屋の奥へ運ばれる。床に跪かされる。絨毯が敷かれているようだ。
「じゃあ、やっちゃおうぜ」
シュンの声をきっかけに、四人の手が一気に伸びてきた。

紀子は一旦拘束を解かれ、丸裸にされた。と言っても、口のタオルだけは外してもらえなかった。素裸になると、男達の息づかいが荒くなった。
「すっげー」
「おい、縛れよ」
紀子は身動き一つしなかった。相手は四人。見知らぬ建物。逃げ切れる自信はない。きっと性欲さえ満たしてやれば、自分に対する興味も醒めるに違いない。紀子は素裸の状態で再び両腕をタオルで縛られた。
「足はどうする?」
ナオトの質問にシュンがニヤリと口元を歪める。
「バーカ。ヤル時、面倒だろ?」

彼らは抵抗の出来ない紀子の体をまさぐり始めた。やはり胸に興味があるようで、代わる代わる巨乳を弄ぶ。
「でかいなー」
「形も良いし、こんなの見たことないぞ」
「舐めてもいいか?」
「いちいち訊くなよ」
汚らわしい手で胸を嬲られ、舌で乳首を舐められる。左はナオト、右は知らない男。ゾワゾワとおぞましい感触。こんな相手では感じようもないが、体は彼女の意識に逆らって火照り出す。二人の男が胸に顔を埋め、もう二人の男が紀子の下半身を触っている。
(こんな奴らに・・・)
太ももを何度も触られ、汚れた指でクリトリスを剥かれた。舌でペロペロと肉芽を舐められるとさすがに我慢が出来なかった。
(声だけは・・・)
こんな奴らに喘ぎ声なんて聞かれたくない。調子づかせるだけだ。紀子は下唇を強く噛み、ひたすら耐える。やがて、蜜壺に指が入り込み、力任せに掻き回された。慣れない手つきでとにかく激しく刺激を与えようとしてくる。シュンは見た目の印象よりもずっと女性経験が浅いようだ。彼の責めは痛いだけだった。

胸を味わったナオトがシュンと交代して、下半身を触り始めた。
「んっ!」
タオルで口を塞がれていたのが幸いした。紀子は思わず喘ぎ声を漏らしてしまったのだ。
(こいつ・・うまい)
ナオトは女性経験が豊富らしく、『ツボ』を心得ているようだ。感じる箇所を丹念に責めてくる。紀子は焦り始めた。
「何だ?こいつ、濡れてるぞ?」
男の一人が嬉しくて仕方がないといった様子で声を上げた。ピチャピチャと音がする。ナオトはそれをサポートするようにクリトリスを刺激し続ける。
(いやぁぁ・・・)
四人がかりの責めに耐えていた紀子だったが、次第に抵抗する気が薄れ、何も考えられなくなっていった。強烈なのはナオト一人だが、同時に何カ所も責められてしまうので、どうしようもないのだ。
「んぅ・・んぅぅ・・」
「お、声出てきたな。どうする?タオル外すか?こいつの声、聞きたいし」
「だめだ!隣に聞こえたらどうするんだよ!」
「だって、女の喘ぎ声聞かれたって、アダルトビデオ見てんのと同じじゃん」
「ちげーよ!こいつがいきなり大声出したらマズイだろうが!」
こんなバカな男達に陵辱されて濡れている自分が情けない。

(今、何時だろう)
紀子は視線を巡らすが、仰向けに寝かされた状態では天井しか見えない。藻掻く振りをして身を捩ると、壁に掛かった大きな時計が目に入った。時計の針は七時半を指していた。講義が終わって大学のキャンパスを歩いていたのが五時すぎ。車でどのくらい移動したのかは分からない。目隠しをされていたので、時間の感覚が掴めなかったのだ。いずれにせよ、一時間近く彼らに陵辱されていることは間違いない。この間に一度だけ昇天してしまった。もちろん、そんな素振りは微塵も見せない。
「さあて、紀子ちゃんも飽きてきただろうし」
紀子の体を存分に味わい尽くした男達は興奮していた。
「おい、叫んだりしたら殴るからな」
幼稚な脅し文句に屈するつもりはなかったが、紀子は素直に肯いた。
(何でもいいから早く終わって・・・)
タオルが解かれ、口が自由になった。その途端に、見知らぬ男のモノが口の中に突っ込まれた。
「おら、フェラしろよ」
仕方なく、舌を使ってフェラをする。彼女のフェラが上手なのか、一人目は数分で彼女の口の中に精液をまき散らした。異臭と気持ち悪い感触で紀子は眉を顰め、精液を吐き出した。
「バカ!絨毯が汚れるだろうが!」
慌ててシュンがティッシュで汚れを擦る。その様子を眺めて、紀子に余裕が出てきた。
(擦ったら汚れが取れなくなるよ、バカ男)

すぐに二本目をくわえさせられる。この男も数分で果てた。紀子はさっきと同じように絨毯に吐き出した。シュンが大慌てでティッシュを取り出す。
「こいつ、うますぎるよ」
「風俗とかやってたんじゃね?」
あえなく撃退されてしまった男二人が口々に負け惜しみのような言い訳をしている。それを聞いてシュンが自分のモノを紀子の口にねじ込んだ。
「絨毯に吐くなよ、糞女」
紀子は機械的にフェラをした。以前、衣緒菜に教えてもらったテクニックであっという間にシュンを追い込む。
「おお!!!やべええ!!」
生暖かい液体が口の中に広がり、同じように絨毯に吐き出す。果てたシュンはティッシュで拭き取る余力もないようだった。
(どいつもショボイよ)
あと一人。なんとかなりそうな気がしてきた。紀子はもう一度時計を見た。八時。
(早くここから・・・)
「おいおい。時計を見る余裕はないぞ」
ナオトは不敵な笑みを浮かべて、自分のモノをさらけ出した。四人の中で一番巨大だった。紀子は大人しくそれを口に含んだ。
「俺はあんな奴らとは違うぞ」
紀子はナオトを睨みつけた。
「おい、こいつのアソコにバイブを突っ込んでくれ」
「よし!」
(ちっ!)
無防備な蜜壺に異物が挿入された。バイブは奇妙な形をしていて、中に入れられただけで強力な刺激を受けた。
「おらおら」
バイブが問答無用で出し入れされる。紀子はフェラに神経を集中する。気を抜けば一気に昇天させられてしまう。
(やばい・・これ・・強すぎる・・スイッチ入れられたら・・・)
目を強くつむり、舌を動かす。スイッチを入れられる前に彼をイカせなければ。しかし、あらゆるテクニックを駆使してもナオトは他の男達のように果てなかった。焦る紀子をよそにバイブのスイッチが入れられた。
「んんっ!!!」
一気に体中に電流が流れ、紀子はナオトのモノを口に含みながら昇天してしまった。

「おい!今、こいつ、イッたよな!」
バイブを持っていたシュンが歓喜の声を上げる。ナオトが口元を歪めた。紀子はナオトのモノをくわえたまま、ギュッと目を瞑った。恥辱、悔しさ、怒り。今なら、彼ら全員を何の躊躇いもなしに殺すことが出来るだろう。しかし、あまりに状況が悪かった。真っ裸にされ、両手はタオルで縛られ、フェラを強要されながら、無防備な蜜壺に強力バイブの刺激を受けている。逃れようがなかった。
「おら、もっと気持ちよくしてくれよ!」
紀子はナオトを睨む。再度、股間の刺激が始まる。
「んっ!!!」
味をしめたシュンが強力バイブを容赦なく突き刺す。次第にフェラどころではなくなった。
「おらおら」
力を失った紀子の口の中を蹂躙するようにナオトが腰を前後に振り出した。紀子は何度も咽せた。呼吸が苦しい。
(もう・・・だめ・・)
抵抗する気力がなくなってしまった。絶望。紀子は再び昇天した。

紀子がガックリと崩れ落ちるのを見て、男四人は優越感に浸った。
「ちょっと休憩したら、今度は中に入れてやる」
「そうだな」
「栄養ドリンクでも買ってくるか?」
男達はにわかに活気づき、はしゃいだ。紀子は裸のまま呆然と絨毯に横たわっていた。
(亜美さん・・・)

九時を回った。亜美は完全に打ちひしがれていた。
「亜美」
彼女は返事をしようともしなかった。奴隷である彼女が私の声に反応しないのは極めて珍しい。
「亜美ちゃん」
由衣が心配そうに亜美の髪を撫でる。
「・・・やっぱり・・紀子ちゃん・・」
亜美の隣に腰を下ろす。案の定、彼女の頬には幾筋も涙が伝っていた。
「ご主人さまぁ・・」
泣きつこうとする彼女を押しとどめる。
「紀子を助けないとな」
「え?」
「由衣、紀子の女友達の店の名前を覚えているか?」
「はい」
「上に伝えてくれ」
由衣が私の部下に紀子の女友達の名前と勤務しているキャバクラ店の情報を伝える。
「こちらへ連れてきますか?」
彼らなら、たとえ彼女達が仕事中だろうとも、忠実に私の命令を遂行してくれるだろう。
「いや、紀子の大学の正門前で落ち合おう」
「了解しました。一時間ほど時間をいただきます」
「よし」
私はそのまま出掛ける支度をした。亜美も立ち上がる。
「ご主人さま、私も行きます」
「足手まといだ。紀子を迎える準備でもしてろ」
「・・・紀子ちゃんを」
「分かっている。由衣、留守頼むぞ」
「はい」
携帯電話のディスプレイを見る。実は先ほどから紀子へ何度か連絡を試みていたが、繋がらなかったのだ。奴隷なら主人の電話を無視することはあり得ない。
「・・・いや、彼女はまだ私の奴隷ではなかったな・・・」
この件が終わったら、もう一度誘ってみるか。

「んん!!・・んぅ!!!」
シュンが紀子に馬なりになって、彼女の巨乳に自分のモノを挟んでいる。口と両腕をタオルで縛られている紀子は為されるがままだった。
「こいつのおっぱい、気持ち良すぎだぜ」
「おい、ちょっと前へいけよ」
「おう」
シュンが前にズレると同時に紀子の中へナオトが入ってきた。
「ん!!」
「すげぇ」
シュンの体重で完全に身動きが取れないところで、ナオトの責めが始まった。とにかく激しく腰を振ってくる。意識が飛びそうになる。
「ん!んん!!」
「おお!!!」
シュンが悲鳴を上げて果てた。彼の精液が紀子の顔にモロにかかった。もちろん防ぐことなんてできない。
「んふぅ!!!」
「おい、俺にもやらせろよ。こいつのデカパイ、気持ちよさそうだからな」
「いいぜ」
代わりの男が紀子に馬乗りになる。呼吸が止まりそうになる。その間もナオトは突き続けた。
「んふぅ!!!んふぅ!!!」
「こいつの声、聞きたいよなー」
「まあ、仕方ないよ」
「おい、ナオト。俺にも入れさせてよ」
「いいぜ」
陵辱は延々と続いた。四人の男が代わる代わる紀子の体を弄ぶ。いつしか紀子は失神してしまった。

私は部下の一人とワゴン車の中で待機していた。紀子が通っている大学の正門前だ。
「ちょっと、離してよ!」
十時過ぎにドアが開き、二人の女性がワゴン車の中へ押し込まれた。仕事用の煌びやかな服装である。
「美貴と優子だな」
「そうだけど、あんたたち、何?」
美貴が興奮して叫んだ。優子は押し黙っている。
「紀子がどこに行ったか知らないか?」
「え?」
「二度も言わせるな」
緊張の糸が切れたのか、優子が突然泣き出した。美貴の顔は真っ青だった。二人ともなんとなく察しがついているようだった。
「あんた、誰?」
「お前と話すつもりはない。紀子はどこへ行った?」
「・・・知らない」
思い切り美貴の頬を張る。派手な音がして彼女の体が吹っ飛び、車体のどこかにぶつかった。
「イッテーなー」
涙声が混じった虚勢。私は美貴を諦め、優子の顎を持ち上げた。涙で化粧が崩れている。
「お前はどうだ?」
薄暗い車内でピチョピチョと液体の流れる音がした。失禁してしまったらしい。
「知っていることを話せ。そうすれば帰してやる」
「・・・し、知りません・・お願い・・・」
「本当か?」
ガクガクと目に見えて震える優子。
「じゃあ、拷問でもするか?」
「ひっ、・・あぅ・・く!!・・・が・・」
優子は大きく目を見開いてそのまま失神した。壊れた人形のようにぎこちなく崩れ落ちる。
「お前達は本当に紀子の友達なのか?」
一瞬の間。美貴が座席の奥でムックリと起きあがる。私と目が合ってすぐに逸らす。窓の外を見つめた横顔はなかなか美しかった。涙の跡が一筋。頬が震えている。怒りだろうか、恐怖だろうか。やがて何の前触れもなく彼女はボソッと呟いた。
「シュンのマンションだよ、きっと」

ワゴン車はシュンのマンションへ向かった。紀子の大学から三十分くらいの距離だった。前方に住人用の駐車場の入り口が見える。大学生には似つかわしくない高級マンションだ。
「ここで間違いないか?」
「あいつはボンボンだから」
「二度も言わせるな」
「・・・変な人。・・・間違いないよ」
美貴は何度かここへ来たことがあるらしい。彼女が嘘を言っている可能性は否定出来ないが、シュンへ警告の連絡をした可能性は極めて低い。部下によってワゴン車へ連れてこられてから今までの間、そういった行動はなかった。失神から目を覚ました優子は終始無言で、彼女が何らかのアクションを起こすとは考えにくい。
「美貴を連れて全員で行け。不利な状況なら無理をするな。私は優子と残る」
「了解しました」

七分後。部下から連絡が入った。
「制圧しました。紀子は無事です」
「よし、現場の様子を出来るだけ保存しろ。人数は?」
「四人です」
「全員、連れてこい」

部下が戻ってくると、四人の男性と入替えに優子と美貴を外へ呼んだ。
「今回の件、お前達の意図はないだろうな」
二人は顔を見合わせた。
「紀子は友達だよ」
「二度も言わせるな」
「意図はない・・・です」
「よし。仕事中に悪かったな。これで仕事に戻れ」
彼女達にタクシー代の五倍程度の金を渡す。
「そんなのいらない」
「そうか。だが、ワゴン車はバカ男四人のせいで満席だ。タクシー代くらい取っておけ」
美貴と優子は素直に肯き、その場を去った。紀子と彼女達の友情は続くのだろうか。私は数秒で結論を出した。
「まあ・・・無理だな」

「さて、いろいろと聞きたいのだが」
男四人は自分達に起こっている事態を把握できていないようだった。天国から地獄へ突き落とされたという事実を受け入れたくないのだろう。
「証拠は全て保存したからこのまま警察へ通報も出来る。だが、どうやら金に困らない裕福層のようだから警察は使わない。金の力でなんとでもなるからな。私の仲間を傷つけた罪は海よりも深い」

その後長期間に渡り、彼らへの制裁が実行された。詳細は割愛する。結果、彼らは学歴、経済力、社会的信用、将来の希望をすべて失った。『死んだ方がまし』というレベルまで徹底的に痛めつけた。『読書サークル』は表向きの隠れ蓑で、仲間内では『輪姦サークル』と呼ばれていたらしい。このレイプ集団のこれまでの余罪についてはすべて警察へ通報した。紀子の件以外の報復はどうでもいいのだ。いくら腐っていてもこれだけ証拠があれば、警察も動かざるをえないだろう。

その晩、紀子を『隠れ家』へ連れ帰った。道中で目を覚ました彼女はキョトンとした顔で私を見た。そしてすぐにすべてを悟り、目に涙を溜めて私に抱きついてきた。
「ごめんなさい」
「お前が謝ることはない」
「じゃあ、ありがとう、ご主人さま」
「ご主人さま?」
「今からあなたの奴隷になる。前から決めてたの」
「そうか。手間が省けて何よりだ」

『隠れ家』へ帰ると、亜美が紀子に飛びついた。
「亜美さん、ごめんなさい。遅れちゃいました」
亜美は何かしゃべろうとしたが声にならず、紀子を抱きしめたまま泣き出した。紀子もつられて泣き出す。
「まったく、主人より先に奴隷仲間に飛びつくやつがあるか」
「じゃあ、わたしが」
由衣がにっこりと笑って抱きついてきた。彼女も紀子の無事を確認して安堵の表情を浮かべていた。
「やっぱりお前が最高だよ」
私は由衣の腰に手をやり、柔らかな唇を優しく奪った。泣きやんだ亜美は紀子にキスをして微笑んだ。紀子も笑った。
「これで仲直りだよ!」
この瞬間、亜美は紀子の天敵ではなくなった。これからはわざわざ『約束』などしなくても、一緒にゲームで遊ぶことができるだろう。彼女に笑顔が戻って良かった。彼女の笑顔は『隠れ家』になくてはならないのだ。

翌日。奴隷を全員集めて、『隠れ家』で紀子の歓迎会をした。
「やったね!」
衣緒菜が嬉しそうにガッツポーズをする。
「これで紀子ちゃんも食べ放題!」
「苛めたらダメだよ、衣緒菜ちゃん」
窘める愛に衣緒菜が無遠慮に抱きつく。
「愛ちゃんも食べ放題!」
「あん!だめぇ・・・」

その日は奴隷六人と思う存分戯れた。歓迎の意味を込めて、全員で紀子を責めた。あまりに強力な刺激に紀子は何度も昇天を繰り返した。
「いやぁぁぁ!!!もう・・もうっ!・・・だめぇぇぇ!!!」
「ああ・・こんなに濡れて・・素敵・」
「ひっ!・・イクっ!!!!」
「ほーら、ここも・・・」
「あひぃぃ!!!だめぇぇ!!!イクイクイクぅ!!!!!」
「なんか衣緒菜ちゃんばっかー」
「うー、みんなで衣緒菜ちゃん襲っちゃえー」
「あれ?由衣さんは?」
「あ!」
由衣と私はソファーで二人きりで抱き合っていた。
「由衣さん!ずるい!」
「あら・・バレちゃった?」
「『あら』って・・・」

『隠れ家』の宴は永遠に続く。もちろん、これで満足はしない。もっともっと絶品を手に入れてやる。それにしても・・・
「由衣、お前、どんどん良い女になっていくよな・・」
由衣がにっこりと微笑む。そして人差し指を立てて、私の唇にそっと当てる。
「シー。せっかく二人きりになれたのに、またみんなにバレちゃいますよ」

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シリーズ連載 : 私と性奴隷たちとの日々